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「絵は描いた人の心を表す」?カラーセラピスト目線で自分の絵を振り返る

カラーセラピストになった今、過去の自分の作品を振り返ってセルフカウンセリングしてみました。ホラータッチなので苦手な人は注意です!

歴史的な芸術家の作品にも健全時に描いた作品と心を病んでいる時に描いた作品はまるで別人が描いた作品のように見えます。この様にアーティストの精神状態が絵に反映されているのか?過去闘病生活で心身共に病んでいた経験がある自分自身の学生時代の絵を振り返って見てみようと思います。

私の過去について

10歳から難病モヤモヤ病との闘病生活を続け20歳の時に完治(?:症状が出なくなった)。当時全身麻痺が突発的に起こり呼吸をするのがやっとな症状が出ることと意識を失うほど酷い頭痛、めまい、吐き気が同時に起こる状態でした。当時、激痛のあまり楽に死ぬ方法を10歳にしてネット検索していた状態です(※今は元気です

この過去の経験からも解る通り、作品も病んでましたね・・!

自傷の自画像(実際自傷行為はしてません)

グレースケールなので、色はありませんがテーマが既に病んでます(笑)他の生徒はみんな笑顔で楽しい画像から描く中で目立ってましたね悪い意味で。カラーセラピストじゃなくても一眼で病んでると解る自画像です。

先述した様に自殺を考えていたときの事を表現したかった事は確かです。この時代、難病が発病したらアメリカで自分の病状を説明できるかも解らないのでほぼ命がけで留学に踏み切ったという状態でした。

無事にアート専攻で卒業する事ができましたが当時、病気の症状も出なかったのですがこの時代どうしても過去の事を絵や作品として吐き出したかった願望があったんだと思います。

本当にやばい病み絵を描いていたのにクラスメイトや先生たちが見捨てずに冷めた目も向けずにいてくれた事がどれだけ幸せだったのか改めて今思います。そうしてもらう事できっとこんな自分も認めてくれたと自己肯定感が満たされてそれが心の癒しになったんだろうと思います。

3D作品

「優秀作品」に選ばれたサイレントヒル的な作品です(笑)こんな狂気の作品でも自分の中ではポジティブな位置付けです。蜘蛛の巣の様なネット上のものはいわゆる「ドリームキャッチャー」です。当時の嫌な自分をキャッチして刺し殺してます。「自分のネガティブな部分を捕まえて殺し、良くなる」という意味で作りました。

そしてそのクモの巣を張っている中指を立てた手は当時病気だから受けていた差別や自分にとってアンチなものに対しての宣戦布告を意味してます。「やられる側じゃなく、闘うぞ」とここまで自分なんてどうでも良いと思っていた心がようやく自分を守るために闘う。守る価値がある存在なんだとようやく自覚できた事でこの表現が生まれました。

ゾンビ集団(全部自画像)

闇(病み)しかない!

今思うと「何だこれは!」ってなります(笑)しかも結構なデカさ!!しかし優しいクラスメートからは「部屋に飾るには怖いけど、パワーを感じる」と言ってくれてました・・・優しすぎる・・・

なぜアメリカでこんな闇絵シリーズを描いたかというと、「誰も自分の過去を知る人が居ない場」というのがすごく癒しだったから安心して今までの闇を発散できたからです。

描いてる時はもっと醜く、もっと気持ち悪く、もっと怖くという風に描いてました。それは、今まで闘病生活で感じていた恐怖そのもので、それを形にして吐き出す事で自分の中にはそれはもう無いんだと実感できた事が一番の心の解放になったと思います。

色もダークなんですけど、そんな中にも目に光があったり、明るい色も使っていて「しんどい中でももがきながら生きてる」っていうのをそれなりに伝えられてるんじゃ無いかなと思います・・・。

検証結果「絵は人の心を表します!」

自分の場合もそうでした。これを描いてからは本当に心が解放された様にストレスフリーになり、アメリカ留学生活を楽しめました。因みにやばい絵たちは卒業生活で全部飾りました(笑)

異様なホーンテッドマンションになりましたが、その理由をちゃんと説明したら解って貰えた上に返済不要の奨学金30万円まで頂けるという本当に嬉しい経験もさせて頂きました。

自分にとって絵は自分を晒す勇気、心を解放する手段、コミュニケーションであり夢を与えてくれる存在だなと振り返って再確認できました。

今ではここまでの闇絵は浮かんで来ないのでもう昇華されたんだなと自覚してます。ヤバイなと思う絵を描いても発散が必要なんだと自分自身を否定することなく描くことを許して上げて下さい。それはあなたに必要な発散だと自分は思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!最後に、このときの個展のポスターを貼って終わります(笑)


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