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つながり活動 〜散歩でつながる〜

うりもです。

今日は、地域包括支援センターの職員さんや社会福祉協議会の支え合い
委員さん達が共同で作る、地域の高齢者の通いの場の1つとして立ち上がった
「さんぽの会」に参加してきました。

月1回ペースで、現在3回目の開催とのこと。

参加対象者は、短期集中サービスを受けて無事に卒業された高齢者の方です。

短期集中サービスとは、簡単にいうと介護保険を使い始める初期段階で、
専門家によるアドバイスの元で一定期間運動することで、介護保険を
使わずに元の生活に戻れるようになるために取り組むサービスです。

「卒業おめでとう=サポートの手がなくなる」という現実問題があり、
卒業後、活動量が減り再び状態が悪化してしまうケースもあり、
卒業後の活動量を保つための受け皿を作る必要があるということで
現在、活動の場・通いの場作りに取り組まれているとのことです。

国から示された、2025年までに地域包括ケアシステムを作り上げる
という目標があり、

その1つの動きとして、高齢者が自分達で活動し健康を維持できるような
「通いの場」を増やしていく流れがあります。

その「通いの場」というものに個人的に興味があり、

特に「継続して通おうと思える場にするためには何が必要なのか?」
ということについて探りたいと思っています。

この「継続」というところを大事にしたい。

今日の「さんぽの会」に参加している高齢者の方達や企画する方達
とつながることをメインに見学をお願いしましたが、

「継続」についても勉強させていただこうという思いで参加しました。

さんぽの場としては申し分のない大きな公園で、元々地域の方がよく
さんぽをされている場所での開催でした。

まず、参加する高齢者の方とつながるためにさんぽをしながら
私の方から話しかけました。

「散歩は長年続けていたが、骨折してからできなくなり、短期集中サービス
 を受けたら、こうやってまた散歩できるようになったよ」

「やっぱり桜が綺麗だから今日は来てよかった」

「旅行にもよく行っていたが今はいけない。トイレが近すぎてね 笑」

「1人だと家の中ばかりになるので、今日みたいに参加できたらと思う」

など、初対面の私の質問の数々に優しく答えてくださいました。

今日の参加者は5名の方でしたが、皆さん元々「散歩好き」というところで
お声かけされているメンバーだったので、

まず企画内容自体には満足されているご様子でした。

次に、企画されている方達にも私から話かけました。

特に、通いの場としての「継続性」についての質問をすると、

今はまだ試行錯誤中で、継続するためには

「最終的には、高齢者達だけで集まって進められる形にしたい」とのことでした。

私個人の見解としては、

「 企画の内容自体が好き + 自己表現できる機会がある 」という要素があれば

継続して参加してもらいやすいのではないかと思っています。

今日の参加者の方たちは、さんぽ中に互いによく会話をされていたのが印象的で、

企画内容自体は間違いなく好きな「さんぽ」ということで、満たされるものであり、

更に、「短期集中サービスを利用したことがある人」というつながりがあることで、

会話で自分のことを話しやすい(会話での自己表現がしやすい)機会となっていて、

そういうさんぽの雰囲気なら、

継続して参加しやすいのかなと感じました。

話す相手が「 同じ○○中学出身 」ということが偶然発覚しただけで、
何となくテンションが上がって話しやすくなってしまうような雰囲気。

ただ好きなさんぽという内容だけでは、一度は参加できたとしても、
その後は継続して参加しようと思いにくいのではないかなと思います。

「さんぽをわざわざ数人で集まって続ける」というのには、

やっぱり何かさんぽの楽しみ以外の要素がいるのかなと思います。

本来は自分のペースでさんぽをしたいし、一緒に歩く人は気を使わない人の方が
絶対に言い訳です。

「通いの場作り」。

まさに「人と人とがつながる場」であるので、

今後も注目していきたいと思います。

さんぽでつながる











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