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夢日記778 ~ 学校に芸能人 ~

 職員室で、Y先生(50代・女性)から地図の見方について質問された。やりとりしているうちに、Y先生がそもそも西と東の区別ができていないことが判明した。
 やりとりの後、Y先生は、私の中1の地理の授業を見学したいと言ってきた。そこで、私はY先生といっしょに教室へ向かった。私はチャイムと同時に入室する主義なので、時計を見ながら、チャイムが鳴るはずのタイミングで教室に入った。しかし、なぜかチャイムは鳴らず、1分~2分ほど遅れてチャイムが鳴った。どうやら、中1は特別な行事をおこなっているらしく、その関係でチャイムがなる時間がズレていたらしい。
 とにもかくにも授業は始まったが、その直後に、教室にいた見知らぬ男性がいきなり話し始めた。彼は、教頭であった。教頭は、生徒たちに「ビスマルクって知ってるか?」と質問した。質問に対して、ほぼ全員の生徒が挙手した。教頭がひとりの生徒を指名したところ、その生徒は、唐突に歌を歌い始めた。私は、その歌がおそらく「艦これ」に関係する歌だと感づいた。そして、私は、その生徒が「艦これ」で戦艦ビスマルクについて知っていたのだろうと想像した。
 一方、教頭は歌っている生徒を無視して、再び「ビスマルクって知ってるか?」と質問した。またしても、ほぼ全員の生徒が挙手した。教頭は、先ほどと同様にひとりの生徒を指名したが、その生徒はトンチンカンな発言をした。教頭は呆れ果てたような顔をして、その生徒の発言を無視した。しかし、私は、生徒が言ったトンチンカンな内容が、以前に私が授業で語ったビスマルクについてのマニアックな話だとわかった。そのため、私は心の中で、生徒の発言に理解を示した。
 その後、またしても教頭は「ビスマルクって知ってるか?」と質問した。生徒たちは、やはり、ほぼ全員が挙手した。しかし、教頭は、生徒たちを無視して黒板のところまで歩いていき、板書しながら解説を始めた。私は、教頭が板書している文字があまりにもグニャグニャしているので、何を書いているのか理解できなかった。しかし、よく見ているうちに、教頭が書いているグニャグニャの字が、アルファベットで書いた“Bismark”の文字を極端に崩したものだとわかった。ちなみに、文字を書いている教頭の顔を見てみると、教頭の顔はどう見ても島田紳助であった。
 その授業が終わってから、私は教室の備品を片づけていた。そのとき、強い風が吹いてきて、生徒たちから回収したプリントがあちこちに飛び散った。私が慌てふためきながらプリントを拾い集めていると、ベランダのあたりから、男性の伸びやかな歌声が聞こえてきた。男性の歌唱力はかなりのものであったが、私は彼が歌っている歌を知らなかった。一方、教室にいた数名のベテランの先生はその歌を知っているのか、彼が歌うのに合わせて、小声で口ずさんだりしていた。
 しばらくして、歌っていた男がベランダから離れ、歌いながら私の近くにやってきた。私がその男の顔を確認したところ、その男が芸人のレイザーラモンRGであることがわかった。私は、以前にRGをテレビで見たとき、「がんばって歌ってはいるが、そこまでの歌唱力ではない」と思った。しかし、私の目の前で歌っているRGは、かなりの歌唱力であった。私は、「長年にわたってテレビで歌芸を披露しているうちに、徐々に歌唱力が上がってこのレベルに達したのだ」と想像して、ある種の感銘を受けた。

                             < 完 >

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