【社員にインタビューしてみたら保育業界の光と闇を深堀っちゃった話】
おか:どうも
しょこ:どうも
おか:今日はさ、久々の「社員からインタビュー受けてみた」かと思いきや、「社員にインタビューしてみた」に急遽変えたいんだけど!いいかい?
しょこ:受けて立つ。
おか:のぞむところだ。早速だが、、、君は誰でどういう経歴の持ち主なのじゃ?
しょこ:面接かな???
おか:全てを吐き出せぇ
しょこ:エントリーナンバー001番!しょこ!元保育士・学校支援員、今はUbdobeの社員です!
おか:うん、知ってる。保育士とか支援員って何年くらいやったの?
しょこ:保育士1年、支援員6年だね。
おか:保育士やって、すぐ転職したってこと?
しょこ:正しくは支援員4年、保育士1年、支援員2年なのでサンドイッチ形式だけどまあそういうことだね。
おか:出戻りサンドイッチマンか。
しょこ:ちょっと何言ってるかわからないですね。
おか:でさー、支援員って何する仕事なの?
しょこ:ざっくり言うと学校内の子どもたちと先生のサポート役だね。通常学級でクラス全体をサポートする支援員と、特別支援学級で個別のサポートする支援員がある。
おか:ほへー。楽しいの?
しょこ:めちゃめちゃ楽しいよ。毎日が事件の連続。
おか:てれっ てれっ、 てれっ てれっ、 てれっ てれっ 、、、
しょこ:待てーえ、るっぱーん!!!!!!
おか:へへへへー! とっつぁーーーーん!
しょこ:そういえば怪盗小学生に学校で飼ってるハムスターを盗まれたこともありました。
おか:そりゃ事件だな。そんな子供達が起こす事件を数々解決してきたわけだ?
しょこ:毎日痣と傷だらけでしたね。
おか:ドMな仕事なんやな。 からのー、保育園で働き始めたのはなぜ?
しょこ:ちょうど市外に引っ越すタイミングがあって、もともと資格は持ってたから1回くらいやってみっかー的な感じかな。
おか:ほんで保育士の仕事はどうだったん?
しょこ:私が働いてた田舎の保育園での保育士の仕事は、一言で表すと「女社会のスーパー重労働」って感じだたね。
おか:しんどそー。女社会ってのはつまり女性ばかりの職場でなんか人間関係もネチネチしちゃう系のやーつ?
しょこ:女性ばかりだから、ってのは理由にならないとは思うんだけど「今日からあなたは3人の赤ちゃんの親です!周りは全員姑!さあ頑張れ!」みたいな環境ではあった。
おか:なるほど。その表現を聞くだけでも大変そうやなーってのが伝わるんだが、くっそ大変だった部分と、くっそ最高だった部分を教えてくれい。
しょこ:大変だったところは・・・閉鎖環境、かな。一部屋に8人くらいの大人と25人の赤ちゃんがいて、ご飯に掃除に書類にバッタバタな中で一日中一緒に過ごさなきゃいけない。外から人が入らないぶん、その中で出来上がる「雰囲気」によって場が天国にも地獄にもなる。場づくりがとても大事というか、そこが合わないととても大変な思いをする。
おか:大人が俺くらいのサイズだったらもう大変なことになるなそれ。。。
しょこ:赤ちゃんつぶれちゃう・・・
おか:イメージするだけで汗が出てきますが、そんな中で最高だった思い出とかもあるの?それともオールまじくそ系?
しょこ:いやもうね、、、子どもたちが愛しみのかたまり。存在が最高。君が生きているだけで私は最高にハッピー。親と親戚の次かそれに並ぶくらい愛してた自信ある。
おか:感情移入するし、すごい人の面倒みちゃうタイプだもんねー、君。
しょこ:赤ちゃんといえど、後半はみんな10キロ以上になるんだけど、もう全員抱えても全然辛くないもんね。最高。生きてるだけで最高。連れて帰りたい。
おか:やばいやばい。方向性がやばくなってきたところで、質問です。もしうちの会社が潰れたら、いまからでも保育士に戻りますか?
しょこ:やらない(即答)
おか:あれ。なんでよ。最高なんじゃないの?
