ジャニーズと共に育った者としてアイドルの海外進出と退所に思いを馳せる
「海外で活躍したいから」
という理由で、
ジャニーズの大人気グループである
King & Prince(以下キンプリ)が解散、
一部メンバー退所で世間が騒然となっている
今日この頃です。
キンプリの大ファンというわけではありませんでしたが、イケメン大好きおばさんとしては顔面偏差値の高さとなかなかの歌の上手さに注目してましたし、
海外で活躍する日本人を無条件に応援し隊、
そしてジャニーズ一強の全盛期に青春時代を過ごした私にとっては、胸ザワ案件。
ということで、
本日はジャニーズに感謝を込めつつ、
日本のアイドルの海外進出などについて書きたいと思いました。
ジャニーズ全盛期の思い出
別に聞きたくないかもしれませんが、
まずはジャニーズがどれほどすごかったかを示すためにも30代一般女性のジャニーズとの歩みをまとめます。
小学生時代【入門】:
従姉妹のお姉ちゃんに「SMAPだったら誰がかっこいいか?」と雑誌を見せられてジャニーズ初対面。
「伊藤家の食卓」の三宅健で初めて芸能人をかっこいいと思う
(現30代女性のジャニーズエントリーは80%三宅健説提唱中)
中高時代【ジャニーズ一択黄金時代】:
KinKi Kidsがバズり、光一派か剛派かクラスの女子で大論争。
光一派のわたくしの初めて購入したCDはKinKi Kids。ドラマごくせん(クラスの体感視聴率90%)で松潤と嵐が大バズり。
吹奏楽部同期の譜面に松潤シールが貼ってあったため、パブロフの犬的にファンになる。よってもって、2枚目に購入したCDは嵐のピカンチ。V6 のDarlingを体育祭で踊る曲候補にしたい友人にMD(死語)を貸す。
本物からかけ離れた振り付けでDarlingを発表するも、落選。タッキー&翼の夢物語を親友と体育館の隅で授業中に踊り狂い、体育の成績がただ下がりする。
嵐に引き続きNEWSのバレーボール応援ソングデビューでジャニーズのバレーボール枠が不動となる。
関ジャニ∞でオモシロイケメンという概念が完成。
EXILE紀元前、曲中舌打ちという衝撃的なちょいワルコンセプトでKAT-TUNデビュー。男子含めちょいワル流行。
Hey!Say!JUMPのデビューでついに同年代が出てきて衝撃が走る。
ここで大学生になるので、若干離れますが、
このようにもう全グループすべからくめちゃくちゃバズりかつ時代を作ってたわけなんです。(書いてないグループももちろん含)
このころはYouTubeもインスタもFacebookもSNSは何もなく、情報のソースはテレビ一本。
歌番組(当時週3でやっていた)の次の日、
学校はその話題で持ちきりな時代でした。
そして、その歌番組のイケメン枠を牛耳っていたのはジャニーズ。
オンリーワンオブザオンリーワン。
今となってはEXILE系のLDH、韓流、もろもろのオーディション番組から誕生したアイドルなどなどいますけれども、ジャニーズ以外この世にボーイズグループの事務所は存在しないと思ってましたし、これからもそうであると信じてやまない古き良き時代でした。
ジャニーズ海外進出が今まで何故進まなかったか
では何故そんなに強い事務所から、
「海外進出したいから解散・退所」
というグループが出てきてしまったのか。
素人の私がパッと見て思うことは以下。
慎重派なジャパニーズ文化でSNS導入失敗
昔からジャニーズは権利的なことで写真の使用さえ厳しく、バラエティーでも謎に似顔絵。
その流れかこのご時世においてもちょっと前までタレントのSNS使用禁止。
プレミア感を出したかったのか、なんなのか分からないですけど、ジャニーズの歴史的失敗としか言いようがないと思います。
ここ最近やっと解禁になったものの、時すでに遅し。残念ながらこういう日本的な慎重さでなかなか海外という視点でも乗り遅れ感があったのではないかと思います。
日本ターゲットと海外ターゲットのジレンマ
日本の内輪でウケるものってやはり海外でウケないんですよね。
(昔ポーランド人女性に六本木ヒルズに貼ってある嵐のポスターさして国民的アイドルだと教えたら「子供やん。お前正気か?」的なことを言われました。悲)
今回記事を書く上でキンプリのYouTube真面目に色々見てみましたが、海外進出を目指しているvs日本人にウケる往年のコンテンツとのジレンマをすごく感じて、こりゃもっとガンガン海外行きたいメンバーにとっては、その狭間で色々思ってしまうのではないかなーとか。
(想像でしかないですけど)
私もジャニーズ黄金期で育った人間ですから、日本人向けコンテンツを見ると
『これぞジャニーズやぁー!』
と安心しますし、2500年くらいの日本の歴史教科書には伝統芸能としてのるでしょう。
ただ、海外の人向けにはちょっと、ですよね。
【日本向け】
【海外進出向け】
ホイットニーヒューストンやエリッククラプトンを手がけたベビーフェイスが制作に関与したらしい↓
一方で受け取り手側としても
「君の隣で笑っていたいよ」
とか言ってた子達が急に「you so sexy」
とか言われると、え!なになになにどしたの!?変な物食べた?!とギャップがすごすぎて脳がショートしそうでもありますし、
結局は往年のジャニーズを求めてしまう我々のせいでもあるんですよ。
大人たちのサポート不足
海外制覇したBTSの動画と比べて思ったのが、例えば、英語上手い下手というより、モゴモゴしていて聞き取りづらいということ。
彼らは悪くなくって、日本語ってアクセントと抑揚がない言語だからこそ、ちゃんとそこトレーニングしてあげてって思いました。
誰かそこらへん戦略とか考えてあげるプロの大人はいなかったのだろうか。
本当に海外進出させるなら全部の動画に英語の字幕つけるとか、もっと色々出来ることあったんじゃないのって。
裏で何があったか知るよしもないですけど、なんかしてあげたかったって視点で思ってしまいます。
アイドルだって転職の時代に
少々憶測もありましたので、上部だけのコメントお手柔らかにって感じですが、
(キンプリファンの皆様怒らないでください)
つまるところ一般企業で言う
「この企業で働いてても好きな仕事できなそうだから辞めます」って、
要はそれと同じことが起きてるってだけではあるんですよね。
日本全体に起きていることがアイドル界に起き、SMAPなどのほぼ終身雇用だった時代が終わっただけなのだと思います。
アイドルだって転職していいじゃないかと。
だから、ジャニーズという、
日本が誇る企業の立ち位置が、
変わってきていることが寂しくもありつつ、
自然の流れを受け入れるしかないのかなと。
そして、
キンプリの皆様もまだまだ長いキャリア、
頑張って欲しいと心から思います。
◇
FYI- キンプリが海外進出頑張ってる動画貼っておきます。←記事書くために動画見すぎて普通にファンになった人
(マジで今の仕事辞めて日本のボーイズグループの海外進出を手伝ってあげたい…)
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