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夢日記651 ~ ギクシャクした末に ~

 私は、長期休暇中にたった1時間だけ地理の講習が割り当てられていた。私は世界史が専門で、地理は門外漢なので、気がすすまないながらも学校へ行った。

 講習がおこなわれる場所は、校外にある、よくわからない観光地のようなところであった。現場に行くと、地理専門のS先生が「これからここでスゴいことが起こる」と言うので見ていると、我々のすぐ目の前で、唐突に小さな竜巻が巻き起こった。

 我々が驚いていると、地理の講習の受講者であるHさんがやってきた。ところが、HさんはS先生が講習の担当教員だと思い込んでいたので、私に軽く会釈しただけで、S先生を追いかけて去っていった。私はどうしたらよいのかわからず、その場で呆然としたのち、講習をするのを諦めて、学校に戻った。

 学校では、私が地理は専門外だからすっぽかしたのだということになっていた。そのため、私はいろんな先生から責められた。しかも、Hさんは、あとで私が担当教員だったということを知って、絶望して家で泣き悲しんだらしい。そういった事情を知ったHさんの母親からも、学校に苦情が寄せられたのだという。苦情の電話の中で、Hさんの母親は「(地理の受験指導もできるような)ちゃんとした社会科の先生になってください」などと言っていたそうである。

 その後、私は「職員のバーベキュー大会に来てください」と主任のO先生らに誘われた。私は気まずいので断ろうとしたが、そのバーベキュー大会はに私を責めるための集まりという意味もあるらしく、私は強制的にバーベキュー大会に参加させられそうになった。そのため、私は「バーベキューに参加する義務はない」と主張して、他の先生方との関係がギクシャクした。

 このタイミングで、私は時空移動をすることに成功して、急に別の世界へ移った。私は、その世界では若い女性の姿になっていた。私の目の前には、長い棒のようなモノがフワフワと浮いており、私はそれを手に取った。棒にはスイッチのようなものがついており、試しにそのスイッチを押したところ、棒が伸びたうえに、レーザーブレードのように輝き始めた。どうやら、その棒は時空を切り裂く力をもつ剣のようであった。

 そのとき、その剣を探し求めている連中が、私の近くまでやってきた。その連中のうちのひとりの男性が、「剣を『4段階め』までにすると、すさまじい勢いで飛ぶことができる」というようなこと口にしたのが聞こえた。私は、剣が伸びたのが『1段階め』で、レーザーブレードのように輝き始めたのが『2段階め』だと推測した。そこで、私は即座にスイッチを2回押して剣を『4段階め』まで成長させ、剣を握ったままロケットのような勢いで飛んでいった。

 着地した先で、少し気持ちを整え、フラフラと歩きながら起床。

                             < 完 >

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