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海外赴任前激務な夫のことが羨ましくなる気持ちの正体

いよいよハズバンドの海外赴任辞令が出まして、
4月頭に彼は渡航することになりました。

私はというと、
今は計画通り彼の渡航までは職探しをせず、
いったん不妊治療に励んでおります↓


そんな中で、
ただでさえTJC(トラディショナルジャパニーズカンパニー)にて激務の彼は渡航前さらに拍車がかかり、土日問わず働いております。

そして、
やる気が起きす、この海外駐在が終わったら
仕事を辞めたいとのたまっております。

はい。定期的に来るやつ、出たって感じです。

本当に大変そうです。
心配だし、全くサステナブルな働き方ではないので、辞めたくなる気持ちもよく分かります。

しなしながら、
そう言われると、むくむくと、
羨ましい
だったら代わりに不妊治療病院に通って(※)、出産して主夫になっていただき、何も気にせずに仕事に邁進出来る権利を譲って欲しい

という黒い気持ちが湧いてきてしまう私は、
ワガママなのでしょうか。

※不妊治療といふものは、結局どんな状況でも基本女性のが圧倒的に時間的身体的負担が大きい。

先日、4月に育休から復職する友人とランチをしました。

11月出産4月復帰という、
なるべく早く復職したい系女子にとっては
黄金プランを実現した彼女。
(日本の保育園事情的におそらく最速)

子育てはどうだい?
と、聞くと、

『夫の年収とか今まで気にならなかったけど、出産してから、自分より年収低くなるなんてことがあったら確実に許せないと思うようになった』とのことで。

最初は意味分からん、と思いましたが、

曰く、実際に出産してみると、
母しか出来ない」ことが結局多く、
自分だけこんなに痛みを伴って出産し、
結局育児もしているにも関わらず、
万が一金まで自分の方が稼ぐようなことがあれば、不公平さに腹が立っておさまらない、
とのことでした。



そんな彼女は、子供の世話でほとんど寝れない中で睡眠時間を削って、産休育休前の残務をこなしています。
それをしないと研究を仕事としている彼女は産休前の成果物(論文)に名前が載らない仕組みだからだそうです。

別の友人は会社の女子トイレでは、
悪阻中バリキャリ女子の吐く音が聞こえるのが日常茶飯事だと言っていました。
そうでもして働かないと、
ポジションを保てないからだそうです。

なんか、

絶望的な事実に気づいてしまったのですが。


人間が作った社会という仕組みの中での昨今の考え方や方向性を一旦置いておくと、

そもそも女性が働きながら出産育児って
生命体として無謀じゃありません?

人々の考えが進化し、
男性が育児に完全に参加な社会になって、
会社が働く長さで評価しなくなったら、
などなど工夫すれば、
幾分か物事がマシになるかもしれません。

でも、
(毎度書いているような気がしますけども)
男性も平等に出産可能かつ母乳を作れるように人類が生物として進化しない限り、

ただただ女性達が自分で自分の首を絞め続けるだけというドMプレイが横行するだけな気しかしない。

このループを抜け出すには女性が一切働かないという選択をするしかないのでは?
とさえ思えてきます。
(え?子供産むなら仕事辞めとく?的な)





我々夫婦共々議論するのが好きなので、
このモヤモヤをハズバンドにぶつけてみました。

オシャカフェでこんなネタを語る夫婦は周りから見たら不快だったかもしれません。

彼の見解は、
物質的な成果や成長自分の価値が決められる世の中であることが原因で、本当に働いて成果を上げることが人生の目標なのか。キャリアブランクを一生懸命埋めて仕事としての成果は達成する必要があるのか。

・女性が女性にしか出来ない部分の子育てをしている間に男性は参加したくても子供に関われないという点で失っている部分がある。

とのことで。

う〜ん。いまいち納得感がない。

一つ目とかおっしゃる通りですし、
こだわらなきゃいいし、人生仕事だけじゃないじゃんって話は頭では分かるんですけど、

生物学的に女性だからというだけで、
仕事で成果上げたいか上げなくてもいいかの
選択』にナチュラル制限がかかってしまうことの悲しさを私は言っているのですよ。

まぁ元々、仕事辛い出世しなくても家族と幸せな人生を歩めればなんでもいい派のハズバンドと、
仕事が楽しくて仕方がないし、評価されるのも嬉しいという気持ちで仕事している私の間には大きな溝があるわけで。

にも関わらず、
圧倒的にハズバンドのが給料が良いし、
(時給換算すれば多分マックより安いが)

辞めたいとかごちゃごちゃ言いながら、
うさぎのしっぽちゃんの給料だけだとねぇ(´-`)
とか言ってくるし、
(マジでうちの会社の給料一本でやってる人々に失礼でウザズバンド)

子供産めるのは私だけだしっていうジレンマ。

前に進むしかないので、
結局、で?って話なんですが、

この先出産の痛み及び、その後の人生諸々自分の首を絞めることが分かってるのに何故、
特段愉快ではない不妊治療という行為に必死になっているのだろうか。

と、妙に冷静になる時があります。

いや、子供のためなんですよ。
分かってるんですよ?分かってますし、
じゃあ妊活辞めればって言われそうですけど、そういうことじゃないんですよ。
子供いないのはもっと嫌なんですよ。

あぁ。説明が難しい、この感情。


とりあえず、
誰かネガティブ情報じゃなくって、
ハッピーな共働き子育てファミリー事情について教えてください。

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