英語初心者が、英語でプレゼンをするためにやったことを公開します
こんにちは、採用課の新美です。
先週からオリンピックが始まり、コロナ禍の暗いネガティヴなニュースを吹き飛ばしてくれる、前向きに真剣に取り組む選手たちに元気を貰っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、今後海外との隔たりがよりフラットになる世界になるからこそ知っておきたい、英語でプレゼンをする時にやった事をここに記しておきます。
0.きっかけ
昨年春以降、友達と会ったりお食事する機会はほぼなくなってしまいました。
しかし、オンラインイベントを通じて、海外の方と知り合う機会がたくさんありました。
私はSalesforce Japan Women in Tech という「Salesforceにかかわる女性のキャリアを応援するコミュニティ」を運営しています。
↑前回の開催の様子
こういったSalesforceコミュニティは世界中にあるのですが、今まで対面だけだったのが、オンラインで参加できることになったのです!
そんなある日、見知らぬ海外のSalesforceMVPから声がかかりました。
要約すると「私が運営している100DaysofTrailheadでSalesforceに関するナレッジの動画を提供してもらえませんか」という内容でした。
えぇ、もちろん「英語」で。
これが全ての始まりでした。実はこっそりオンライン英会話を2年近く続けてたものの、モチベーションはかなり下がってるし(そもそも、あまりちゃんと勉強し続けてないし)、英語ビギナーが喋って理解できるの?とか思って、かなりネガティヴでした。
素直にそれを伝えた所、「言い回しとか、タイトルとか、なんでも相談乗るよ。あなたの英文も理解できるし大丈夫」って言ってくれて。
多分、こういう時、殆どの日本人が「いや、文章は翻訳ツール使ってるし良いんだけど、発音とかプレゼンは別だよ」って思うでしょ。
でも、折角サポートしてくれると言うなら甘えてみようと思い、チャレンジしてみることにしました。
1.ネタを考える
これは、日本語であってもいつも考えていることですが、最終的に以下3点について考えています。
①伝える相手とそのレベル感
→今回は、Salesforceシステム管理者の初心者~中級者。
②なぜ私が話をすべきなのか
→いちユーザとしての実体験をみんなに共有したいから。
③①②を踏まえて、私が何を伝えたいか
→コロナ禍にどのように業務を変化させ、目標を達成したか。
2.プレゼンの構成を考える
ここが、お国柄が出そうだなと思い(海外の方って、プレゼンの最中に退室する人が多いイメージ)、ちょっとググってみた。
いろんなサイトを見ましたが、それぞれ特に参考にしたのがこちら。
①全体のプレゼン構成
どのサイトもおおよそ同じような事を書いていました。構成の考え方自体は日本語の時と考え方は同じです。
導入:プレゼンの目的と背景、アジェンダ
本論:課題→解決策
結論:まとめ
②スライドやセリフやを作る段階
特に、最初の「英語でプレゼンするときのポイント」が、かなり勉強になりました。
なお、セリフについては、最初に日本語で箇条書きした後、翻訳してみました。また、使う単語や文章(文法含め)はシンプルにします。自分の一部の単語や発音が伝わらなくても、全体で理解してもらうためです。
※翻訳で困ったら、Deepl翻訳と、DMM英会話なんてuKnow?に頼りました。
今回の発表内容は、日本語で紹介していたものを海外のプレゼンテーション用に話す内容を少し編集しました。
仕事の合間を縫って作っているんでここだけで2週間かかりました。日本語の原文があっても時間がかかる作業であることを認識しました。
3.録画について
私はzoomを使いました。
全体で9分程度の短い動画ですが、動画が完成するまでにこのような作業を行いました。
①一気にすべてを録画しない
1スライド話したら止めて、その動画を採用するか都度ジャッジしていました。話す前後3秒ほど余分に録画を残しておくと、あとで編集しやすいです。
※英語初心者で発音に自信がない方へ
ゆとりがあるなら、一度録画した動画をYoutubeへ非公開投稿し自動キャプションをつけて、認識しているかどうかを確認。
正直、ネイティブの発音も拾ってくれないことはあるので、あまり神経質にならなくてよいと個人的に思っています。
あと、最終的にアップするのがYoutube予定であれば、テキスト仕込んでキャプションに設定してくれる機能を使えば、発音がイマイチでも逃げ切れるかと!
②撮り終えたら編集作業
使うツールはPowerPoint!
先日、広報の千葉さんがちょっとした時に使える便利なパワポ便利機能3選!を紹介してくれましたが、動画編集でもパワポが使えるんです!(すっごく便利)
・スライド一枚ごとの動画をパワポの1ページに一つ貼っていく
・余計な間をなくすため、編集する動画を選択し、トリミング
・テロップを入れたいときは、アニメーション効果を活用
・動画が完成したらビデオファイルとして保存
ここまでで3週間くらいかなぁ。。。結構かかってしまいました。
4.完成動画
つらつら書いておいて、実はそこまでの完成度ではありませんが、一応成果も載せておきます。※前後の編集は、100DaysofTrailheadのん営の方が編集してくださっています。
ちゃんと伝わったか心配だったけど、英語ネイティブ圏の方々がコメントくれたりしたので、きっと大丈夫だったかと信じていますw
最後に。。。
今回の取り組みを通じて改めて思ったのは、少なくとも、非ビジネスの場において私が英語を流ちょうに話せるか否かなんて相手側が全然気にしていないということ。私のひどい日常会話レベルに満たない英語を聞いた上で、「今度うちのコミュニティーで話してよ」と言ってくれる人もいる。
もしかすると、私たちが気にしすぎなのかもしれない。
なのでもし、私のように登壇依頼があったら、自信がなくてもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。