ゆるふわアニソンランキング(デレマス編)

どうもです。
前回のラブライブ!に続き、勝手にアニソンランキング第二弾です。

前談

今回は「アイドルマスターシンデレラガールズ(以下、デレマス)」の楽曲をランク付けしたろうという記事です。
自分、アイドルマスターはこのデレマスしか知識がなくて。シリーズ種類、初代・デレマス・ミリマス・sideM・シャニマスだっけ?ラブライブ以上にいっぱいあるなーって印象です。

一応初代が流行った時は中高生くらいで、世代っちゃ世代なのだけどあんまり食指が動かなくて。
で、大学生の時にアニソンを漁っていたらキャラソン名義で「あんずのうた」や「メルヘンデビュー!」等とんでもない曲(色んな意味で)あるな、という感じで。プラス当時お付き合いしてた子が本田未央Pで。興味は多少あったのですよ。

で、アニメが始まるとのことで。
自分は「良いアニメや良いゲームは音楽も素晴らしい(但しその対偶は成立しない)」という持論があるのですが、何とOP主題歌の作曲が「田中秀和」さんではありませんか。
当時Wake Up,Girls!等の楽曲提供で徐々に名を上げていったクリエイターさんです。今でこそアニソン界でその名を知らぬ人はいない的な立ち位置ですが。

この曲とか。

この曲とか。(WUG亡霊)

最近だとDIALOGUE+のこの曲とか。

そんな感じで、「とりあえず秀和の曲は聴こう」とデレアニに触れてまぁ、流石のクオリティで。話もそこまで悪くなかったのでなんとなく流れで観てたら秀和さん以外の楽曲もかなり良くて。そのままデレステもやってましたね。スクフェスと同時期に。2015~2017年辺りはそこそこやってたような。

実際、楽曲としてはラブライブよりはデレマス曲のが好みだったりで。
楽曲の数自体がそもそも多いっていうのもあるんですが、それに準じて携わるクリエイターも多く、ジャンルの幅が広いんですよ。そんな感じでデレステやめたその後もゆるりと気になる楽曲は追ったりしていました。
ただ今回この記事を作るにあたり、正直ここ2,3年の曲は追ってなかったので某ニコニコする動画のランキング等で知識を仕入れてきました。どうやらデレマス関連曲だけで429曲(カバー曲含め)あるらしいですね。(昨年末時点)
さすがに全部は捕捉できてないですが、半分以上は恐らく一聴してると思います。サブスクにあれば一挙解決なのだけどね。

ちなみに自分はデレマスにおいてはあんまり誰推しとかないです。強いて言うならしぶりん、ウサミン、ままゆ辺りが好きです。ラブライブもそうですが、単純に楽曲のみの評価です。

それでは、今回はTOP50です。50~31位はダイジェストで。






50→41位

50. EVERMORE (M@STER VERSION) / 城ヶ崎美嘉 (佳村はるか)、神崎蘭子 (内田真礼)、前川みく (高森奈津美)、二宮飛鳥 (青木志貴)、一ノ瀬志希 (藍原ことみ)
49. リトルリドル (M@STER VERSION) /  LittlePOPS
[双葉杏 (五十嵐裕美), 城ヶ崎莉嘉 (山本希望), 二宮飛鳥 (青木志貴), 白坂小梅 (桜咲千依), 早坂美玲 (朝井彩加)]
48. とんでいっちゃいたいの / 一ノ瀬志希 (藍原ことみ), 三村かな子 (大坪由佳), 宮本フレデリカ (髙野麻美)
47.ショコラ・ティアラ / 三村かな子(大坪由佳)
46. アンデッド・ダンスロック (M@STER VERSION) / エルドリッチ・ロアテラー[松永涼 (千菅春香) & 白坂小梅 (桜咲千依)]
45. O-Ku-Ri-Mo-No Sunday! (M@STER VERSION) / miroir
[久川颯 (長江里加) & 久川凪 (立花日菜)]
44. shabon song / 小日向美穂 (津田美波), 城ヶ崎美嘉 (佳村はるか), 相葉夕美 (木村珠莉), 上条春菜 (長島光那), 赤城みりあ (黒沢ともよ)
43. Frozen Tears / 北条加蓮 (渕上舞)
42. lilac time / 相葉夕美 (木村珠莉)
41. ガールズ・イン・ザ・フロンティア (M@STER VERSION) / 渋谷凛 (福原綾香), 早坂美玲 (朝井彩加), 木村夏樹 (安野希世乃), 小日向美穂 (津田美波), 塩見周子 (ルゥ ティン)

