子育て 今日も息子を預けられない


「時間が溶ける」と前回のnoteで言った。
元々ある言葉だと思っていたが、もしかしたら、この言葉を初めに作り出したのは私だったのかもしれない。

最近、時間の溶ける化に拍車がかかている。
「分かりました。失礼します。」
相談窓口に電話を掛けた。最後の砦だったが、何の頼りにもならなかった。
緊張の糸が切れたかのように、涙が止まらなくなって、しばらく泣いた。
わんわん泣いた。
何にも大丈夫じゃない。
とっくの昔から、子育てと仕事の両立に疲弊している。

誰かと結婚してしまいたい。
「ママ」
子どもが私を呼ぶ。
呼ばないでほしい。
ゆっくりご飯を作って、ゆっくり買い物を楽しめる程度の時間がほしい。
近くに住む両親は、「いつでも預けにおいで」と言う。
でも実家に行くと少し、迷惑そうな顔をされる。気がする。
私が後ろめたくなっているだけかもしれない。
でもやっぱり、母には母の時間があるのだと思うと気軽に預けられない。

保育園は土曜日も開いている。
でも預かってはもらえない。
何のために、誰のために土曜の保育があるのだろう。
時間が溶けて無くなって心も消えてしまいそうな私であっても、土曜に仕事をしていなければ預かってもらえない。
何のための保育園なんだろう。
私が勝手なのかな。

私が家事をしている間だけでいい。
子供を見ていてくれる人が欲しい。
私を1人にして欲しい。
私に時間を分けて欲しい。

泣きながら、今日の献立を考えている。

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