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思い出に別れを告げるシリーズ:その3


その3:ALGONQUINSの黒スキニー、トップス


高校時代、雑誌のKERAにハマった。
昔からオシャレは好きだけど自分の好き!ってなんだろう。流行りの服はなんか違う…。そんな中、今まで見た事ない強いファッションに憧れた。
好きなブランドは
ピースナウ、セックスポットリベンジ、プトマヨ、
そしてALGONQUINS

(懐かしい〜!って方、スキお待ちしてます笑)


しわくちゃでも捨てられなかったショッパー達(多分まだある)


大学時代、今ほどネットも普及してない環境で雑誌を端から端まで読み込み、一生懸命貯めたお小遣いで市内唯一の取扱店に1時間かけて通い詰めていた時期があった。セールになってるものを悩み抜いて買ってコーディネートしていた。定期的に送ってもらえる新作のカタログ?もコレクションしていた。
出てきたらまた紹介したい。

その中でも初期に購入し、長く着たのが写真の黒のスキニーである。当時の価格で9980円。
親と一緒に服を買ってた時期に自分の意思だけで高額な服を買う事が悪い事のように感じつつ、同時に憧れを手に入れるんだ!とドキドキしながら買ったのでよく覚えている。

私なりのファッションを模索してる時期に"これならどんなモノを合わせてもカッコよくなるよ"と店員さんに後押ししてもらった。
ぱっと見はシンプルだけど細部が細かい作りになっている。ウエストのボタン、左右のジッパー、お尻の左右素材違いのポッケ、クロスしたベルト紐、チャームまで全てお気に入りだった。8年ほど履いた。
休みの日は必ずと言っていいほど、スタメンだった。

いろんな人に"そのスキニー、素敵だね""おしゃれだね"と褒めてもらった。
いつもどこか自分に自信の無かった私、
嬉しくて嬉しくて。

いつぞや、ヨレが目立ち、ポッケの合皮が剥がれ、デザインのチャックは歪みで閉まらなくなった。
代わりに同額ほどのスキニーデニムを買った。スタメンはデニムになったものの、ハードさが欲しい時は黒スキニーに戻ってきた。
妊娠出産を経て、とうとう入らなくなった。入ったとしても、もう流石に見栄えが悪い。あの時、試着室でときめいたカッコ良さは無くなってしまった。



私に自信と喜び、自分なりのオシャレを教えてくれた黒スキニー。
大げさかもしれないけれど、この服が青春の一部だった事は自信を持って言える。
本当にありがとう。


隣のトップスは買ったものの、好きでない知人が部屋着に持ってる〜!と言われたのがショックで着なくなってしまった…オリジナリティが命だった当時の私に知人の言葉はシンプルにショックだった
無論、服に罪はない。


______


さて、この種の服たち、多分また出てきます笑
処分した記憶が無いので…ただこれを機に、一新したいとも思ってます。
その時はまたお付き合いくださいませ笑

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