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スマートシティ構想の実証実験として「豊洲場外マルシェ用 ARガイドデモアプリ」を開発

豊洲スマートシティ推進協議会の代表企業でもある清水建設株式会社さんと、株式会社インフォマティクスさんと共同でスマートシティでの活用を目的としたAR/MRグラスによるARナビゲーションアプリを開発し、2022年4月16日(土)にメブクス豊洲で開催された「豊洲場外マルシェ」での実証を行いました。
ARグラス『NrealLight』でマルシェの販売商品情報や交通情報の情報が分かる、実証実験用ガイドARアプリになっています。

開発背景

豊洲エリアは2019年5月に国土交通省スマートシティモデル事業において、先行モデルプロジェクトの都市として選定され、翌2020年7月には東京都よりスマート東京先行実施エリアプロジェクトに選定されるなど様々な先端技術の導入に取り組んでいます。
その一環としてこの度、AR/MRグラスを活用し、観光・購買体験の最適化を目的とした、評価用デモアプリを3社共同で開発しました。今回は現在販売されているAR/MRグラスを比較し、その中から今回の実証実験に最適なデバイスとして「NrealLight」を採用しています。

コンテンツ概要

今回は4月16日(土)に実施された「豊洲場外マルシェ」での活用を目的としたARガイドとなっています。販売商品情報や交通情報の情報をより分かりやすく把握できるようなARアプリを目指しました。

お買い物/イベントガイダンス

人が集中するマルシェでもARグラス越しであれば販売商品情報をはじめとする付加情報を確認でき、同日開催のイベントやキッチンカーの内容も確認ができます。

交通ガイダンス

交通結節点となる1階フロアに移動後の様々な交通手段へのアクセス方法をアナウンスするARコンテンツを実装しています。

BIMデータに関して

開発には清水建設株式会社さん、株式会社インフォマティクスさんから提供いただいたメブクス豊洲のBIMデータを活用し、より正確なARオブジェクト配置を実現しています。

今後の展望

今回は公開範囲を限定した実験となっていますが、将来的な実装に向け、機能およびコンテンツ内容の拡充を行います。
また、今後発売されるAR/MRグラスも継続的に調査・研究を行い、スマートシティ構想に最適なもの引き続き検討していきます。

ARグラス等、xR機器開発・販売の活発化に伴い、様々な端末に対応ができるよう技術研究を進めていますので、今後の進展にもご期待ください!


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