刺身の上にタンポポを乗せる仕事とTwitterのインフルエンサーのお仕事って同じぢゃない?
私はTwitter大好き。Twitterばかり見ている。
そんな、Twitterを愛する人間だからこそ、Twitterの重大な欠点に気付いてしまった。
Twitterのフォロワーの増やし方、それは……。
同じ事ばかり言うとフォロワーが増える。ただ、それだけ。
インフルエンサーと呼ばれる類の奴らは、嫌気がさすくらい同じ事ばかりに物事を結びつけるから支持される。
オタクアカウントならすべての事情をオタクという文脈に還元してツイートすればいいねが貰えて、非モテアカウントはいかに女が憎くて自分がモテないかをツイートすればいいねが貰えて、鬱病のアカウントはいかに自分の具合が悪いかをアピールするといいねが貰える。
100歩譲ってポジティブなことなら、いいんだけどサ……。
よく、「刺身の上にタンポポを乗せる仕事」ってのが話題に上りますよね。
流れてくるベルトコンベアの刺身の上にタンポポを乗せるだけでお金が貰えるという仕事。
あれは、"機械の代わりに機械より安い人件費の人間がいるだけ"、と言われたら、その通りだと思う。単純労働が成立する理由なんて機械より便利で安いかどうかでしかないだろうし。
でも、私は思うことがある。
Twitterで同じ事ばかり言うアカウントはもはや、刺身の上にタンポポを乗せる仕事と遜色なないのではないか?
それは何故か?
このAIが発展した時代に、人間とAIを定義するのものは、いかに無駄で邪魔で無意味でノイズがあるかどうかだと、私は個人的に思うんです。
Googleの広告はとても怖い。私がいつの間にか観覧したであろうデータを記録して、その人の欲望にあった適切な広告を表示してくるのに恐怖を覚えませんか?
逆に、漫画アプリに出てくるような、興味のないクソゲーの広告は最高だ。洗練されてないし、絶対にやらないからだ。
有名な絵師のアカウントは、普通の何気ない日常のつぶやきには殆どいいねが付かない。別に面白くも何ともないけど、でも私はそれが好きだ。こんな素晴らしい絵を描く人はどんな日常生活を送っているんだろう?、という方が私には気になってしまう。
私達がインフルエンサーに求めるものが、いつも安定して同じ情報を提示してくれることを望んでしまったら、それはもはや、AIを求めてるのと変わりがないんじゃないか?
刺身の上にタンポポを乗せるのと同じで、お前たちの求められたキャラクターをツイートに乗せてるだけなんじゃないか。
同じクオリティーで同じ製品が出来上がるのと同じで、同じクオリティーのツイートにいいねが付く。
うんざりだ。
だって、それならbotでいいんだもん。
鬼束ちひろが「和田アキ子を殺してえ」ってつぶやいた時、凄い嬉しかった。
インターネットって自由に発言していいんだ!って。
インフルエンサー達が、普段のキャラクターやマーケティングを捨てて、おしっこするシーンが見たい。
お前たちがbotじゃないってところを、おしっこで証明しろ。
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