この中で一曲自分が紹介したい曲をひとつ。
46位で挙げた「アンデッド・ダンスロック」です。

アニソン作曲家に詳しい方は恐らく知ってるであろうMONACAの広川恵一さんが手掛けてます。
この曲、ギターの音がデレマス曲でもトップクラスに格好良くて。
ただ楽曲のコンセプトは承知なのだけど、肝心のサビでもうちょい開けてほしかった感が。サビが自分好みだったら余裕でTOP10案件でした。

40→31位

40. Jet to the Future (M@STER VERSION) / ロック・ザ・ビート
[多田李衣菜 (青木瑠璃子) & 木村夏樹 (安野希世乃)]
39. ∀NSWER (M@STER VERSION) / individuals
[早坂美玲 (朝井彩加), 森久保乃々 (高橋花林), 星輝子 (松田颯水)]
38. お願い! シンデレラ (M@STER VERSION) /
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS
37. BEYOND THE STARLIGHT (M@STER VERSION) / 城ヶ崎莉嘉 (山本希望), 緒方智絵里 (大空直美), 北条加蓮 (渕上舞), 川島瑞樹 (東山奈央), 大槻唯 (山下七海)
36. 秋風に手を振って / 相葉夕美 (木村珠莉), 多田李衣菜 (青木瑠璃子), 中野有香 (下地紫野)
35. Love∞Destiny (M@STER VERSION) / Masque:Rade
[佐久間まゆ (牧野由依), 北条加蓮 (渕上舞), 小日向美穂 (津田美波), 多田李衣菜 (青木瑠璃子), 緒方智絵里 (大空直美)]
34. Trinity Field (M@STER VERSION) / Triad Primus [渋谷凛(福原綾香), 神谷奈緒(松井恵理子), 北条加蓮(渕上舞)]
33. Shine!! / CINDERELLA PROJECT
32. 夢色ハーモニー / CINDERELLA PROJECT
31. メルヘンデビュー! / 安部菜々 (三宅麻理恵)

この中で1曲取り上げるのは…やっぱり「メルヘンデビュー!」かな。デレマスとはなんぞや、と良くわからないままに聴いて何かすごい曲を聴いたな、と思うと最後まで聴いた後同時に大切な何かを失った気もする曲です。つべに公式音源は無かったのでAmazon musicの視聴版リンクしときます。ちゃんと聴きたい方はアレをアレして下さい。

まぁ要は電波ソングです。東方で有名なIOSYSが手掛けてます。東方詳しくないけど。ちなみにこの曲ライブ映像も某動画サイトに上がってますが非常に「仕事とは何か」を考えさせられる4分30秒です。

それでは、気を取り直してTOP30です。ここからは1曲ずつ触れて行きましょう。





30. Twilight Sky / 多田李衣菜 (青木瑠璃子)

ジャケがなんかはっちゃけてますが普通にキャラ名義のCDもあります(あとこの曲そもそも多田ちゃんソロ名義です)。多田ちゃんは「ロックキャラに憧れてるけど全然知識ないしギターも弾けない」的なキャラだった気がする。
そのキャラ設定を踏まえてか、聴きやすいガールズロック曲。ロキノン系の中でも下北寄り的な。「あ、この流れでサビのキーそれなんだ」「間奏以降の展開なかなか一点張りでストロングスタイルだな」みたいな王道に見せかけ結構面白いことやってる楽曲だと思います。

29. 追い風Running / 乙倉悠貴 (中島由貴)

このキャラ自体はアニメ終了以降に産まれたキャラらしいので知りません、すみません。でもアイドル性の高いポップロック。癖が無い曲なので一聴で好きになる人は多いんじゃないかな。

中の人の中島由貴さんはアース・スター・ドリームとかいう色んな意味で泥舟案件のグループ(曲は悪くなかったと思う)からその圧倒的な華で見事脱出した叩き上げの実力者。一昨年ソロデビューもしてます。この曲すき。⇩

28. ススメ☆オトメ ~jewel parade~ / 島村卯月 (大橋彩香), 渋谷凛 (福原綾香), 本田未央 (原紗友里), 赤城みりあ (黒沢ともよ), 安部菜々 (三宅麻理恵)

