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Adobe AeroでARを共有するときに気をつけたい「6つのポイント」

今回は、Adobe Aeroで作ったARコンテンツを共有するときに見落としがちな気をつけたいポイントを6つ紹介します。

*この記事の内容はモバイル版バージョン2.10.70を元にしています


Adobe Aeroとは?

ARコンテンツが作れるスマートフォンアプリです。
誰でも無料で使え、スマートフォンだけで制作から現実空間への投影まで可能です。
デスクトップ版(今はまだベータ版のみ)や他のソフトを組み合わせれば、より自由度の高いARコンテンツのシミュレーションができます。

*2021年11月16日時点でiOSは正規版がリリースされていますが、Androidはベータ版がリリースされています


【ポイント1】 サムネイルサイズは『16:9』で準備

共有リンクを作るとサムネイルが設定されるのですが、編集画面をそのまま切り取った画像が設定され、ARコンテンツの中身が想像しづらいものになってしまいます。
別の画像に差し替えることはできますが、画像の編集機能(トリミングや位置調整など)はついていないので、事前に準備しておく必要があります。
ここで気になるのがサムネイルの縦横比率ですが、特に公式では謳っていなく、いろいろ試してみたところ『16:9』であれば綺麗に見えるサムネイルになるようです。

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【ポイント2】 リンク作成時点のARが共有される

「リンクを作成」を押すとARにつながるQRコードとURLが作成されます。作成されたリンクは、作成時点のARの内容が見られるようになっているため、作成後のARの編集内容は反映されません
なので、ARを編集したときはリンクを再発行し、改めてリンクを共有する必要があります(SNSやブログ等の場合は差し替えが必要ですね)

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【ポイント3】 QRコードとURLは併記して共有するのがオススメ

共有方法にはQRコードとURLが準備されていて、それぞれコピーしたり、OSのシェア機能を使って送ることができます。
「QRコードのみ」「URLリンクのみ」で共有することもできるのですが、「スマホ1つしか手元にない」「PCで共有受けたけどどうすれば?」のような、ARが見られなかったり、受け手に手間が発生する場合があります。
トラブル回避のために、QRコードとURLを併記して共有するのがオススメです。

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共有される側の受け取り方

さて、共有リンクの準備はここまでです。このリンクを送れば遠くにいる人にもARコンテンツを見せることができます。
「早速共有したい!」ところですが、その前に、共有された側がどのように受け取るか確認しておきましょう。

【ポイント4】 見るためにはAeroのインストールが必要

Aeroで共有されたARコンテンツはAeroを使わないと見られません。
Aeroがインストールされていない場合は、共有されたリンクを開くとインストール画面に誘導されます。
共有する相手に事前に伝えておくと良いでしょう。

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ARを見るだけなら登録やログインは不要
Aeroがインストールされたら、リンクを開くだけでAeroが開きます。
共有されたARを見るだけなら登録やログインをする必要がなく、ARのプレビュー画面まで自動的に立ち上がります。


【ポイント5】 データサイズが大きいと読み込みに時間がかかる

データサイズによってはAeroの起動までに時間がかかります。(下の図の真ん中の写真の状態でしばらく待機することに)
1MB以下だと5秒くらいで開くところ、約30MBだと30秒くらいかかります。
配置している要素の数が多かったり、端末の性能によっては同じデータサイズでも1~2分かかる場合があるので、データサイズには気をつけましょう。

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【ポイント6】 共有リンクを作った直後だとエラーになる

リンクを作ってすぐに開こうとすると「読み込みに失敗しました」というエラーがでます。リンクが完全に設定されるまでには時間がかかるようで、1~2分待ってから共有するとよいでしょう。

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気軽に作って、誰かに見せてみよう

一度慣れてしまえば共有は簡単にできます。
ぜひARを作って、気軽に共有してみましょう。

最後に、今回作ったARを紹介します!
「ロゴをタップすると、ステッカーが目の前に無数に広がる」というものです。
ぜひ一度試してみてください〜
*Aeroの起動までに30秒ほど時間がかかります

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今後もUIデザイナー向けUnity使い方やUXUIデザインで気づいたことなど、xR関連の記事を書いていきます。

では、また次回!

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