映画配給会社 ラビットハウス🐰 公式

『あん』『淵に立つ』『寝ても覚めても』『愛がなんだ』を製作/配給したエレファントハウス…

映画配給会社 ラビットハウス🐰 公式

『あん』『淵に立つ』『寝ても覚めても』『愛がなんだ』を製作/配給したエレファントハウス増田が2020年に始動させた映画配給・企画制作会社です。

最近の記事

月刊ラビット君|2024年3月

第5回大島渚賞記念上映会・授賞式2024年3月17-18日、東京都丸ビルホールで実施された第5回大島渚賞記念上映会・授賞式に参加してきました🐰 国際的な活躍が期待される若手映画監督に贈られる賞として、2019年にぴあフィルムフェスティバルにより創設されたこの賞。今回の受賞者は、ラビットハウス配給で2023年に公開した『遠いところ』の工藤将亮監督でした👏 授賞式には、『遠いところ』で主演を務めた花瀬琴音さんも登壇されました。工藤監督、改めて受賞おめでとうございます😌 衆議

    • 月刊ラビット君|2024年2月~ベルリン国際映画祭現場レポート~

      ベルリン国際映画祭とは? 毎年2月にドイツ・ベルリンで開催される国際映画祭。 フランス・カンヌ国際映画祭、イタリア・ヴェネチア国際映画祭と並ぶ、世界三大国際映画祭の1つです。映画祭では、コンペティション部門を含む各部門にエントリーしている映画の上映や、映画の売買などが行われます。 ベルリンに向け出発✈トルコ航空でベルリンに向け出発! ベルリンの空港に到着!ここから電車に乗って会場まで向かいます🚃 ベルリン国際映画祭会場に到着ベルリン国際映画祭はポツダム広場という場所を中

      • 理系大学院生が映画業界に飛び込んでみた!

        『愛がなんだ』上映会を企画して、”映画”に魅了される初めまして、数か月前からラビットハウスでインターンをしているn子です🐇 今回は連載初回なので、冒頭文「"ひょんなことから"映画配給会社でインターンをすることに…!」の”ひょんなこと”の経緯について、少しお話させていただきます🙌 私は現在、博士号取得を目指して生物分野の大学院生をしています。”博士”、”生物”…これだけを見ると、映画とはなかなか結び付かない私がなぜ映画配給会社ラビットハウスでインターンをするに至ったかというと

        • 映画『葬送のカーネーション』ー本作を取り上げてくださった記事等の紹介

          1. ベキル・ビュルビュル監督インタビュー『葬送のカーネーション』に刻まれた生と死の時間 空想と現実の間で監督は何を描いた?(Real Sound 映画部) 日本での公開にあたって行われた、ベキル・ビュルビュル監督へのインタビューです。撮影時の裏話や劇中シーンについて監督の想いなどが語られています。 『クローブとカーネーション』Q&A|”Cloves & Carnations” Q&A(東京国際映画祭) 本作は2022年の東京国際映画祭・アジアの未来部門に、『クローブ

          映画『葬送のカーネーション』ー映画評論家 暉峻 創三による解説

          心の奥に傷をしまいこんだ少女とその祖父が、祖父の妻の亡骸と共にトルコの南東アナトリア地方を旅していく。目指すのは、国境の向こう側の故国。難民である祖父は、愛する妻の遺体を故郷の地に埋葬することを約束していた。  同じくトルコを舞台に、少女がその父と過ごした2人きりの旅の日々を描いて世界の称賛を浴びた「aftersun アフターサン」とは対照的に、「葬送のカーネーション」の少女とその祖父の2人きりの旅には、陽光のきらめきも、豪奢な環境も、苦難とは隔絶した甘美な時間も、ない。

          映画『葬送のカーネーション』ー映画評論家 暉峻 創三による解説

          映画『葬送のカーネーション』ー原題「Bir Tutam Karanfil」と海外タイトル「Cloves & Carnations」について

          トルコ語の原題は、「クローブをひとつまみ」です。 クローブ(丁子)のエピソードが劇中に出てきたのはお気づきでしょうか。 トラック運転手のおばさんが、ふたりにキャンディーを与えようとすると、ムサは歯痛があるので遠慮する場面です。その時に丸い缶に入ったクローブを与えます。クローブには殺菌作用があるからです。その後死体が異臭を発してきた時にムサが残っていたクローブを臭い消しのために箱の中に入れます。ハリメは、このクローブと同音異義であるカーネーションの造花をリュックに入れて持ち歩い

          映画『葬送のカーネーション』ー原題「Bir Tutam Karanfil」と海外タイトル「Cloves & Carnations」について

          映画『葬送のカーネーション』ートルコから日本へ、ベキル・ビュルビュル監督より劇場公開決定によせて

          昨年、東京国際映画祭でワールドプレミア上映をしていただき、監督として、とてもエキサイティングな経験をしました。上映後は、思ってもみなかったお祝いの言葉や評価をいただき、心から感謝しています。 死と旅という題材は、私が常に深く考えてきたテーマであり、小津安二郎監督から受け継いだレガシーでもあります(日本に来てすぐに彼のお墓参りをしました)。 私たちは誰もこの世に属していません。母親の胎内にいるときと同じように、私たちの口、鼻、目は、そのときは何の役にも立たないにもかかわ

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          映画『葬送のカーネーション』深田晃司監督トークイベントレポート

          2024年1月12日(金)より、ラビットハウス配給で全国順次公開中の映画『葬送のカーネーション』。公開初日、ヒューマントラストシネマ有楽町にて本編上映後に深田晃司監督のトークイベントを実施しました。 深田監督と司会を務めたラビットハウス代表の増田とのやり取りの模様をお届けします! "メメントモリ”を描いた最新芸術としての『葬送のカーネーション』深田監督: 一度モニターでは見させてもらっていたのですけど、スクリーンで見たいと思い、今日も見させてもらいました。やっぱり良かったで

          映画『葬送のカーネーション』深田晃司監督トークイベントレポート