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夢日記704 ~ 服を盗んだ暴走族 ~

 とあるマンションの1階のロビーが居酒屋のようになっていて、たくさんのテーブルが並んでいた。私は、そのうちのひとつのテーブルについて、公務員試験や資格試験の情報がたくさん書かれた冊子を読んでいた。すると、同じ冊子を持って知人のGさん(約30歳・女性)がやってきて、「これ、どういうことだと思いますか?」と聞いてきた。どうやら、彼女は冊子に載っている試験のひとつを受けたらしい。そして、合否発表の日になったのに何の通知もないので、彼女はどういう状況なのかわからずに困っているようであった。もちろん、私が的確な助言をできるはずはなく、彼女は困りながら去っていった。

 その後、私は店員のような雰囲気の中年男性に「何か注文する?」と声をかけられ、「播磨」という聞いたことのない銘柄のビールを注文した。その際、私はその中年男性に自分が酒飲みだと思われるのがイヤで、「こんなモノ、毎日飲んでいるわけではないですよ」と告げた。しかし、実際には毎日のように酒を飲んでいたため、私はウソをついてしまったような気持ちになって、胸が痛かった。

 しばらくして、Gさんを含む何名かの服が盗まれるという事件が発生した。しかし、まもなく、服はキレイにたたまれた状態で見つかった。服の近くに置いてあった書き置きのようなものによれば、どうやら、暴走族のような集団が服を盗んだらしいが、彼らはすぐに改心して、服を戻したらしい。このタイミングで、その暴走族の頭の男がバイクで走り去るようすが私の視界に入った。その男の顔つきは非常に精悍であり、雰囲気だけは正義の味方のようであった。私は「暴走族の中にもマトモなヤツがいる」と、心の中で彼のことを高く評価した。

                             < 完 >

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