NEVER MIND THE BOLLOCKS / SEX PISTOLS 雑感
カッチョいい要素しか無い
皆さんご存知のパンクバンド、セックスピストルズ唯一のオリジナルアルバム。邦題は「勝手にしやがれ!!」。これでもう彼らについては完璧に紹介し終えているといえますが少しダラダラと。
まずセックスピストルズというバンド名でスタジオアルバムはこれ一枚という時点でどうしようもなくパンク丸出しなところがカッチョいい。 セックスとピストルて。中学の時セックスって言うの恥ずかしかった思ひで。
アルバム1枚出して終わりというのも刹那的な若者の衝動そのままのようでカッチョいい。
そして勢いだけでやってるかと思いきや意外とシニカルでインテリな歌詞がこれまたカッチョいい。
パンクバンドはバカでないとできないけどバカではできないという感じですかね。バランス大事。
見た目も大変カッコよろしいしメンバーのストーリー性もある。マンガみたいなバンドです。
パンクが出現した当時の音楽界や世間などの背景を調べてからこの作品を聴くとより楽しく聴けると思いますがそんな予備知識なくても最初から最高なのでご心配なく。
冒頭でも書きましたがもうこのジャケットと名前で全て表しているので後は聴くしか無いのです。
そもそもパンク、いやロックンロールがどういうものかなんてのは
言わなきゃわからない奴には言ってもわからないものなので。
逆に言えばわかる人には言葉無くても伝わるものなのですねー。
ならこの記事はなんだという話ですがこれはお節介ですね。もし聴いたこと無い人がこれを見て興味持ってくれればという感じです。
興味ない音楽の雑感を見るのかと言われればそれはもうnoteのオススメにでることを願うばかり。
いやどうでもいいわそんなこと。ピストルズの話をしましょう。 というか私の話か。
セックスピストルズ、名前はまぁひと目見たら忘れられない過激なものなので中学生の私でも認知はしていました。 ただつまらない捻くれ方をしていた当時の私は洋楽なんてものは皆んな英語もわからんのにカッコつけて聴いてるだけのものという決めつけをしていたので聴こうとは思いませんでした。 後やっぱりセックスというのが恥ずかしかったのもありますかね。
とはいえ当時好きなバンドマン達がこぞって影響を受けた作品として今作を挙げていたのでしゃらくせぇなと思いつつ試しに聴いてみるとこれがとてもよろしかったのです。
いざ聴くとゴリゴリのパンクサウンドだけかと思っていたイメージに反しポップな要素も多分にあり、これまた音も薄くなりがちなイメージのあるパンクで割と厚みのあるバンドサウンドでとても好み。 そして歌詞を見るとVo.ジョニーロットンの怒りやユーモアに気づきとてもハッピー。 パフォーマンスも素晴らしいし。
ピストルズのおかげで洋楽にも足を踏み入れることができましたがおかげでお金無いです。
ピストルズはいいなぁお金稼げて。
ピストルズは今作をリリースしてからほどなくして解散。活動期間は2、3年くらいなものなのでこれまたパンク的。
そんな短い期間に世界を塗り替えた彼らはまさに伝説のバンドなのですがジョニーロットンはレジェンドになることを拒否。
解散したままなら過去の偉大な伝説のバンドとして皆んなのイメージの中で安寧にいられるところをおっさんになってから再結成。理由は金儲けのため。ダサいと思う人が居るかもしれませんが彼らはイメージの産物でなく生きているからね。
メンバーは歳とってダルダルの腹出したオヤジバンドみたいな風体で過去の自分たちの偉大なパンクナンバーを演奏。先程から彼らをパンク的なと表現していますがいうなればそんなパンクアイコンであるピストルズを自分たちで破壊しているように感じでこれもカッチョいい。
ジョニーロットンは他にもおっさんになった後にTVでコメディアンみたいな役回りを演じ、若者の間ではイカれた面白オジサンとして認知されていたりと、かっこつけたパンクヒーローであることを嫌がっているように思います。
とはいえピストルズの呪縛に囚われているとかでもなく彼はただ柔軟にその時自分がやりたいことをやっているだけであるように感じるのでピストルズの曲も気が向けばやるし、そのときに金儲けだと言う風に言えばこれもまたパンク的なパフォーマンスとして収まりもいいのでいわば何やってもロットンならOK状態というわけです。
なんか長々と書いたけどとっちらかってよく分からんですね。
要するに!
激しい怒りと知性を持った若者達によるパンクバンドは至極真っ当な魂を聴く人に伝播させるということ!以上!
つかピストルズについてなんて書ききれん!
また別の記事でピストルズやパンクのことダラダラ書こうかしら。書かずともいいけど。
各曲についてもまぁまぁ。
個人的に最近は少々ダルい気持ちだったのですが今作を爆音で聴いたら癒されました。
なんやかんや言っとりますが
それではー。
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