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第13回私がアメリカに留学した理由-日本とアメリカ-

こんにちは、ナナです☔️
私はアメリカ、カリフォルニア州の大学に通っていて、今は夏休みのため日本に帰国中です🇯🇵
アメリカに留学してから約2年が経ちました。なぜアメリカに留学しようと思ったのか、その理由を忘れてしまうほど毎日忙しく充実しています。
今回はこれから留学を考えている方に一参考になればと思い(そして私の記録のためにも)、私が留学した理由について書きたいと思います


理由1:家族のすすめ

私は幼い頃から、家族から「いつでも海外に出られるようにしておきなさい」と言われていました。祖父は日本人ですがヨーロッパの大学で教鞭を取っていたり、親戚がアメリカのMBA出身ということもあり海外志向の強い家族でした。そのため、日本だけでなく海外にも出られるようにしなさい、と日々言われていました。
尚、私は英語にも興味がなかったので特別英語ができたわけではありませんが漠然と「いつか私も海外に出ないと」と洗脳されていました笑(まるで飛ぶ羽のないペンギンが飛ばないと🐧💦と思っているほど無謀でしたね)しかし、ずっと日本しか知らなくていいのかな?とモヤモヤがあったのも事実です。

ニューヨークへの弾丸旅行

理由2:お金(資金)のある大学に行きたかった

渡米前
もともと日本で生物を学びたいと思っていましたが、ある日医学部御三家の学生が「研究資金が足りない」と嘆いていたのを耳にしました。
医学部御三家は慶應、日医、慈恵と歴史ある日本のトップ大学です。そんな私立医学部でさえも研究資金が足りないのかと驚きました。
彼の言葉がどれだけ現実的かはわかりませんが、日本の大学の研究資金が少ないのは確かだと思います。実際に京大iPS細胞研究所の山中教授が「日本では研究費が少なく、研究者が資金調達に追われる状況が続いている」と述べていました。
私はそこまで頭が良くなかったので、日本のトップ中のトップ大学に行くのは大変だなと思いました。ならば海外はどうだろうと目を外に向けてみたのです。海外(アメリカ)の方が市場も大きく資金が潤沢かなと思いました。
渡米後の現実
アメリカでも大学・専攻によって研究資金はやはり異なります。研究費の良い大学に行くためにはやはりトップ大学を狙うしかありませんでした。
また注目されている研究や人気な研究室はとても研究費が良いらしく、教授が学生1人ずつにiPadをプレゼントしたなんていう話も聞きました。

理由3:文系も理系も勉強したかった

渡米前
私はもともと理系だけでなく世界史や法律にも興味があり、大学では文系も理系も学びたいなあと思っていました。日本の教養学部も調べたことがありましたが、ピンとこず受験しなかったです。
しかしアメリカの場合、ダブルメジャー(二重専攻)ができます。
例えば、生物と社会学、CS(コンピューターサイエンス)と音楽などをダブルメジャーにすればどちらも学位を取得することができるのです。
マイナー(副専攻)という制度もあり、専攻とまではいかなくとも少し履修することも可能なシステムもありました。
渡米後の現実
ダブルメジャーをしていなくても、どの学生も教養科目として理系文系学ぶことになります。ダブルメジャーをしている学生さんはとても多かったです。似た分野の学問をダブルメジャー、トリプルメジャーしている子もいました!そしてすぐにメジャー(専攻)を変えることができるので、学びの場として最高です。

アートの歴史の授業。課題の中には作品提出も

理由4:日本経済が不安だった

渡米前
物価は数十年前と比べ上がっているのに、平均収入は全然上がっていない。インフレはすごいけど、年収も上がっているアメリカの方がマシかなと感じていました。もちろん「大変だよ😡」と嘆く在米日本人もいらっしゃるかと思います。ですが低迷していく日本経済を間近で見ていると、アメリカの芝はとても青く見えていました。
渡米後の現実
確かに物価高い。。。思っていたより質素な生活を送っています。
ですがアメリカに渡米してすぐアメリカ社会の「勢い」を感じました。10車線以上もある高速道路を見たこともない大きさのトラックが何台も走っている。少し山の方に行くと広大な大地が地平線まで広がっています。
カリフォルニアの砂漠を見た時、「これはアメリカには敵わないな」と悟りました。

カリフォルニアからラスベガスに向かうフリーウェイの様子。乾燥した山が永遠に連なっている。

なぜ大学からアメリカに行ったのか

アメリカで働きたいと思った私は、日本の大学を出てから渡米しようか、大学からアメリカに行こうか迷っていました。
アメリカはコネ社会だとよく聞くと思います。
アメリカではコネがないとレジュメ(経歴書)さえ見てくれないらしい、とソース不明の情報をすぐに信じました。

しかしコネと言いますが、私は信頼関係、絆だと解釈しています。
みなさんが信頼関係・絆が強い人ってどこで出会いましたか?
私は学校だと思いました。人は高校や大学に入学し、友達をたくさん作り彼らと信頼関係・絆を築くのだと思います。
だから社会人になっていきなりアメリカに行っても、信頼関係も絆もないただのアジア人の小娘を信用することはできないだろうなと感じました。
なら、大学に入学することが最後のチャンスかもしれない!と思い飛びこんだのです。

さいごに

私が留学した理由の中には、賛否両論なものもあると思います。一個人の意見なので、私のように日本経済に不安を抱かない人もいれば、研究費で悩んでいない学生、研究者の方もいるでしょう🌟
ただこんな理由でアメリカに飛び込みましたが、思っていたよりギャップはありませんでした。キャリアと学問のためだけにアメリカに飛び、それ以外のことは全く期待していなかったことも起因していると思います。
今の時代、簡単に「アメリカに留学しちゃいなよ!」とは言えませんがもし留学をしようか迷っているならば、アメリカ留学を強くおすすめします!


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