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平戸城へ

長崎県平戸市の空の城、平戸城へ。

平戸大橋、赤い大きな橋を渡り、平戸島へ入る。平戸市のほとんどが、平戸島という島で、長崎県から陸続きではないとは知らなかった。
正確には、九州本土の西北端、平戸瀬戸を隔てて南北に細長く横たわっている平戸島と、その周辺に点在する大小およそ40の島々から構成されているそう。

平戸城は海に面した高台にあり、天守はもちろん海に面した見奏櫓など、城址内の至る所から見える景色と吹抜ける風が素晴らしい。今見ることのできる平戸城は、昭和37年に復元されたもので、最初に築城された後、2度壊され、2度再建されている。
最初は慶長4年(1599年)に松浦家26代鎮信により、亀岡城(この辺りの地名から日の岳城ともよばれていたそう)が築かれ、完成まで12年。しかし、徳川幕府から豊臣秀吉と親交の深さゆえ、動向を疑われ、その嫌疑をはらうため、慶長18年(1613年)鎮信自ら、城を焼却したとの説があるそう。平戸の約6万石と、城下の民をまもるために、城主自ら火を放ったと。
どんな思いであったのだろうか
その後、松浦家30代棟にて再築を開始、亨保3年(1718年)に完工した。明治4年には廃藩置県後の廃城令により廃城。

26代目鎮信と、30代目のひとつ前の29代目も鎮信、2人の鎮信の物語が、天守内の博物館にて展示されており興味深かった、博物館は2021年にリニューアルされたもので新しい。見応えがあるし、体験できる展示(平戸クイズ、とか)多くて楽しく平戸の歴史を理解できた。
天守台の窓から顔を出すと、お城と一緒の記念撮影ができる。ハウステンボスなど観光施設にも増えているこのサービス、とっても良い。ぜひ訪れたらパチリと一枚、どうぞ♪


天守最上階でスマホがあるとこんな素敵な写真が撮れます


城内の展示、築城当時こんな姿だったのかしら


平戸の街を山側に少しあがり、平戸ザビエル記念教会(カトリック平戸教会)へ。平戸の街を見守るように建つ教会、敷地内に入ると、教会のあるところまで、階段をあがるつくりになっている。これゆえ、教会を前にすると、自然と見上げるかっこうになった。青空を背に、白で縁取られた美しいエメラルドグリーン色の、ピスタチオグリーンかな、美しい姿を見ることができる。天に向かって垂直に伸びる大塔やそれを囲む小塔、窓や扉の尖りアーチ、側面の控柱など、ゴシック建築の要素があるそう。また、壁や柱にほどこされたマーブル模様は、伝統的な漆喰塗りの技法を用いている。手前にはルルドのマリア像もあたたかく美しく佇んでおられた。

こんなに美しいところがあったのか

礼拝堂には入ることができ、ミサなどがなければ、見学できる。
静かな中に天井まで白い壁、
ステンドガラス、窓からの光が眩かった。


学生時代にキリスト教に由来のあるところで過ごしたせいが、教会が好きだし、落ち着くし、身が洗われるような感じがする
神社仏閣、お城を訪れることの方が多いけれど、教会の方が、気分があがることに、今回気がついてしまった
お城めぐりと合わせ、訪れるまちの教会も見てみたい。


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