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MUSIC FROM FREE CREEK / FREE CREEK 雑感

1973年リリースの謎豪華盤。

やたらと名だたるメンツが参加してる今作ですがその数50人前後くらい。多分。参加してる人らの名前をバーッと書くと腱鞘炎になっちゃうから割愛。全員は知らんし。
ジェフ・ベックやクラプトン、スティーヴ・ウィンウッドも参加してるけど名前は伏せられている。何でだ。私の持ってる日本盤には日本独自のジャケットが被せてあるのですがそちらには名前を伏せてる3人の写真めちゃくちゃ使われている。伏せる意味なし。クラプトンとウィンウッドなんてブラインド・フェイスの写真を勝手に使ってんじゃないの。クラプトンが明らかに切り抜いた写真を貼った雑コラみたくなってんのも時代の大らかさを感じる。


元々映画のサントラとして作られたけど映画がポシャったせいで謎に豪華なセッションだけが残ったみたいに言われてますがそれも本当か分からない。そうなると名だたるメンツも本当に本人たちなのか疑わしくなる。まぁ流石にそれは無いか。
しかし映画が本当だったらどんなんだったんだろう。アール・ダウド主演のコメディだったりして。ていうか今作にまつわる話が全部嘘でこのレコード自体がプロデューサーのアール・ダウドの遊びって言われた方がしっくりくる気も。

まぁ経緯なんてどうでもいいか。中身は数十人がいっぺんにやったらわけわからんので数グループに分かれているのですがロックやフォーク、ブルースにジャズの人らがゴチャッとやってるので意外な組み合わせが楽しかったり。

個人的にリンダ・ロンシュタットがヴォーカルをとる曲はどれも良いですね。ていうかどれも良いですよ。でも曲とやってるメンバー書くのクソ疲れそうだからいいや。とはいえちょっとだけ。A面一曲目がミーターズの「Cissy Strut」で豪華セッションが始まるというロックンロールマナーぶり。トッド・ラングレンとジェフのギター。続いてミッチ・ミッチェル丸出しの「Fleedom Jazz Dance」が結構私的にハイライトでっす。「Road Song」もきまってて良いですね。キース・エマーソンもムーギー・クリングマンのピアノも色んな曲で大活躍。ドクター・ジョンとクラプトンがギターを弾く「Getting Back to Molly」も嬉しい。クレジットが本当ならね。これのヴォーカル、ドクター・ジョンかと思ったらアール・ダウドってなってる。似てるな。他の作品の声聴いたら確かにって感じだけどそういう答え合わせも良いんじゃないでしょうか。


謎だらけの作品ですが色々考えて聴いても楽しいんじゃないですか。なんも考えないで流しても普通に楽しいし。ラッキー。



それではー。

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