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休日の音

ある穏やかに晴れた秋の日。

自分が日記に、ペンでこりこりと字を書く音。

カラスが鳴く声。

風の音。近く遠くの道路を走る車の音。

上の階の人が立てる、うっすらとした生活音。

おだやかに晴れて、日が射す窓辺。

日差しを通すレースのカーテンの白さ。

静かに過ぎていく休日の昼過ぎ。

なんだか眠くなりそう。

音がたくさん鳴っているよりも、音が少ない方が好き。

音がたくさんあると、気持ちがせわしない。ざわざわする。

たくさんの人がいる空間は、その分音が多くて疲れる。

たった一人の部屋で、テレビも音楽もつけずに、静かに日記を書いているような時間が好き。

スマホのメモ帳アプリに、noteの下書きをしている時間も好き。

指がスマホの画面をペコポコ弾いていく無音の音が、時々愉快。

とか思って書いていたら、本当に眠くなってきた。

こんなに穏やかで、静かな時間は、休みの日ならではだなと思う。

ベランダの窓は閉めたまま。

多分開ければ、隣のカラオケ屋さんに来たお客さんの声がするに違いない。

それが面白いなと思える日もあるし、そうでない日もある。

今日は、静かな方がいい。

そういえば、あの小説の中のあの人たちは、あの続きはどうなったんだっけ。

職場の先輩パートさんの脚は良くなるだろうか。

掃除のおじさんの具合は。

支離滅裂に思考を飛ばして、バージニア・ウルフぶってみる。

静かな一人の部屋。

必要なのは、音のない休日。

とは、先週までの話で、昨日の日曜日は1日曇りで、寒くてたまらなかった。

いきなり寒くなって、着る服がないため、動きたくないようと思いながら、衣替えをする。

寒くなると、自分がもっと無口になって、今度はその静けさが冷たさに変わる。

不思議だ。

【今日の英作文】
両親から少ししずつ自立する。
I'll stand by myself from my parents little by little.

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