2021年11月の記事一覧
稽古の茶道具 写し物
長次郎作赤楽「検校」の写しを、稽古に使いました。
藤村庸軒が師である、宗旦の茶話を記した「茶話指月集」
からの銘です。利休居士が長次郎の元を訪れると、見事な
茶碗が残っていました。これを見て「皆は検校だ」と
言われたとか。検校とは盲人の僧侶で最高の位です。
琴の名人八つ橋検校・大学者塙保己一などでも有名な
位です。
この話を社中にして{皆は同じく道具が解らないけれど、
とても検校で
茶道具百話 てつや茶碗
熊川こもがい茶碗は、色々魅力の多い焼物です。
端反りの口・深い見込みの茶溜り{これを鏡と言う}・
竹節の高台などの約束が有ります。
あまり上手く写した品が少ない中、ヤフオクでこれを
見出しました。やや深目なので、主に炉の時季に
使っています。
これを初めて使った時「先生この茶碗は何と言うの
でしょうか?」「てつや茶碗ですよ}「てつや!?
ってどんな字を?」{熊川でコモガイと読みます