叱られること　幸せなこと

仕事に復帰してから数日後、先輩パートさんの1人が体調不良になった。

その先輩パートさんが仕事を思うようにできない分、私が何とかせねば。

もう1人の先輩パートさんは、基本的に仕事熱心とは言えないし。

頑張らなくちゃ！

頑張らないと！

自分でもオーバーワークだと感じていたけど、どうしようもない。私が仕事をしないと営業が回らない。

体調不良の先輩パートさんに、いつもおんぶにだっこだったから、こういう時にこそ恩を返さないと！

と2週間ほどやっていて、今週。

その体調不良だった先輩パートさんから叱られた。

「なにかも1人でやろうとしないで」

「ここは、みんなで仕事する場所だから」

「特別なありがとうも、すみませんもいらない」

がーんと思った。

でも続きはこうだった。

「森うさぎさんが、体調不良だった私のために、頑張ってくれたことは知ってるし、とても助かったし、嬉しかった。

でも最近残業しすぎだし、頑張りすぎてるし、明らかにオーバーワークだよね。

頑張りすぎて、また森うさぎさんに倒れられたり、休まれたりする方が嫌だから。またみんなで仕事したいし。12月みたいに、もう色んな人がヘルプで入りまくるの、私は耐えられない」

先輩パートさんには、私のひとりキリキリマイマイが、バレていた。

それから、そのキリキリマイマイで、ものすごく疲れていることも。

あーあ。自己管理ができない人って、叱られた。
と思った。

でも次の瞬間、叱ってもらえる私は幸せだなとも思った。

私のキリキリマイマイを知っていて、疲れているのを分かってもらえていること。

こんな私でも、また仕事を一緒にやりたいと思ってもらえていること。

それから、そんな働き方じゃ続かないからやめな、と叱ってくれる人が職場にいること。

「みんなで仕事しよう」と言ってくれる人が先輩パートさんであること。

私は人を頼ることが苦手で、「みんなで仕事しよう」の意識が薄れがち。

またやっちゃった。

と思ったし、叱られたということには変わりはないのだが、一日心が軽かった。

「みんなで仕事しよう」は、私がひとりが頑張ることではないのだな。当たり前なんだけど。

「お願い」してもいいし、「投げて」もいい。

頼れないから、頼り方が分からないからひとりで全部やる、はやっぱり改めるべきこと。

自分ひとりでやった方が早いと思っても、自分のペースが乱れて腹が立っても、みんなで仕事って、きっとそういうこと。

叱ってもらえた私はすごく幸せ者だし、またこの職場で頑張れそう。

ここを読んでいるわけではないけど、先輩パートさん、みなさん、ありがとう。

【今日の英作文】
ひょっとすると、今月の家計簿は黒字になるかもしれません。うれしいな。
For all I know, the account of expenses of this month might turn out to be surplus. I'm pleased.

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