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マイレシピをAI化する / NotebookLM使ってみた話

事業会社でデジタル推進をやっている元コンサルが、日常生活にコンサル脳を持ち込む話。

週に1〜2回程度テレワークになって以降、家庭内で料理の機会が増えた。
家庭料理には、ロジカルにプロセスやコストの効率性を追求できる面白さや、創作でクリエイティビティが要求されたりと、コンサルタント的人間がハマる要素があり、そろそろ自称「料理人」である。

さて、献立を考えるのがおっくうである。
「料理人」気取りでいるものの「THE主婦」のような悩みである。
ここはトレンドの生成AIを活用して解決手段を考えたい。

Googleが2024年6月にリリースした「NotebookLM」を使う。

平たく言うと自分だけのオリジナルチャットボットが作れるサービスである。

手元のテキストファイル・DOC・PDFなんかをブチ込めば、そこに書いてある知識を学習して、チャットで色々検索に答えてくれるAIを作ることができる。

実はこれまでの料理経験のなかで料理本やYouTubeで学んだレシピで「リピートしたい!」と思えるものはメモアプリ(OneNote)に書き溜めていた。

メモアプリに書き溜めたマイレシピの例


料理の写真・材料・作り方・出展元のURLや書籍などをMarkdown的にまとめたもので、これがボツになったものを除いても120以上ある。

これをNotebookLMに学習させてみることにした。

合計230MBのPDFファイルとなった我が精鋭のレシピをアップロード。
NotebookLM氏は数秒で学習したようだ。

早速頼んでもいないのにサマリーを自動生成してきた。

概要
これらのソースは、日本食や洋食、中華など様々な料理のレシピをまとめたものです。ソースは、料理の名前、材料、作り方、そして参考URLで構成されています。料理のバリエーション、作り方が詳細に説明されており、料理初心者から上級者まで役立つ情報が満載です。

Google NotebookLMの回答

お褒めいただき?光栄ですな。

準備が整ったのでチャットボットに問い合わせしてみる。
「献立を考えるのがおっくう」は解決できるだろうか?

私のプロンプト:

冷蔵庫にはきのこ類がたくさん余っています。
明日の夕方は洋食にしたいのですが、アップロードしたPDFの中にあるメニューから、
オススメの主菜と副菜を提案してください。
明日は平日なので、昼間は仕事です。
あまり時間のかかるものは作れません。

冷蔵庫にきのこ類がたくさん余っているとのことですね! 明日の夕飯に洋食をご希望とのことで、 きのこをたっぷり使った、簡単に作れる主菜と副菜 をいくつか提案させていただきます。

主菜
きのこクリームパスタ: きのこをたっぷり使い、生クリームでコクを出すパスタは、簡単に作れて満足感も高い一品です。パスタの種類はお好みで、スパゲッティ、ペンネ、フジッリなど、色々な形を試してみましょう。12 ソースは、ベーコンやソーセージなどを加えてアレンジするのもおすすめです。

しいたけリゾット: しいたけとベーコンを炒めて、ご飯を加えてコンソメで煮込むリゾットは、きのこの風味が楽しめる一品です。

(以下、省略)

Google NotebookLMの回答

まあ、よいのではないだろうか。
実は省略以降、副菜のパートでは私の謹製レシピにないものが勝手に提案されてきてビビったが、それはそれで役に立つ、と前向きに捉えたい。


次は別のシナリオを試す。

NotebookLMはスマホでも使えるはずなので、スーパーでよい食材を見つけたとき、その場で臨機応変に献立を提案してくれるとありがたい。

私のプロンプト:

新鮮なエビが安い。
今日の夜は何を作ったら良いでしょうか?
副菜と主菜の組み合わせで提案してください。

新鮮なエビがお安いとのこと、素晴らしいですね!今日の夕食にぴったりの主菜と副菜の組み合わせを、ソースからいくつか提案させていただきます。

主菜
エビと野菜の炒め物: ソース12では、エビを背開きにして背ワタを取り除き、塩、コショウ、紹興酒、水、片栗粉、サラダ油で下味をつける方法が紹介されています。ネギと生姜を炒めて香りを出した後、野菜とエビを加えて炒め、合わせ調味料を加えて煮込みます。仕上げにごま油とネギ油を加えれば、本格的な味わいに。

(以下、省略)

Google NotebookLMの回答

いいね。イケる。

今後のAI自体の進化にも期待しつつ、プロンプトも色々考えていこう、と思った話。

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