はい、田中秀和案件です。
初聴では「割と普通のアニソンだな」と油断してたんですが、後ろで鳴ってるトラックに着目するとコード進行がエグすぎて「えっなになになになになに」と俺の中のオズワルド伊藤(昨年のM-1)が叫びます。そして一旦そこに意識が行った後にリピートするとマジで頭痛くなります。ゲボ出ちゃいます。
色々差し引いて聴けば王道アニソンなので「こんなことなら中途半端に音楽かじるんじゃなかった」の気持ちになります。一応言っておくと上記にも書いた通り400曲以上からこの位置に置いてるので普通に良い曲です。

27. Trancing Pulse / Triad Primus [渋谷凛(福原綾香), 神谷奈緒(松井恵理子), 北条加蓮(渕上舞)]

デレアニ辺りの2015年近辺楽曲の視聴動画、キャラのサムネすら無い。(初期曲はそもそも視聴動画が無い)
アニメの山場で披露された楽曲。作曲はまさかのエレガ上松さん。知ってる限りはこのユニットのもう一曲含めた2曲だけの提供。
さすがエレガ曲と言わんばかりのクオリティで、ゼロ年代後半辺りのアレンジ盛り盛りになる前の奈々さん楽曲風。大好物です。

26. 2nd SIDE / 神谷奈緒 (松井恵理子)

初期曲。視聴動画ないのでAmazon Musicリンク貼っときます。
神谷奈緒はアニメでは先述のTriad Primusのメンバーとして登場。良い意味で古き良きダンサブルなトラックが引っ張るJ-POP感。デレステの属性に準じたクールな雰囲気からちょっと無理してる感のある歌唱とサビのツンデレっぽい詞が良い感じに調和してる。Bメロのコーラスがすごい好き。

25. Snow Wings (M@STER VERSION) / 島村卯月 (大橋彩香), 渋谷凛 (福原綾香), 本田未央 (原紗友里), 大槻唯 (山下七海), 上条春菜 (長島光那)

デレステSingleシリーズの第一弾。
タイトルからベタな冬ソングかと思いきや四つ打ちでBPM速めなかなりエネルギッシュな曲。バックトラックが冬要素ありつつも音色多くて豪華でよき。

24. ラブレター (M@STER VERSION) / ピンクチェックスクール [島村卯月 (大橋彩香), 小日向美穂 (津田美波), 五十嵐響子 (種崎敦美)]

こちらもデレステ曲。当時MV公開でそこそこ話題になった気が。
シャッフルなビートに王道のラブソングな詞とメロが乗っかり楽しい曲。Bメロで4拍子から6/8拍子になるのも揺れ動く心情を表してて良い展開。
どうでもいいけどサビで「ラブレター」を表す振付のとこが今見ると野球のリクエスト判定要求にしか見えない。

個人的に聴いててこの曲思い出しました。

23. TOKIMEKIエスカレート / 城ヶ崎美嘉 (佳村はるか)

初期曲。アニメの劇中歌でも使われてたね。原曲じゃなくてリミックス版が公式視聴動画に上がってました。原曲のが好きです。
この曲も古き良きダンサブルなJ-POP感。アイドル性が強めの歌声だけど楽曲全体に漂うクールな温度感が良きバランス。サビメロの訴求力が強いです。

22. 銀のイルカと熱い風 / 大槻唯 (山下七海), 緒方智絵里 (大空直美), 新田美波 (洲崎綾)

先述の「Snow Wings」と同様にBPM高めの四つ打ちトラックでゴリ押しにかかってる曲。こちらは季節をテーマにした企画盤ということもありとにかく「夏!夏!」といった感じで主張が強い。ここまでされると逆に気持ちが良い。

俊龍さん作曲とのことで、めっちゃこの曲に似てます。特にギターの音とか入れ方とか。

関係ないけど小倉唯さんもう26歳なんだね。そら俺も歳とるわ。

21. 青空リレーション / 高森藍子 (金子有希)

このキャラはアニメにちょい出てたみたいだけど覚えてない。ごめんなさい。でもこの曲すごい好きです。
軽快なリズムと明るいメロで、スキップで散歩しているような感じの楽曲。何気に後ろで動きまくってるベースラインが良きですね。

