見出し画像

夢日記863 ~ 友人の居場所 ~

 私は、友人のKくんやSくんといっしょに、遊びに行こうと歩き出した。しかし、雨が降ってきたので、私は近くに停めていた自転車をとってきて、彼らといっしょに行こうとした。しかし、彼らは私が自転車をとってくるのを待ってくれず、先に行ってしまった。そこで、私はすばやく自転車をとってきて、慌てて彼らを追いかけた。
 ところが、そんなに時間が経っていないのに、私は彼らの姿を完全に見失ってしまった。私は、カンであちこちを自転車で探し回った。しかし、彼らを見つけることができなかった。迷いに迷って、私は、ついに隣の県までやってきた。この段階で、私は、ようやくLINEでSくんに居場所をたずねた。しかし、Sくんからは曖昧なことばや、何のヒントにもならない写真や、店名がピンボケしていて店が特定できない写真などが次々と送られてきた。
 私は困り果てて、道路わきに自転車を停めて、Sくんから送られてきたメッセージや写真を集中して眺めながら分析した。私はあまりに集中していたので、いつの間にか目の前に警官が立っていて、私に声をかけてきていることに気づかなかった。警官に気づいた私は、慌てて耳にはめていたイヤホンを外し、警官に応対した。すると、警官は「声をかけたのに反応しなかった」と言い出して、違反切符のようなものを切ろうとした。しかも、警官はいきなり電動マッサージ機のようなものを取り出して、私の股間に押し当ててきた。
 私は、警官の異常な行動に動揺した。しかし、周りにいた人々は意外にも親切であり、Sくんの居場所がわからずに困っている私の話を聞いてくれたうえ、いっしょに考えてくれた。その結果、Sくんが送ってきた写真にある店は、私のいる場所のすぐ近くにある駅の近所であることがわかった。
 私は協力してくれた人々に感謝しながら、その店に急いだ。ところが、せっかく店に着いたのに、店は閉店時間をむかえており、店内に入ることはできなかった。しかたなく、私はその店の入口の写真を撮って、「せっかく着いたのに閉店」とメッセージを添えてSくんに写真を送った。しかし、Sくんからの反応は特になく、私は諦めて帰宅することにした。
 今回の一件で人間関係が壊れることが想像されたため、私はすさまじい勢いで家に向かって自転車をこぎながら、たいへん悲しい気持ちであった。
                             < 完 >

↓ Kindle Unlimitedをご利用の方は、無料でお読みいただけます! ↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?