見出し画像

作戦【いのち大事に】〜二次障害について〜

いのちに勝る優先度はない
生きろ


発達障害と二次障害

発達障害を抱えて社会生活を営むことは個人差こそあれ、それなりに負荷がかかります。
普通の人が何も意識すること無くできる生活を、我々は工夫をして生きなければいけません。時にはしなくて良いこともやらないと普通に社会生活すら送れないのです。
生活に負荷がかかると、なにかしら歪が生まれます。これが所謂二次障害です。

私は、うつ病を患いましたが、双極性障害や不安障害や強迫性障害といった気分障害に属する疾病を患って闘っているいる人もいます。
この二次障害ですが甘くみてはいけません。死に至る病気だと私は考えています。
私も過去に何度か自殺未遂をしています。今生きているのは偶然であり、生きていることに感謝さえしています。
うつ病は「心の風邪」と言われていますが、症状は風邪なんて生易しいものではないですが、風邪ぐらい誰でも罹患する可能性の高い病気だと思います。
私の知る限り、発達障害の人で程度の差こそあれ二次障害を持っていない人はいません。純粋に発達障害だけで心療内科に通っている人はほとんど居ないのでないでしょうか。

発達障害だから人より頑張らねば!は正解であり間違いでもある

「特性として能力に凸凹がある。その凹を埋めるために人より努力しないと」
「生きづらさがあるけど我慢して頑張らないと」
発達障害を自覚していると、こういった思考が浮かんでくることがあります。
それ自体を否定するつもりはありません。間違った考え方ではないし、それぐらいのモチベーションがないと乗り切れない状況だってあると思います。
ただ、二次障害を甘くみない方が良いとだけ言っておきたいと思います。
正直、生きづらいです。人より頑張ってようやく人並みに評価されるのですから。
頑張りたい気持ちも分かります。
だけど、作戦は【いのち大事に】です。時には逃げることも休むことも優先させ無ければなりません。

仕事であるいは学校で、耐え抜いて耐え抜いて限界を突破して、そして気がつけば精神疾患になっていた場合、そのダメージは簡単には癒えてくれません。
うつ病かもと思って早めに受診した人は、治りも早いらしいです。
一度重篤な精神疾患に陥れば、そこから抜け出すのは容易ではなく、何十年、下手したら一生付き纏われることになります。
私もうつ病歴5年になりましたが、薬の量は全く減っていないし、最近でも気分的に落ち込む日はあります。寛解までの道のりは見えていません。

いのちは何よりも優先される

発達障害が二次障害に陥りやすく、そしてその二次障害が命を脅かす存在だということは分かってもらえたかと思います。
二次障害が発症していない発達障害のみなさん、またグレーゾーンの方もどうか、いつも逃げる選択肢を持っておいてください。
仕事を放棄しても代わりに誰かやってくれる人がいます。
学校に行かなくても、少し休んでから取り返すことができます。

繰り返しになりますが、作戦は【いのち大事に】です。
逃げることで何かを諦めないといけない状況になるかもしれません。
逃げることで何かを失うかもしれません。
それでも、投げ出すこと無く、生きることを最優先して欲しいと切に願います。

「うつは甘え」と言う人が、未だに多く居ます。
甘えと思われてもいいので、自分に優しく会って欲しい。そう願うのです。

といったところで今回はここまで。
ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?