見出し画像

その一瞬に寄せて

川崎にある浮島町公園
ゴールデンウィーク明けに行った夢見ヶ崎動物公園よりも自宅から遠いのですが、ここも以前から行ってみたかった場所だったので、崩れている体調が比較的問題無さそうな時に、「行動を起こすことは大切だし、きっとなんとかなる。とりあえず今できることをやろう」と思い、勇気とアルプラゾラムをポケットに忍ばせて行ってきました。
とある何気ない晴れた午後のことです。

時には夜空をオレンジ色に染めるフレアスタックのあるものものしいコンビナートや巨大な物流センターなどが立ち並び、大型トラックやトレーラーがひっきりなしに走り回る京浜工業地帯の中、辿り着いたのは、多摩川の河口を挟んで羽田空港が対岸にあり、東京湾アクアラインへのインターチェンジの手前にある公園なのですが、そんな重厚長大で喧騒渦巻く周囲の環境にもかかわらず、この公園に足を踏み入れた途端、「あれ? ここはどこ?」な気持ちになりました。(異世界感)
決して広くはありませんが、想像していたより「森」だったのです。
なるほどここは「川崎区市民健康の森・海風の森」とも呼ばれているようです。(健康大事)

緑に包まれたありふれた喜びとやわらかな光
木漏れ日の向こうに未来を描こう
緑の中で赤が鮮烈なブラシの木

小さな森を抜けると、一気に空と海が広がっていました。(海を見に行こうよ)
それからしばらく見つめていた東京湾の先には、水平線ではなく、京成ローザSKYWAVE FMのある千葉が見えます。(宣伝)
そして空からは飛行機が続々と羽田空港へ着陸態勢で降下してくる様を間近で見ることができました。

飛行機と言えば、事故が起こっては当然大変なので、点検や整備は機体とじっくり対話するかのように行うと聞いたことがあります。
私自身の現在の状況に照らし合わせると、人間も同じように自分の身体と常に対話し、今どのような状態なのか、無理はしていないのか、逆にどこまでならできるのか、何か必要なものはないのか、などを注意深く意識して対応していかなければならないなと切実に思います。
ろくに対話せず放置した結果がこのざまですので、反省を込めて。(ほんとそれ)

東京湾アクアライン方面
まるで初めから行き先を知っていたように並んで飛ぼう
羽田空港方面

ところでこの日は、晴れていても雲が多めの空だったのですが、写真に写っているのは、ほうき雲っぽい感じでしょうか?
このように、雲の名前だとか、植物の名前だとか、誰か氏とたわいもない話ばかりして、のんびりと公園を散歩することができたならば、もっと気分も良くなるのかなと思いながら、五月の海風に吹かれて景色を眺めていました。

当たり前の話ですが、世の中はこの空や海や森のように刻一刻と移り変わっていきます。
一瞬たりとも全てが同じということはありません。
また、人間一人一人にとっても、みんな同じ時間が流れているわけではなく、お互いの空間も距離も方向ももちろん違っていて、偶然なのか必然なのかは分かりませんが、出会いや別れを繰り返しながら、常に伸びたり縮んだり捻れたりしています。
だから、それらが交差し合う「時」や「場」が、途方もなく狂おしいほどかけがえのないものだと痛感させられるような気がするのですが、調子が乱れている今の自分にはその交差の痛みを受け止めきれないだろうなと感じつつも、いつか新しい自分には新しい交差をすることができる日が来るだろうということを信じたいとも思っています。

ということで、なんかよく分からない記事になってしまいました。(通常運転)
でも要は、健康上の理由で一旦現場から離れるという選択をした「一瞬しかない」というアイドルグループのことが今も気になっているし、やっぱり好きだっていう話です。(なんだ、ただの戯言か)
この曲を聴けば、記事に引用しまくりなのが分かると思います。
それではお聴きください。
「一瞬しかない」で「きっと君を好きになる」

なお、世に出ている音源で聴こえる歌声はその頃に交差し合った歌声であって、ライブではもう変わっているということは、アイドルではよくあることです。
そしてまた今後も更に変わっていくことになったとしても、この曲はこれからもずっと歌い継がれていって欲しい不朽の超名曲だと思います。(宣伝)

この記事が参加している募集

#一度は行きたいあの場所

52,132件

#今月の振り返り

13,058件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?