20. Brand new! / 辻野あかり (梅澤めぐ), 砂塚あきら (富田美憂), 桐生つかさ (河瀬茉希)

この記事を作るにあたり、最近の楽曲もまとめてチェックしないとな、と思って調べたら大当たりだった楽曲。ここら辺まで行くともう新世代って感じでユニットに1人も知ってるキャラ居ないのだけど。
初々しいアイドル曲だなー、と思ってると2Aでちょっとトラップぽくなる辺り今っぽい。

19. 恋色エナジー / 中野有香 (下地紫野)

全く奇を衒ってない超王道アイドルポップス。逆に今どきなかなか無い直球ストレート(言うて発売2016年だけど)。
作編曲が近々だと「おもいでしりとり」の編曲を手掛けた睦月周平さんとのことで、「ぽいわー」となる爽やかトラック。
この声優さん、近々ではテイルズのシオン役を演じてるのだけど全然声違うのでプロってやっぱ凄いですね。

ちなみに睦月作品では富田美憂さんの「Present Moment」が個人的最高傑作です。

18. とどけ! アイドル / 島村卯月 (大橋彩香), 渋谷凛 (福原綾香), 本田未央 (原紗友里), 双葉杏 (五十嵐裕美), 諸星きらり (松嵜麗)

デレステ立ち上げ時の主題歌的立ち位置の楽曲。
おねシンだったりアニメOPだったり、このコンテンツのグランドテーマにあたる楽曲は統一された曲調なのだけど、その系譜。
個人的にコッテコテな曲は苦手なのだけど、この曲はメロディの抜け感が爽やかで自分的に聴きやすかったり。

17. 私色ギフト / 凸レーション [城ヶ崎莉嘉(山本希望),諸星きらり(松嵜麗), 赤城みりあ(黒沢ともよ) with 城ヶ崎美嘉 (佳村はるか)]

アニメで使われた楽曲。詞が社畜Pを泣かせると話題に。
作編曲が渡部チェルとのことで、ストリングス多めだけど上品なトラック。がっつり詞とマッチングした曲展開で、サビの転調でガラッと希望を謳う曲になってるのは今改めて聴き返して良く出来てるなー、と当時よりもそれに感心させられますね。

16. 夕映えプレゼント / CINDERELLA PROJECT

アニメシリーズ一期のED曲。二期の「夢色ハーモニー」も好きだけど自分はこっち派です。何だかんだリアタイで聴いてた曲はどうしても補正かかっちゃいますね。
出サビで一気に取りに来る詞とメロが超好きです。これぞアニメのED曲という感じ。

15. 秘密のトワレ / 一ノ瀬志希 (藍原ことみ)

ファンの間でもかなりの人気曲。二次元とはいえようアイドルにこんな詞歌わすなー。問題作。
色気とキュートとサイコが同居した詞とそれを演出するメロとトラック。アウトロのオルガンがすごい事変っぽい。この曲はけっこうアニソンの中でも変化球だと思うので是非聴いてもらいたい曲の一つ。

確かこの子アニメには出てなかったはずだけど後に発表されたこの子絡みの楽曲の当たり率がエグかったので名前覚えてしまった。(下記のランキング参照)

14. Sparkling Girl / 多田李衣菜 (青木瑠璃子)

上記の「Twilight Sky」で30位に入れた多田ちゃんのソロ2曲目。ファン評価は前者のが高いイメージだけど個人的にはこっちのが好きです。
ロックサウンドは共通してるのだけど前者に比べてこちらはかなり開けたサウンド。後ろにポカリのCMがめっちゃ見える。

13. エヴリデイドリーム / 佐久間まゆ (牧野由依)

世界のユイ・マキノ楽曲。
いや、もともと牧野由依が普通に歌手としてめっちゃ好きで。ARIA曲とか特に。彼女のソロではここまでアイドルアイドルした楽曲は聴けないので「デレマスありがとう」となりました。

往年のアイドルが歌ってそうな王道アイドルポップなのだけど詞がヤンデレ感あって良く読むと怖い。どうやらキャラ自体がそういう感じらしいです。「Everyday/Dream」なのか、「Every/Daydream」なのか。
あとこの子仙台出身設定らしいです。俺も宮城県出身だけど宮城にそういうイメージでもあるのだろうか。

