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「上手くなった気がする」を引き出す

一眼レフの入門講座を、北神戸田園スポーツ公園で行いました。

対象は一眼レフ(またはミラーレス機)を買ったものの、オートでしか撮ったことがない人。副題として「子供をさらに可愛く撮ろう」として子連れOK(むしろ連れて来て!)として開催。

座学の間も遊べるスペースを設けて、子供たちが退屈しないようにした。そして実践は子供達全員にシャボン玉を渡して建物の外にある遊具スペースで遊びまわってもらい、その姿を受講生でもある親御さんが撮影する。そんな講座だった。

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「写真って見たままを切り取るのに、設定って何のためにあるの?」
そう言われたことがある。

スマホに慣れているからこそ、設定の意義が見えないのだと思う。そういう相手に「F値を変えればボケますよ」「ホワイトバランスでカラーを変えることができます」と言ったところでピンとこないのだ。

ボケたら何がよいのか?色を変えたら何が良いのか?それが分からなければ設定の必要性など感じない。だからまずは「こう撮れば良くなる」を知ってもらい、そのために必要な設定を学んでもらうことが大事だと思った。

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今回の講座は、逆光を味方につければ写真は格段に良くなると伝えた。逆光で撮ると雰囲気が柔らかくなるし、子供が眩しがらないので良い表情が撮りやすい。

そんな逆光を味方につけるために必要なのは、明るさをコントロールすること。そのために「露出補正」という設定だけを覚えてもらった。

このひと手間を教えてから、実践演習をするとみんな感動してくれる。
「うまくなった気がする」と言いながら、撮ることを楽しみだす。

「スマホと変わらない・・・」から「一眼レフすげー!」に変わる瞬間。この瞬間がとても嬉しくて楽しい。

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子供たちもシャボン玉で遊んだり、走り回ったりする。大人向けの講座だけど、子供たちも楽しかったと言って帰ってくれる。それが何よりだった。

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「子供たちの姿をもっと素敵に切り取りたい」という想いで一眼レフを買う親御さんはたくさんいる。だから「うまくなった気がする」という言葉は、「子供がさらに可愛く撮れた」に繋がると思う。

子供が楽しく遊ぶ姿を、いつもよりちょっとステキに切り取り、パパママに嬉しくなってもらう。そんな企画として続けていきたいと思う。

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