しょこ:子どもは本当に最高だけど、向いてないな、というのを保育士やって1週間で完全に悟ってしまったんだよね。
おか:え、そうなの?向いてる向いてないって例えばどんな感じ?
しょこ:んーーーーー。難しい。そもそも初日に足を踏み入れた瞬間に「ん・・・?違うくさいぞ・・・?」と思ったんだよね。で、それが働くうちに確信に変わっていった感じ。なんてのかなー・・・すごく、すごく責任の重い仕事なのですよ、保育って。
しょこ:だから「なんとなく違うなー」と思いながら働き続けたくなかった。
おか:なるほど。まー、思いっきり命に関わりますもんね〜、保育。
しょこ:あとは、もう定員がいっぱいなのに無理やり子どもの数を増やそうとする園長がいたり。行事や書類で業務過多になっても「子どもたちのためだから」という言葉が悪い意味で浸透してしまっていてそれらを削ぐことがなかなか難しかったり。
おか:でたー、「〜のためだから」ワードーーーー。断りづらくなっちゃうよなー。
しょこ:保育士、教師、福祉職などなど、一部で「聖職業」と呼ばれてしまっている人々はみんな持ってる課題かもしれないね。
おか:もっとくれ。もっと福祉や保育業界の闇くれ。
しょこ:欲しがるねえ〜。
おか:もっとあんだろがぁ〜。
しょこ:保育業界の闇どころかUbdobeの闇が出てるよ。あとは、保育の世界って「経験が全て」みたいな、ある意味職人気質なところがあるから【新人が物申しにくい】雰囲気は多くの職場であるかもね。未だに手書きの書類が多い、行事が多い、謎ルールが多い、というのもそういう環境から生まれてる気がする。革新が起こりにくい。
おか:謎ルールってなに?挨拶は敬礼!トイレは許可制!食事は立ちっぱ!みたいな?
しょこ:私がいた職場ではないけれど、よくある「先輩より先に帰ってはいけない」とか「先輩とエプロンが被ってはいけない」とか、最悪「勝手に妊娠してはいけない」とか、色々聞きますね・・・。トイレは許可制じゃないけど普通に普段からトイレ行く時間なくてしょっちゅう膀胱炎になっていた淡い(血の滲む)思い出。
おか:わりとブラックやなぁ!Ubdobeなみ!!うちは挨拶は全て敬礼やからなー。そんな職場だとすぐに辞めちゃう人とかけっこういるんじゃないの?
しょこ:おや?今日の敬礼がまだじゃないか???
おか:あんたにかいっ!
しょこ:まあ「保育士不足」が叫ばれるのもその辺の原因もあるかもね。私は自分で選んで保育士を辞めたし、今の仕事の仕方の方がずっと向いてると思うから全く後悔してないけど。なかには本当に保育をしたかったのに上記のような経験から辞めてしまった人たちも沢山いると思うのよね。
最初に「保育士の向き不向きとは何か?」の質問をしてもらったと思うけど、私は結局のところピアノの上手さでも工作の上手さでもなく「心底やりたいかどうか」だけだと思うから。そういう意味で保育士に「向いてる」人が辞めてしまうのは、とても悲しいことだなと思うよ。
おか:なるほどね。「心底やりたい」=「向いている」 なのに、環境がその人を潰してしまっていることがあるということかな?それって、その人が行動したり発言したりできないことがいけないのか、職場環境を作っている上司だったり組織だったりがいけないのか、、、なにを解決したらいいんだろうか?
しょこ:どちらもあるんじゃないかな?どんな業界でもそうだけど、人任せにしていたらいつまでも変わらないことは確実だよね。
おか:何かを変えたいなら、己が動けや! ということなのか?
しょこ:そうね!自分しか信じられないからね!誰も信じるな!!!!!!自分で考えろ!!!!!!!!
おか:けど、、、そんなことできる人おるんかな。できない人は潰れていくだけ?
やりたいけどやれない!変えたいけど変えられない!とかって人はどうすれば?