牧野由依楽曲では「ウンディーネ」と「三月物語」が好きです。後者はもっと知られていい曲枠。

12. Romantic Now / 赤城みりあ(黒沢ともよ)

こちらも初期の人気曲。
割と電波曲のジャンルになるのかもだけど楽曲のクオリティが相まって普通にカッコいい曲に仕上がってる。でもアニソン耐性無い人は胸焼け案件だと思う。
Aメロの怒涛の韻踏みのガールズラップ→Bメロの穏やかなメロ運び→サビで開けたメロの王道アニソンという曲展開は今でこそアニソン界隈では珍しくないけどこの曲が発売された2013年ではトリッキーだったかもね。

作曲者のTaku Inoue(通称イノタク)はこの曲を自身の葬式に流して欲しいとのことです。出棺と共にこの電波曲が流れるのは正直ちょい見てみたい。

11. 流れ星キセキ / new generations [島村卯月 (大橋彩香)×渋谷凛 (福原綾香)×本田未央 (原紗友里)]

楽曲としては癖のないポップソングなのだけど、アニメを観た人とそうでない人で上位に来るかどうかは評価が分かれる曲かも。
正直あんまアニメの話の細部までは覚えてないけどこの曲が流れた最終話のシーンは印象に残ってるシーンの一つ。
初期で一緒だったメンツが色々あってそれぞれの道を行きつつラストで再集結という音楽モノあるあるエンドだったのだけど、この大団円感いいよね。ちなみにこちらも作曲渡部チェル。

10. バベル (M@STER VERSION) / Dimension-3 [一ノ瀬志希 (藍原ことみ) & 二宮飛鳥 (青木志貴)]

バッキバキのダンストラック。2019年の楽曲という事もあり、この記事で挙げた曲の中では群を抜いてサウンドがトレンドを取り入れて垢抜けてる。
アニソン、ゲーソンとか関係なくこのジャンルの音楽が好きな人は是非大音量で、ヘッドホンで聴いて欲しいです。そして単純に歌メロが強いです。

9. クレイジークレイジー (M@STER VERSION) / レイジー・レイジー [一ノ瀬志希 (藍原ことみ) & 宮本フレデリカ (高野麻美)]

この曲も上記「バベル」と同様ゴリッゴリのEDM。
全体的なトラックはフューチャーベース、サビでドロップを経て強度の高いメロに行く展開。当時(2018年)、流行ってたなぁこの類の感じ。2022年現在は一周回ってあまり聴かなくなっちゃったサウンド感あるけど自分は大好物です。
実際、当時デレステやめちゃってしばらくしたタイミングでふとiTunes眺めてたらこの楽曲が配信されてて。聴いて見たらめちゃくちゃ洗練されたトラックにびっくりして即購入。その後もこの曲きっかけで随時デレマス関係の楽曲漁ってました。
前職の仕事忙しくなったりでこの記事書くまでまた2年くらい追わなくなったけど。

ちなみに作詞作曲が「Romantic Now」で触れたTaku Inoue(通称イノタク)(別名:名曲しか作れない男)です。以下の文、この人の名前やたら出るので覚えときましょう。

8. Palette (M@STER VERSION) / ピンクチェックスクール[島村卯月 (大橋彩香), 小日向美穂 (津田美波), 五十嵐響子 (種崎敦美)]

24位で挙げたユニット、ピンクチェックスクールの「ラブレター」に続き2曲目。シャッフルっぽいリズムとキュートなラブソングという座組は変えずに、バンドサウンドの躍動感と盛り盛りのSEを混ぜてちょいやんちゃな感じになってるサウンド。一転サビになってメロの残しが強い歌謡曲になるのもリピートして飽きない出来になってると思います。

7. オウムアムアに幸運を / 一ノ瀬志希 (藍原ことみ), 神谷奈緒 (松井恵理子), 黒埼ちとせ (佐倉薫), 佐藤心 (花守ゆみり) & 的場梨沙 (集貝はな)

「うわ…広川恵一(作曲者)、やりやがったな…」という感想の楽曲。誉め言葉です。最初の10秒でおわっとなると思います。これをアニソンのジャンルでやるかと。広川さん曰く「80'sレトロフューチャーロック」を意識したとのことです。

とにかく楽曲展開の多さよ。何メロまであるんだこれ。やってることが完全にプログレですこれ。「やりやがった」導入から始まりエレクトロなAメロからのギターロックのBメロ、そしてサビでシティポップ的な音に。そしてラストの「幸運を運んでく」の怒涛のリフレイン畳みかけで終わると思いきや今時まさかのアウトロのフェードアウトで終わるんかいっていう。

