Twitter2が不完全な理由

こんにちウ。こないだTwitter2が消滅しましたよね。半分冗談で始めた物だとは分かってますが、Twitter2の意義を考えようと思います。「だれも社会や政治の話をせず、毎日みんなでアニメを観たりゲームをしたりして1日がおわるマジで楽しいSNS」がテーマとして掲げられてますね。Twitter"2"とあるようにTwitterの政治や社会的なノリから離れ、好きな事だけを語れる理想郷であるようにも思えます。この気持ちは分かります。TwitterはRTという機能のせいで、嫌でも社会や政治的なツイートを見るハメになりますから。
一見、理想郷のTwitter2には重大な欠点があります。それは、政治的なツイートは何の目的で行われるか、という根本的な問いです。Twitterのもう一つの機能は「いいね」です。つまり政治ツイートもいいね集めにより行われます。このいいね集めから脱却しない限りはTwitterを越えられません。
Twitter2は主催者のにゃるらさんの書き込みに一番いいね=スタンプが付くわけです。しかもこのTwitter2はにゃるらのツイートのノリの模倣を参加者がする訳で、政治的なツイートが無い代わりに新たなにゃるら政治空間が出来たようなものなのです。
平和に見えるオタク空間も政治カテゴリと同じくいいね集めが行われています。このいいね集めこそが政治そのものであり、今の社会はいいねは通貨になります。
私はそれが悪いとは思わないが、もしTwitter2の理想を追い求めるとしたら、それはいいねそのものから逃れられる空間じゃ無いかと思います。

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