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映画『葬送のカーネーション』ートルコから日本へ、ベキル・ビュルビュル監督より劇場公開決定によせて

2024年1月12日(金)から全国順次公開中の映画『葬送のカーネーション』。noteでは、本作への理解がより深まる記事をお届け中!
今回は、『葬送のカーネーション』のベキル・ビュルビュル監督からのコメントを紹介します🙌

昨年、東京国際映画祭でワールドプレミア上映をしていただき、監督として、とてもエキサイティングな経験をしました。上映後は、思ってもみなかったお祝いの言葉や評価をいただき、心から感謝しています。
 
死と旅という題材は、私が常に深く考えてきたテーマであり、小津安二郎監督から受け継いだレガシーでもあります(日本に来てすぐに彼のお墓参りをしました)。
 
私たちは誰もこの世に属していません。母親の胎内にいるときと同じように、私たちの口、鼻、目は、そのときは何の役にも立たないにもかかわらず、来世への贈り物として与えられる器官です。同様に、私たちはこの世で非現実的な多くの感情や欲望を抱いています。(すべてを手に入れたい、永遠に生きたい、鳥のように空を飛びたいなど)。
 
このような神秘のサイクルを感じながら、私は「葬送のカーネーション」を作りました。この映画を通じて皆さんとつながることができるのは、さらにエキサイティングなことだと感じています。

【監督プロフィール&ステイトメント】 ベキル・ビュルビュル  
トルコ・中央アナトリアの主要都市コンヤ出身。 一作目の短編ドキュメンタリー映画 “BULGUR MILL”が多数の映画祭へ出品され注目を集める。続く長編デビュー作 “MY SHORT WORDS”も30以上の映画祭で上映され、多数の作品賞を受賞。イランの映画祭で国際審査員を務めた経験も。「葬送のカーネーション」は長編2作目。   2016 - BULGUR MILL - (30’ Documentary) 2018 – MY SHORT WORDS – (71’) 2022 – CLOVES & CARNATIONS (2nd Feature Fiction)

本コメントを含む、内容盛りだくさんの『葬送のカーネーション』パンフレットは上映劇場にて販売中!本作をご鑑賞の際は、ぜひこちらも併せてお楽しみ下さい💁‍♂️

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