ちなみに「オウムアムア」とは初めて太陽系外から2017年に発見された天体らしいです。この曲で学びを得ました。この記事、通して歌詞の考察的なのはほぼしてないですがその理由は自分がキャラクターやデレマスのストーリーに対して無知なので。改めて書くと単純に楽曲の印象だけでランク付けしてるので詞の考察とかは別の方のブログとかでお願いします。

あとこの曲、デレマス自体のスピンオフ的な立ち位置の曲らしい。広義でコンテンツを追ってないからそこまで詳しくないけど。

6. Hotel Moonside / 速水奏 (飯田友子)

イノタク案件。
こちらはデレアニと同時期にリリースされた個人名義のキャラソンです。
EDMの教科書のようなトラック。ただ鳴ってる音がバキバキでダサさを感じさせない。2015年リアタイでこの曲が出てきた時の衝撃は凄かった。こんなんがキャラソン単位で来るのかと。そして詞も歌唱もとても17歳設定のキャラが歌ってると思えないほどの色気。
あとサビ最後の「今夜」のリフレイン、歌詞見るまで最初「for you」に聴こえてました。

5. S(mile)ING! / 島村卯月 (大橋彩香)

デレアニの主人公、島村卯月のキャラソン。かなりの初期曲です。
恐らくこの曲、原曲だけ知ってる人は捻りのないアイドルポップなので単体で聴いて「この順位まで来る曲かな…」と人によっては疑問符がつくかもですが、アニメ終盤でとんでもない役割を果たしていて。「流れ星キセキ」同様アニメ観た人とそうでない人で評価が分かれる楽曲だと思います。
上の視聴動画は原曲でなくアニメ劇中で使われたバージョン(この為に録り直したとのこと)です。最後の「愛を込めてずっと歌うよ」のフレーズに感情が乗っててそれだけでもう100点です。大橋彩香すげぇ。

タイトルも良いよね。Singの中にmile(主人公が歩んだ距離)が入って、その先にSmilingがあるというトリプルミーニング。

4. Star!! / CINDERELLA PROJECT

冒頭で書いた田中秀和案件です。この曲を聴いて自分はこのコンテンツの楽曲(とアニメ)を追ってみようとなりました。
いわゆるアイマスのテーマ的な構文サウンドは遵守しつつ、自分がそれ以前にWUG等で聴いてきた秀和構文のコードが乗っかるという。秀和はaugコードを接続詞的な感じで多用するよね。あとさりげなーく8回くらい転調してて笑います。でもそれが露骨に聴こえないのはこの人の上品な作風。そして単純に歌メロが強い。
当時「いきなりこのコンテンツの正解を聴かされた」感が半端なかったです。後々以下の記事に書いてるような更にとんでもない曲と巡り合ってるのだけど。

ちなみに出サビの「精一杯」の詞のところは「SAY☆いっぱい」らしい。

3. Tulip (M@STER VERSION) / LiPPS [速水奏 (飯田友子), 塩見周子 (ルゥ ティン), 城ヶ崎美嘉 (佳村はるか), 宮本フレデリカ (高野麻美), 一ノ瀬志希 (藍原ことみ)]

デレステシリーズSingle第二弾、こちらも石濱翔さんのMONACA案件。
いきなりブリッブリのスラップベースから始まる導入。これもリアタイで聴いて衝撃受けたなぁ。花の「チューリップ」とキスの「Chu」を掛けた歌詞。大塚愛もそんな曲あったね。

あまりデレマスやキャラの背景を知らない自分でもしっくり入ってくる挑発的な女性目線な詞にマイナーキーのバンドサウンドが親和性高い。個人的にサビ前のdim7コードの単音弾きがすごい好き。
あと地味に(派手に)この曲裏拍祭りよね。バンド演奏が相当難しいのは素人目にも感じるけどこれグループでの歌唱も相当難しそう。相当なリズム感要求されるだろこれ。

正直、この曲を聴いた時は「Star!!」を越えたデレマス最高傑作、これに勝てるの今後無いだろと思っていたのだけれど…。

2. Radio Happy / 大槻唯 (山下七海)

はい、イノタク案件です。
正直、この曲に関してはアニメ終わって何となくデレステを惰性で続けていた時期に発売された曲で、サビだけ視聴して「まぁ普通にええな」位で音源は入手せず放置してたのだけど後に改めてフルで聴いたら沼落ち。

