茶道具百話 てつや茶碗
熊川こもがい茶碗は、色々魅力の多い焼物です。
端反りの口・深い見込みの茶溜り{これを鏡と言う}・
竹節の高台などの約束が有ります。
あまり上手く写した品が少ない中、ヤフオクでこれを
見出しました。やや深目なので、主に炉の時季に
使っています。
これを初めて使った時「先生この茶碗は何と言うの
でしょうか?」「てつや茶碗ですよ}「てつや!?
ってどんな字を?」{熊川でコモガイと読みますが、
バレーの名手熊川哲也さんに因んで・・・}
「でた~先生のおやじギャグ」{ふん!諸芸術に造詣
が深い、私ならではのギャグですよ}
この少し大振りの茶碗に、たっぷり濃茶を練った日は
遠くなりました。果たして「飲みまわし」の習慣は、
復活するでしょうか?