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中学生主催「学校のアタリマエ」をぶっ壊せ!未来の学校について語ろう。

イベント主催者のひなこです。ワークショップに参加していただいた方、本当にありがとうございました!!とても楽しく、実りある時間になりました。少しでも学校のアタリマエをぶっ壊して新しい発想をできたのではないかなと思います。

今回のワークショップのまとめをしました。ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

⒈学校のアタリマエをたくさん書き出そう

はじめに行ったのは、学校の「アタリマエ」を書き出すことです。
学校の「アタリマエ」良いことも悪いこともたくさん経験してきた参加者の皆さんにたくさんの「アタリマエ」を書き出していただきました。

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⒉アタリマエを共有しよう

次に行ったのは、1で書き出した「アタリマエ」を共有することです。
1で出したアタリマエを「必要なアタリマエ」「必要なのかな?いらないのかな?微妙なアタリマエ」「いらないアタリマエ」の3つのグループに分け、自分の価値観で一度整理していただきました。

<必要なアタリマエ>

・部活がある
・一定レベルの教職員が揃っている
・たくさんの人が集まっている / 色々なバックボーンの友達
・時間割
・家庭ではできない体験
・学校まで自分の力で歩いていく

<微妙なアタリマエ>

・髪色を変えてはいけない / 髪色は黒一色
・名前を呼ばれたら返事をする
・先生がいる
・校舎がある
・定刻通りに行かないといけない
・やりたくないこともやらなければならない
・決まったカリキュラムがある
・お金のない人は私立学校にいけない
・先生の言うことを聞かなければならない
・教える人と教わる人が常に同じ
・子供が先生を選べない
・学校に行かなければ授業を受けられない
・時間のフレーム / チャイムがなったら座らなければならない
・廊下を走ってはいけない
・クラス内でカーストが生まれる
・学習環境の固定(教室、机、椅子)
・選べない先生
・学習進度
・黒板、ノート、鉛筆

<いらないアタリマエ>

・団体で授業を受ける / 一斉授業
・毎日学校に行くこと
・時間が決まっている
・同じが正しい / みんな一緒、みんな同じことをする、みんなと同じであるべき
・黒板を移さないといけない
・みんな仲良くしましょう
・先生を選べない
・テストがある
・点数で評価する
・決められた問題を解かなければならない
・拠点が一つしかない
・席に座る
・先生の言うことを守る / 先生は立場が上
・教師の都合で決められるルール
・いじめ
・女子は化粧禁止
・中学生らしく、小学生らしく
・みんな内容が同じ宿題 / 宿題がある / 宿題をすることが必須
・廊下を走ってはいけない
・友達がいないと楽しくない
・先生の言うことに反応しろ
・高校入試に通る人間になることが最上位
・他学年の廊下に行ってはいけない
・他のクラス(教室)に入ってはいけない
・職員室に入る時、「ノック3回・名前・どの先生に用事か」を言わないとやり直し
・図画工作の授業が少ない

3. いらないアタリマエをいるアタリマエに変えよう

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その次に行ったのは、2つのグループに別れて、いらないアタリマエのところに貼った中から、2つほど選抜して、見方考え方を変えたり、そのアタリマエの一部分を改善して、必要なアタリマエに変えることです。

グループAでは、「同じが正しい」「拠点が一つしかない」と言うアタリマエについて考えました。「同じが正しい」と言うアタリマエに対し、「みんな同じじゃなくても良い」、と言う考え・価値観をアタリマエにすると言う考えが出ました。また、「拠点が一つしかない」というアタリマエに対し、「学校の外にも居場所を作る」ことや、「学校の中に多様な人材を呼ぶ」ことをアタリマエにすると言う考えが出ました。

グループBでは、「校長先生の話が長い」「宿題がある」と言うアタリマエについて考えました。「校長先生の話が長い」と言うアタリマエに対して、そもそも校長先生の話は必要なのかと言うところから話し合いをしたりし、「校長先生の話をクイズにする」ことがアタリマエにすると言う考えが出ました。また、「宿題がある:と言うアタリマエに対しては、「必修と選択した宿題をする」ことをアタリマエにすると言う考えが出ました。


⒋理想の学校を作ろう

最後に、「意味のある学びができる学校」と言うコンセプトに合わせて、理想の学校を考えていただきました。なぜ、「意味のある学びができる学校」と言うコンセプトにしたのかと言うと、私が作ろうと思っている学校のコンセプトが、「意味のある学びができる学校」だからです。

 私にとって、学校での勉強は、家でもできるような、学校でする意味のないものです。
 確かに、学校では出会おうとして出会わなかったいろんな考えをもっていたり、様々な経験をしてきた人たちがたくさんいるので、意見交流を授業でするときは、たくさんの意見を聞けてとても楽しいですし、勉強を教えてくださる(授業をしてくださる)先生もいます。理科での実験も、決して家で安易にできるものではありません。
そこは、家で勉強するときとは違ってとても良い利点です。
だけど、今ではSNSを使って、わからないことを教えてもらうこともできるし、今回のようにワークショップを開いて、たくさんの経験をしてきた人たちと意見交流することもできるので、学校だけでの話、学校だけでの特権ではないと私は思います。
 
 校則も同じです。私にとって、校則は私の学び・私たちの学びに不必要な意味のないものです。
容姿面でたくさん制限されることがありますが、本当にその校則は必要なのでしょうか。社会に出ると、学校で制限されてきたことの正反対なことが「アタリマエ」になります。
お化粧をすることは学校では禁止されていますが、社会に出るとその行為が必要になります。学校が社会に出るための準備をする場所なら、このアタリマエ(校則)は必要ないのではないでしょうか。
「学びをするためにきているのだから、お化粧などは必要ないよ。」と言うのなら、同じく「勉強・学び」をしにきている大学ではどうなのでしょうか。「お仕事」をしにきている仕事場ではどうなのでしょうか。
果たして、容姿面での校則は、必要・意味のあるものなのでしょうか。

 と言ったように、これら以外にも、今の学校の「アタリマエ」・決まりごとに疑問を抱くことがたくさんあると思います。参加者の皆さんには、今ある学校の「アタリマエ」「概念」をぶっ壊して、全部取っ払って、意味のある学びができる、意味のある学校を考えていただきました。

<GROUP A>

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<GROUP B>

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<GROUP C>

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このような流れで、ワークショップを無事終えることができました!!
本当にありがとうございました。この経験を活かせるように、もっと自分も知識をつけて、たくさんの人たちと交流して、必ず、アタリマエをぶっ壊してみせます!!

文責:ひなこ

NESTは「はじめの一歩」を踏み出したい人の背中をおすコミュニティとして、北海道旭川を拠点に2019年から活動を続けています。





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