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タロットとの対話

私(わたくし)がタロットリーディングで用いるのはマルセイユ系デッキのカモワンタロットだ。カモワンタロットの魅力は語り尽くせないほどに多い。カモワンタロットは生きていると本気で思うことがある。魂が宿っているのだ。

リーディングをする際にタロットカウンセラー(Th)としての私はクライアント(Cl)と丁寧に対話をすることを心掛けている。その会話をカモワンタロットは聞いているのである。1人占いをするときでも出来る限りコトバにしながら問いかけるようにカードを展開していくと問いかけに応じたカードが展開される。

ThとClの間に展開されるタロットカードはまるで優秀なスーパーバイザーのように的確な助言を私たちに映し出してくれるのである。

仕事を表す手品師の視線のカードが出た時に、<Clがするべき仕事は何なのだろう?>と呟いてからカードを引くのと、<Clに合う仕事のスタイルはなんなのだろう?>と呟いてからカードを展開するのとでは、また違った意味合いの解釈が浮かび上がるのだ。

タロットやアストロロジーの解釈の鍵として象徴解釈があげられる。象徴(シンボル)には無限の意味があるため多様な意味が浮かび上がるというメリットがある一方で、意味が大すぎて解釈の焦点が定まらないことがある。そこでコトバの力を使うことで焦点化(Focusing)するのである。

タロットカードは私たちのコトバを聴いてくれている。だからこそ私たちもタロットカードの声を聴いてあげたい。そうするとダイアローグとなりて、解決のダイヤルが浮かび上がるのである。

電話を手に取り正確なダイヤルをコードしたとき、眠りの世界から目覚めることが出来る。

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