稽古の茶道具 禅語
長い間炉開きには、「無一物」の一行か横物を
使って来ました。これは禅語的な難しい意味より、
炉の点前を忘れてしまった社中への嫌味なのです。
{炉の点前は無の状態でしょ!!!}
今年は「無一物中無尽蔵}の一行を使います。
果たして社中の人々の可能性は「無尽蔵」かどうか?
若い頃は炉開き=目出度いで、そんな語句ばかり
掛けていました。中年以降考えが変わりました。
だが禅語は悟りの境地の言葉、我々には難しいのも
事実です。しかしその境地に少しでも近付ける様に、
学び続けなければなりません。