スウェーデン2日目
スウェーデンでの宿は、二段ベッドがたくさん並んでるようなドミトリーに泊まっている。私のベッドは二段ベッドの下なのだけれど、昨日の深夜すぎに二階の住人が帰ってきた。物音とその話声で一度起きてしまい、あまりよく眠れなかった。起きたら8時すぎだった。
朝ごはんは昨日デパートで買ったお惣菜があるのでそれをチンして食べた。今日はsecond hand shopに行く。
目星をつけているsecond hand shopはいくつかあるのだが、どれも営業時間は12時~16時の営業でまだやってない。開店時間まで近くの観光地をふらふらすることにした。
デンマークで歩き回った足の疲れが出ているので、徒歩で動き回るのはやめてストックホルム市庁舎までLimeで移動。日本で乗った電動キックボードよりも速いスピードが出るのでびっくりした。自転車専用レーンで走行。海際の風を切って走るのはとてもきもちよかった。
市庁舎の入口についたけれど、朝9時なのにもう20人くらい並んでいた。そういえば今日は土曜日だった。中に入るのはあきらめて、市庁舎の港側へ回ってみる。
ストックホルム市庁舎はノーベル賞の記念晩餐会が行われる場所で有名。早稲田大学の大隈講堂がデザインの影響を受けたらしい。確かに似ている。
市庁舎の前で何やらイベントがやっていて、今日は港に沢山のセーリングが出ていた。写真でうまく映らなかったけど、奥のストックホルムの建物と、その手前を大小さまざまなサイズのセーリングが風に吹かれるまま海の上を流れていてとても美しかった。
そこから電車に乗って、高台からストックホルムの街を見下ろせるスポットに移動した。ストックホルムの公共交通機関は、SLというアプリでチケットが買えた。72時間券で2900円(220kr)。
途中乗り換えで使ったストックホルムの中央駅のブルーラインのホームが美しかった。青と白の二色で地中海デザイン風。
地下鉄を目的の駅で降りて高台まで歩いていく。デンマークと違って、坂道や丘が結構ある。ゴツゴツとした岩を登って到着。
ストックホルムの街が見下ろせる。なんと美しい景色。先ほどのセーリングが向かいに見える。写真じゃうまく表せなかったので動画を撮った。
スウェーデンのストックホルムは魔女の宅急便のモデルになった街の一つと言われるが、確かにそうだと思った。キキが時計台のおじいさんに「この街に魔女はいますか?」って聞いているあたりのシーンを思い出した。
しばらくして、目的のsecond hand shopに到着。入口においてあるものからしてかわいい。
second hand shopは大好きで、ハンガリーでもよく買いに行った。目的のものを買いに行くのではなくて、何も考えずに入って、一通りチェックする。そこに自分にぴったりなかわいいものがあれば運命だと思う。こういう物に出会えるのが楽しいし、たくさんの人の手に渡って最後、私のところに流れつくことに運命を感じる。それが海外ならなおさら。
ワンピースや陶器をひととおり見終わって、厳選した2着がこれ。
どちらも普段使いできそうで、明日にでも着れそうなデザインだった。が、残念なことにサイズが大きく、マキシ丈よりも長い感じになってしまったのと、もう一つは透け感が強めでなかなか着づらそうだったので購入は見送ることにした。スウェーデンの人は背が高いので、マキシ丈ワンピはサイズが合うのがないかもしれない。
今日はずっとsecond hand shopを見回るつもりなので、この1件目で買わなくても良い。自分と運命を感じる一着がどこかで見つかればいいのだから。
ストックホルムのHornsgatan Streetは日用品や洋服などがずっと並ぶ通りになっていて、ここを西から東へひたすら向かった。今日入った店だけでこんなにある。もし古着とか雑貨が好きな人がいたら、以下のお店がおすすめ。
Uppåt Väggarna Second Hand
Beyond Retro Zinken
Myrorna
Judits Second Hand
Brocante Second Hand
Red Cross
replace fashion
色々見て回って結局、Judits Second Handでブルーのストライプのシャツを買った。1800円だった。
second hand shopは16時までの営業だったので、駆け足でみて回ったが、ストックホルムにはまだまだsecond hand shopがある。古着や雑貨が好きな人には天国な街だ。
歩き疲れてへとへとなので、スウェーデン料理を食べにお店に入った。
席に案内されてグラスワインとミートボールを注文。席の上に最初から、紙袋に入った焼いたラスクのようなものが置かれていた。とりあえずそのラスクをつまみにシャルドネを飲む。
IKEAのフードコートではミートボールが有名だが、あれはスウェーデン人に言わせるとパチモンらしい。この店のミートボールはどんなだろうか。
ミートボールの1つずつが想像していたよりも大きくて、真ん丸というよりゴツゴツして手作り感があった。食べてみると、確かに知っているミートボールとは少し違って、ハンバーグの肉感を増やして、小さく丸めた感じ。肉にくしくて、ワインが進んだ。おいしい。半分ほど食べたところでおなかが膨れてきた。マッシュポテトが予想以上に多くて、とどめを刺してくる。ピクルスとベリーに癒される。
このお店のホールのスタッフは2人だった。ふたりともブロンドで、頭のてっぺんで髪をお団子にしていた。入った時は二人とも女性だと思ったけれど、話声を聴くと、背が高い方はどうやら男性のようだった。
紺色に白の細いストライプが入った長袖のシャツを着て、タイトな黒いズボンを履いて、少し猫背で細身。よく見ないと男性だと分からないくらいの中世的な顔立ちで、少し見とれてしまった。
お会計を済ませて外へ出た。顔が火照っているので公園で少し休んでから宿に帰る。
今日はここまで。
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