しょこ:そうだねえ。一歩目のイメージが湧かない人は、まずは人の話を聞くことから始めたらどうかな。前を走っている「実践者たち」の話を。
おか:お!? 実践者!? なになに聞きたい。 教えて てんてー!!!!
しょこ:。。。
どーーーーん!!!! や・る・よ!!!!
【Community Roots Forum 2020 Online -Autumn-】
〜そだてる人が、そだつ場所~
早くも第3回目の開催となるCommunity Roots Forum。
今回のテーマは「教育・保育」。
待機児童問題、少子化問題、幼保一体化、モンスターペアレンツの増加などを受けて、教育・保育は大きな社会問題のひとつとなっています。加えて、2020年の新型コロナウィルス感染拡大に伴う緊急事態宣言中に保護者が育児と仕事の両立を余儀なくされたことで、あらためて「社会にとってなくてはならない存在」であると強く認識されている幼児教育・保育の仕事。生活様式の変化を余儀なくされる日常のなかで教育・保育を取り巻く環境は今この瞬間も大きく変わり続けています。
そこで、Community Roots Forum 2020 Online -Autumn- では、教育・保育・子育てに携わる豪華ゲストがオンライン上で一堂に会し、これからの時代の教育・保育について縦横無尽に語り合う。そんな「そだてる人がそだつ場所」を作ります。
日本全国で行われている個性的な事例のご紹介、教育・保育の現場を充実させるチョイ技の伝授、現役保育士インフルエンサーへ直接相談できるコーナーなど、痒いところに手が届く話題が目白押し!
オンラインなので、全国全世界どこからでもご参加いただけます!現役の保育士・幼稚園教諭から学生、業界に興味があるという方まで大歓迎!皆様のご参加をお待ちしております!
前回のCommunity Roots Forum 2020ーONLINE-では「あたらしい福祉、まちづくりの仕掛け人たち」をテーマに300名以上の方にご参加いただき、大好評のうちに幕を下ろしました。
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このイベントはオンライン開催のフォーラムです。
YouTubeでの限定配信を予定しています。
インターネット環境とパソコン、スマートフォン、タブレット等があれば参加できます。
遠方のため都市部開催のイベントに参加が叶わない方、感染症対策のために外出を控えている方もこの機会にぜひご参加ください!
チケット購入者には後日アーカイブを期間限定公開します。
当日の生配信に参加できなくても、チケットを購入しておけば後日アーカイブで録画を視聴可能です。
■公式ウェブサイト / Website
http://communityrootsforum.jp
■日時 / Date
2020年10月17日(土)
13:30 START
17:30 CLOSE
■会場/Venue
オンライン(YouTubeの限定配信を予定しています)
お申し込みいただいた方にPeatixを通して会場URLをお送りします。
インターネット環境に接続したパソコン、スマートフォン、タブレット等からご参加できます。
■参加費 / Fee:
・保育士・幼稚園教諭 限定チケット:2,000円(有資格者限定、現役かどうかは問いません)
・学生チケット:1,500円
・一般チケット:2,500円
・Ubdobe Village Member:2,000円
※Ubdobe Village Member価格をご希望の方は、ご購入前に必ずこちら( http://ubdobe.jp/supporter )より登録をお願いします。
※一つの端末で複数人参加する場合にも、人数分のチケットをご購入ください。
■お申し込み方法 / Ticket:
Peatixによる事前申込・事前決済
https://crf2020-autumn.peatix.com
■主催:NPO法人Ubdobe(ウブドべ)
■お問い合わせ先:info@ubdobe.jp(NPO法人Ubdobe本部事務局)
■トークゲスト / Talk Guest
・てぃ先生(保育士/子育てアドバイザー/SNSインフルエンサー)
・汐見 稔幸(東京大学名誉教授/白梅学園大学名誉学長)
・加藤 積一(学校法人みんなのひろば ふじようちえん 理事長・園長)
・三井 文博(特定非営利活動法人アーキペラゴ 代表理事)
・いしい あや(ニジノ絵本屋 代表)
・大城 葉月(社会福祉法人 愛の園福祉会 ルーブルこども園 園長)
■モデレーター / Moderator
・三木 柚香(NPO法人Ubdobe ローカル事業部)
・山本 梓(編集者・ライター)