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価値観の流動性と不安定な価値観

はじめに

共感性が増すと、さまざまなことに共感してしまうが、反対に、共感できないことや共感しない人との隔たりができていく。それは価値観の変化で起きる問題である。
今回は、価値観について考えてみたい。

価値観とは

価値観とは、何が重要であるか、何が正しいか、何が好ましいかといった、個々の人が持つ基準や判断の指針を指します。価値観は、文化、環境、教育、経験などにより形成され、人々の行動や選択、感情を大きく影響します。

ChatGPTより

よく芸能人の離婚の原因のコメントに「価値観の違い」をあげる人が多い。価値観という言葉の意味合いが広過ぎて、真意がわからない場合がある。

不安定な価値観

価値観は、個々の経験や環境、情報、または人生の変化によって、時間と共に変わる。特に現代社会では、スマホの登場により情報が爆発的に増加している。よって価値観も非常に揺れ動いている。
例えば、昔ならお見合い結婚で、子供ができ、マイホームを建て、定年まで働くという流れが1つの価値観であったが、時代が変わると、自由恋愛になり、子供の必要性も疑問となり、終身雇用もかげりをみせている。それまでの価値観が人によっては当たり前の価値観で、人によっては否定的のように、価値観が不安定になっている。 

価値観は流動的である

しかしながら、不安定さとは価値観の持つ流動性であることを示している。変化する価値観は、新しい視点を提供し、成長や発展を促進することがあります。例えば、コロナ禍で人混みで人との距離を保つようになった。そして、その時に過去の映像などで、人々の距離も近く、マスクしてない状況をテレビ越しで観ると、違和感や嫌悪感を抱いてしまう。これは価値観が変化したことを示唆している。
また、価値観の不安定性や多様性は、自己理解や他者への理解を深める機会を提供し、より豊かで多様な人間関係を可能にするかもしれない。コロナ禍で新しい生活習慣が生まれ、それに応じた社会生活が始まったのど。

まとめ

コロナ禍を経験した人類は、新しい価値観を生み出した。同じコロナ禍を体験した国々でも、それぞれ対応があった。日本は日本独自の路線を見いだし、5月に入り、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行したのに伴い、感染対策は国主導から個人の判断に委ねられるようになった。
コロナ禍により、新しい価値観を見いだした日本は、日本独自の方法と論理で、これからも対応するしかない。価値観は流動的で不安定であるけれど、一人一人がしっかりとした基準を持つことが、新しい価値観に対応できる術である。

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