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【詩】どうしようもない夕焼け
頭をひねり潰された僕の残像が
道で抜いた雑草握りしめて
きたない路地裏をうろついている
心を半分あげたのに
残りの半分が急に変色したことが
なんとなく釈然としない
新発売のガムを気分よく噛んでたら
すぐに味がなくなってげんなりする感じ
味がなくなってもガム噛み続けて
気分が悪くなってオエッてなる感じ
電柱に頭をぶつけまくる日々
足し算も引き算も間違えて
節約してるつもりが損してる毎日
ホームレスが空き地で
10円玉を20円で売っているのを見て
この人は天才なんじゃないかと思った
でも30円で売ったらもっと儲かるのに
儲けたお金で貧しい子供達を連れて
回らない寿司屋だって連れていけるのに
両手を夕焼けにかざして眺めた
腐った味噌汁みたいな色の
どうしようもない夕焼けが燦々としてる
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