「Hotel Moonside」を夜のEDMと形容するなら、この「Radio Happy」は快晴のEDM。表題通りラジオがテーマになっている詞なんだけど、AMではなく完全にFMだろうね。ANNで街中がカラフル・スピーカーになるかと言うと。どうだろう。
トラックもAメロは最小限の音とボーカル、徐々にフレーズのユニゾンコーラスが入って来てBメロでEDMマナーの音になりサビで爆発。この流れを知らずにサビonlyで判断しちゃったのは早計だった。やっぱ楽曲は最低ワンコーラスは聴かないと、と思い知らされた一件。
アウトロでシンセがサンバのリズムになった時は流石に笑ったけど。

あと個人的にWUG亡霊やってるのでこのキャラの声を当ててるのが山下七海さんと言うのも大きいです。あのちょい小生意気ボイスで「ほら旅に出ようぜ」って歌われたらもうね。

しかし山下七海さん、WUG時代からソロ曲に恵まれすぎ問題。WUGメンの中でもグループ入りするまでアニメカルチャーに触れてこなかったらしい非オタ勢なのにそういう子のが良曲との巡り合わせが多いという不思議な縁。もう完全にデレステ効果でWUGの人から大槻唯ちゃんの子になったよね。
でも最近あんまりアニメ界隈で見ない気がしなくもない。自分が2次元から離れ気味だからかもだけど。

1. さよならアンドロメダ / 渋谷凛 (福原綾香), 森久保乃々 (高橋花林), 大和亜季 (村中知)

自分的1位、「さよならアンドロメダ」。まず曲名が好み。イノタク案件です。あんまりネットミーム的なのは使いたくないけどこんなん聴かせられたら「イノタク is GOD」と言わざるを得ない。

この曲に関しては完全に後追いで、発売からしばらく経って聴いた上に歌ってるキャラもアニメに出てきた渋谷凛しか知らないのでそこまで思い入れは無く。何が言いたいかと言うと、この楽曲そのもの自体がとんでもない名曲ということです。アニソンや邦楽という括りではなく、純粋に音楽として大好きな曲の一つです。
自分みたいにデレアニ以降あんまりコンテンツ追ってない人、そもそもデレマス知らない人、アニソンに興味が無い人、とりあえず一聴して欲しい。そして出来ればフルで聴いて欲しい。6分24秒と長尺なんですけど体感一瞬です(ボーカルはアニメ声なので好み分かれるかもだけど)。

この曲はイノタクということもありクラブミュージックサウンドが根底にあるのだけども、明らかに彼のデレマス提供曲で一線を画しているように感じます。
ジャンル的に言うとBPMが180近いドラムンベース、サビでフューチャーベースの音が入ってくる感じなんですが、トラックよりもメロを全面に押し出していて。儚げな詞も相まって「歌の力」を相当引き出してます。当時のトレンドを取り入れつつもあくまで主人公は良いメロと良い歌と言わんばかりのこの曲、「邦楽」としての気概が非常に高いです。

そしてこの曲、3人の歌い分けパートが完璧。
歌い上げるスタイルで楽曲を締める役割を果たす村中知さん(キャラに無知なので中の人で表記させて頂きます)が推進力になり、
割と癖のあるアニメ系の歌声の高橋花林さんの完璧なパート配置。使い所によっては悪い意味で「萌え系」の曲になってしまう可能性もあるのだけど、ここぞのパートで美味しい所を持っていきかつ曲のカラーを上品に色付けてる。
そしてこの2人の中庸を行く真っすぐな歌声の福原綾香さんが良い意味でこの二人のバランサーになっており、ユニゾン歌唱になった時の3人の親和性が半端ない。

正直、このランキング記事を書こうと思った際「絶対この曲1位だよなぁ…」と思いつつ「でも新曲で新たな発見があるかも」と思い新しいデレマス曲も漁りましたが、勿論良い曲に巡り合いもしたけどやっぱり「さよならアンドロメダ」最強でした。

ちなみにこの曲、けっこう有志でアレンジがされてますが「神尾けい」さんのこのオルタナverがかなり良いです。原曲にも勝るとも劣らない。大前提として原曲が良いからなんだけど。裏で入ってくるクリーンギターのアレンジがすげぇ良いです。
他の再生回数高いのも聴いたけどこのアレンジ、もっと評価されるべき。何も知らない状態で聴いたら普通に公式かと思うクオリティだと思います。


