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教育について②

理学療法士の教育におかれましてもクリニカルクラークシップが一般的になってきていると思います。
クリニカルクラークシップとは、従来の見学型臨床実習とは異なり、学生が医療チームの一員として実際の診療に参加し、より実践的な臨床能力を身に付ける臨床参加型実習のこととされています。
実際にやってみるととても難しく、やることで精一杯で効果的に行えたかというと何とも言えないところです。
特に難しかったのは臨床推論をどのように伝えていくかです。
患者様への介入が終わった後に色々と説明をしますが、結局のところ理由付けになってしまっていることが多く、自分の脳が都合よく書き換えている可能性も否めません。
そこで介入開始時の評価の段階から、その評価を行う理由、得られた評価からの推論、それに対する介入方法と予測される結果事前に説明しながら行うようにしました。
もちろん仮説が外れることの方が多いのですが、実際にこの方法でやっているときのほうが臨床はうまくいっている気がしました。
クリニカルクラークシップを受けている相手ともリアルタイムでやりとりができ、ズレが少なくできたように感じています。
日頃から頭をフル回転させて仕事に取り組んでいないことを実感し、反省したところです。
最後になりますが、クリニカルクラークシップを行うにあたって大切にしている言葉があります。


「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」

元帥海軍大将であられた山本五十六さんの名言であり、ご存じの方も多いと思いますが、この言葉の中にクリニカルクラークシップの全てが含まれているように思います。


私、URA太郎は毎週土曜日にnote をupしております。

次回は、

「運動失調は小脳病変以外でも生じるのか?①~脳卒中後の障害部位との関連~」

をお伝えしたいと思います。

よろしければご覧ください。

それでは、

よい週末を🎵

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