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Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band / THE BEATLES 雑感

名盤丸出しのジャケット

ビートルズ8枚目のオリジナルアルバムである今作をロック史のなかで最重要アルバムと位置付ける方は数多くいらっしゃると思います。
(ビートルズの作品は全部そうなのですが)
その理由として世界で初めてのコンセプトアルバムであるとか、当時では他にない先鋭的なサウンドであるとか理由は枚挙にいとまがありませんがとどのつまりめっちゃカッコいいという事ですね。
ここの理由を詳しく書いていくのがレビューなのですが私のは雑感、しかもアホの雑感なのであしからず。

少し話はそれますがつい先日NHK FMで
「ディスカバー・ビートルズ・サマースペシャル」という4時間のラジオ番組が放送されていたのですが、この内容というのがまぁビートルズマニアのパーソナリティとゲストがビートルズについてあーでもないこーでもないと喋りながらビートルズの曲をかけまくるという素敵なものでした。
いい年こいた大人が喋るそのテンションはまさにロック好き中学生そのもの。
私も中学生以来の友達とこのラジオを聴きながらLINEで今の話はあーだったとか会話をして楽しみました。私もまたロック好き中学生そのまま。
そしてビートルズマニアの大人が今もまだ一つ一つの曲について新たな音楽的解釈をもっては違う聴き方を提示し、または当時のバンドメンバーと周りの人間関係等を調べることでも曲に対して新たな発見があったりと何しろ底無し沼の様な楽しみがあるバンドだと改めて思いました。
世界一有名なロックンロールバンドはしかし世界一ミステリアスでもあるのです。

もちろん有名であるが故にデマや憶測が飛びそれがまた新たな説として広がりそれを見聞きしてまたデマが増えるということもあると思います。 だからこそバンドエピソードの真実に触れた時ファンは喜びまたファン同士で共有する優越感のようなものを得ることができるのです。

ビートルズの事を書こうとすると取り留めが無くなってしまいますがこれもしょうがないですね。だってビートルズですし。

話を戻して本作Sgt.Pepper'sについて。
うーん、正直書くの難しいですね。
自分で選んどいてどういうことだという話ですがまずビートルズについてということで思いがありますし、しかもビートルズ作品の雑感の最初に今作をというのがアホです。
だってこの作品ビートルズが演奏してないもん。ウソですけど。いやウソじゃないけど。

ビートルズは順番にやらなきゃ。これ選んだのは前回の記事ド頭のジャケットを見ての密ですをやりたかっただけなのです。我慢って絶対大事

とはいえとりあえずザッと書いてきます。ザッと。

まずこのアルバムはポールマッカートニー(メンバー紹介は無用ですね)が架空のブラスバンドが演奏してる程でやろうよという変提案からサージェントペパーズロンリーハーツクラブバンドという長名前がつけられました。当時はこういった無駄長名前のバンド名が流行ってたらしいです。
ジャケットの中央にいるのもビートルズでは無くペパー軍曹率いるサージェントペパ(以下略)のメンバー。なんだペパー軍曹って。今回は嘘感想じゃないのに私が嘘ついてるみたいじゃないか。
しょっぱなの曲で架空のバンドのショーが始まり曲終わりに謎のシンガービリー・シアーズが紹介されるという謎謎展開。
ただ曲自体はめちゃくちゃかっこいい
ポールの吠えるような歌声が聞こえればオールOK。いやビートルズじゃないからポールじゃないのか。ペパー軍曹でもない。誰だこの人。ビートルズにスカウトしなきゃ。
幻想的なサウンドが印象的な曲が多く収録されている本作は妙な仕掛けも多い。
L Pでは犬にしか聴こえない周波数の音が収録されてたり最後の曲が終わった後針を上げなければ延々と意味不明の会話がループしたりといったただのお遊びのような何か意味があるようなもの等々。
ジャケットも奇天烈で各界の著名人がひしめいているのですがその中にアヤシゲな噂がある方も多くいるようで先述した謎ギミックもあいまってオカルト好きの方も本作を楽しめるかもしれません。

今作はポールがハッスルしてるような印象を受けます。(面倒なのでもうビートルズのメンバーが演奏してると白状します。)リードボーカルも多いですし。ジョージがこの作品の前にインドに滞在していたためにできた曲が収録されているのも興味深いですね。この作品がビートルズの変革期をあらわしているように感じます。
ツアーコンサートも今作発表後されていませんが今作の中で架空のバンドがコンサートの形をとって演奏しているのもある種既存のビートルズからの脱却を示したかったのかもしれません。

なんやかんやと書いてきましたが詳しいことはマニアのお兄さん方に任せるとして私が最後に言いたいことは

A Day ln The Life 聴くと泣いちゃうってこと。

怖くてじゃないですよ。
最後のいらんか。まぁいいや。

前回の嘘記事もよろしければー。

それではー。

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