以上、デレマス曲自分的ランキングでした。ここまで見て頂きありがとうございました。最後にこの記事のTOP30まとめ・iTunesのTOP50リストを貼って締めたいと思います。

それではまた、次の記事で。


30→1位

30. Twilight Sky / 多田李衣菜 (青木瑠璃子)
29. 追い風Running / 乙倉悠貴 (中島由貴)
28. ススメ☆オトメ ~jewel parade~ 
/ 島村卯月 (大橋彩香), 渋谷凛 (福原綾香), 本田未央 (原紗友里), 赤城みりあ (黒沢ともよ), 安部菜々 (三宅麻理恵)
27. Trancing Pulse / Triad Primus [渋谷凛(福原綾香), 神谷奈緒(松井恵理子), 北条加蓮(渕上舞)]
26. 2nd SIDE / 神谷奈緒 (松井恵理子)
25. Snow Wings (M@STER VERSION) 
/ 島村卯月 (大橋彩香), 渋谷凛 (福原綾香), 本田未央 (原紗友里), 大槻唯 (山下七海), 上条春菜 (長島光那)
24. ラブレター (M@STER VERSION) 
/ ピンクチェックスクール [島村卯月 (大橋彩香), 小日向美穂 (津田美波), 五十嵐響子 (種崎敦美)]
23. TOKIMEKIエスカレート / 城ヶ崎美嘉 (佳村はるか)
22. 銀のイルカと熱い風 / 大槻唯 (山下七海), 緒方智絵里 (大空直美), 新田美波 (洲崎綾)
21. 青空リレーション / 高森藍子 (金子有希)
20. Brand new! / 辻野あかり (梅澤めぐ), 砂塚あきら (富田美憂), 桐生つかさ (河瀬茉希)
19. 恋色エナジー / 中野有香 (下地紫野)
18. とどけ! アイドル / 島村卯月 (大橋彩香), 渋谷凛 (福原綾香), 本田未央 (原紗友里), 双葉杏 (五十嵐裕美), 諸星きらり (松嵜麗)
17. 私色ギフト / 凸レーション [城ヶ崎莉嘉(山本希望),諸星きらり(松嵜麗), 赤城みりあ(黒沢ともよ) with 城ヶ崎美嘉 (佳村はるか)]
16. 夕映えプレゼント / CINDERELLA PROJECT
15. 秘密のトワレ / 一ノ瀬志希 (藍原ことみ)
14. Sparkling Girl / 多田李衣菜 (青木瑠璃子)
13. エヴリデイドリーム / 佐久間まゆ (牧野由依)
12. Romantic Now / 赤城みりあ(黒沢ともよ)
11. 流れ星キセキ / new generations [島村卯月 (大橋彩香)×渋谷凛 (福原綾香)×本田未央 (原紗友里)]
10. バベル (M@STER VERSION) / Dimension-3 [一ノ瀬志希 (藍原ことみ) & 二宮飛鳥 (青木志貴)]
9. クレイジークレイジー (M@STER VERSION) / レイジー・レイジー [一ノ瀬志希 (藍原ことみ) & 宮本フレデリカ (高野麻美)]
8. Palette (M@STER VERSION) 
/ ピンクチェックスクール[島村卯月 (大橋彩香), 小日向美穂 (津田美波), 五十嵐響子 (種崎敦美)]
7. オウムアムアに幸運を 
/ 一ノ瀬志希 (藍原ことみ), 神谷奈緒 (松井恵理子), 黒埼ちとせ (佐倉薫), 佐藤心 (花守ゆみり) & 的場梨沙 (集貝はな)
6. Hotel Moonside / 速水奏 (飯田友子)
5. S(mile)ING! / 島村卯月 (大橋彩香)
4. Star!! / CINDERELLA PROJECT
3. Tulip (M@STER VERSION) 
/ LiPPS [速水奏 (飯田友子), 塩見周子 (ルゥ ティン), 城ヶ崎美嘉 (佳村はるか), 宮本フレデリカ (高野麻美), 一ノ瀬志希 (藍原ことみ)]
2. Radio Happy / 大槻唯 (山下七海)
1. さよならアンドロメダ 
/ 渋谷凛 (福原綾香), 森久保乃々 (高橋花林), 大和亜季 (村中知)


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