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人生を豊かにするスケジュールとプランの立て方

突然ですが、夏休みって人生の縮図だと思いませんか?

夏休みが始まったばかりの時は時間がたっぷりあると感じ、あれしたいこれしたいと色々思いつきこそするのに、8月下旬になると、あんなにあった時間はいったいどこにいったんだろう・・・と、何回後悔したことか。実際に実行できたことといえば、ごくわずか。

そして、大人になった今でも「どうやったら時間をもっとうまく使って、もっと人生を豊かにできるか?」と考えるわけです。時間の使い方はある意味、永遠の宿題です。

今回は私が実践している「人生を豊かにする時間の使い方」を紹介します。これは自分なりに考え続けた結果、今ちょうどよく働いている仕組みです。これが誰かの役に立ったらいいなと思うのと同時に、私だったらこうするといったさらに良いアイデアがあったら改善に活かしたいのでぜひ教えてください。

「スケジュール」と「プラン」を区別する

私が実践している時間の使い方は、まずスケジュール(schedule)とプラン(plan)を明確に区別することから始まります。この2つを曖昧にすると、先ほど述べたように色々考えていたはずなのに何も実行できなかったということになりかねません。

どちらも日本語では「計画」と訳せてしまうので、すごく似た言葉ですが、スケジュールとプランは本来違う語です。スケジュールは予定の枠組み、つまり「器」を意味するのに対し、プランはその内容、つまり「中身」にあたります。

人生を豊かにするのは「中身」を指すプランの方、と思われるかもしれませんが、必ずしもそうではないと私は考えます。

私がスケジュール(枠組み)を組むのは、1)他者も関与するため時間帯が定まっているもの、2)自分にとって大切な時間、3)毎日必ず行うこと、4)習慣化したいもの、この4点です。

1)は自分の都合で変えるのが難しいものです。2)は自分の都合で変えられるもので、かつその時間が非常に大切で、守りたい時間です。例えば家族と過ごす時間や旅行などが当てはまります。3)は食事や睡眠といった毎日必ず行うものです。4)はまだ3)にはなりきっていなけれど習慣化したいものです。私の場合、読書、執筆、運動の時間が当てはまります。

4つを並べてみると、もちろんプラン(内容)があればもっと充実する可能性はあるのですが、枠組みそのものが重要である場合、必ずしもプランを必要としない、自分ではプランを決められないといった場合が起こり得ます。個人的にはガチガチにプランを作ってしまう方が崩れた時はドミノ倒しになるので、ある程度余裕をもたせておきます。

同時に、上記4つに当てはまらない予定は無理に枠を埋めようとしなくても良いでしょう。その代わり、何をするかあらかじめ決めておきます。

未来のスケジュールはデジタルで調整する

ところで、あなたは普段スケジュールやプランをどう調整したり、振り返ったりしているでしょうか?

私はこれから起こる未来の予定は全てデジタルで管理しています。具体的には、スケジュールはAppleの純正カレンダーとGoogleカレンダーで組み合わせます。

なぜ未来の調整をデジタルで行うかというと、a)調整が簡単、b)繰り返し使える、の2点のメリットがあるからです。

a)については、予定を入れた後に時間帯が変わっても、デジタルならドラッグして終わりです。Googleカレンダーを使えば、複数人での時間調整を自動的に提案してくれるのでものすごく楽です。そして、b)は先ほど述べたスケジュール3)と4)のような毎日行う予定を入力するのにスケジュールの繰り返しはとても簡単です。こういったことはアナログの手帳ではできません。

1日は前日の夜にプランを立てるところから始まる

次にスケジュール(枠組み)が決まっていない時間帯をどうするかについてですが、私の場合は前日の夜に空きの時間のプランをiPadアプリ「Planner」でスケジュールの上から書き込みます

Plannerはなかなか優れたアプリで、Appleの純正カレンダーやGoogleカレンダーのスケジュールを表示してくれるデジタル手帳になっており、Apple Pencilで上から書き込みができます。私は前日の夜に翌日のプラン(内容)を書き込み、翌日それを実行するようにしています。

なお、今回の記事では扱いませんが、どうしたら良いプランを立てられるかどうかは、スケジュールやプランとは別に「タスク」の管理が関係します。週単位、あるいは月単位、年単位のタスクを細分化させ、具体的な行動まで落とし込んだタスクが出来上がっていると、プランはすぐに埋められます。私の場合、タスクはプライベートでも仕事でも基本的に同じ考えのもとに処理しています。

少し話がそれましたが、前日の夜にプランを立てると、翌日「今日は何やろうかなぁ」という思いつきによる行動や、ただ意味もなくダラダラと過ごす時間が減らせます。あと、睡眠の重要性を身体で感じることができます。

過去はアナログの手帳に書いて振り返る

ここまでは未来のスケジュールとプランをデジタルで調整するという話でした。

一方で私はほぼ日手帳のA5タイプ(カズン)を愛用しています。ほぼ日手帳には、今日1日の振り返りとして「実際にやったこと」やその時「考えたこと」、気持ちの状態や1日の体調などを記録します。A5タイプの手帳を使っているのは、たっぷり書けることに加え、チケットや写真など思い出を想起させるきっかけを一緒に貼れるためです。また、普段はできるだけ身軽でいたいので、手帳自体を大きく重たくすることで、家から持ち出しにくくするという効果もあります。

過去をアナログの手帳に書き込む理由は簡単です。「過去は変えられない」からです。どんな時間の使い方であっても、その時間は二度と戻って来ません。

夜、iPadのPlannerで翌日のプランを立てながら、今日1日のプランと実際に過ごした時間を比較します。

正直に言うと、プラン通りに行ったことはほとんどありません(苦笑

急に対応の必要なメールが入ったとか、体調が悪かったとか、理由は色々あります。ただ、振り返ることで少しずつ調整の仕方がわかってきます。1日を充実したものにするためには、その1日をよく知らないことには始まりません。

あなたは、今朝何を食べたか覚えていますか?

あなたは、家を出て最初にすれ違った人が男性か女性か、覚えていますか?

1日が充実するかどうかは、その1日の中で起こっているいろんなイベントに気付けるかどうかにかかっていると思います。実は何気ない1日の中で、とても面白いことがすぐそこで起こっているかもしれない。そういった気づきのアンテナを広げるためには振り返りの習慣は必要でしょう。

おわりに

実はこの記事を書きながら、私自身も自分のスケジュールやプランの立て方を整理し振り返るきっかけになりました。これだけ読むとだいぶストイックな行動にも見えるかもしれませんが、実際のところ私はそんなに意識してやっているわけではありません。最初に述べた「4)習慣化」の効果が感じられます。習慣化のメリットは余計な意識を働かせる必要がなくなることですが、ある意味プログラムによる自動化と同じなので、たまに振り返って再意識化するのも良いかもしれませんね。

今回紹介した方法はあくまで私なりのやり方です。他の方がどんなふうにスケジュールやプラン、タスクの調整や管理をしているのか、ぜひ知りたいところです。もしもっと良いアイデアがあったら、ぜひ教えてください。

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