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こどもと話すこと。声をかけること。

なかなか記事を書く時間がないのですが、
書かないでいることが
いつも、自分のどこかに引っかかるので、

もっと、気楽に、思うままに、
誰かとおしゃべりするように、
書いてみるようにしたら続くのでは?
と自分に提案して、試してみることにします。


今日は、おでんをグツグツしながら
わたしが、こどもと接するときに
気をつけていること、
思っていることのなかから、
少しだけ話そうと思います。


わたしが、こどもに声をかけるときには、
この子にはどんな言葉を使ってどんな風に言うと、
伝わりやすいかな?と考えて話しかけています。


(保育の仕事をしている人は
たいていそうだと思いますが、)

「今、なぜそう接したのか」
「今、なぜそう声をかけたのか」

自分の中には、
その理由があることが、ほとんどです。
(時々うっかりもあります…)


そのために、普段から、一人ひとりが
どんな反応をしているかとか、
今どのくらい理解しているかな?という視点で
行動を観察するようにしていますし、
発達の段階がその子の軸のなかで
どんな風に伸びてきているか…を
意識してかかわるようにしています。

それは、完璧にできることではないですが、
向き合う心構えとして、
なるべく
そうしたい…という思いで過ごしています。


そして時々は、
まだ分からないかもしれないけれど、
もしかしたら伝わるかもしれない…!と思いながら
話をすることもあります。

これは、少し特別な話のときが多いですが、
自分が思っていたよりも
こどもには、しっかりと伝わるのだと
驚かされた経験は、これまで何度もあります。
(その話は、また今度…)


文字にすると
なんとも難しいことをしているような、
めんどくさいような印象があるかもしれませんが、
保育をする人たちは、
おそらく、それを何気なくやっています。

わたしにとっては、それが
この仕事の「楽しさ」のひとつでもあります。


その子にとって
いちばん響く言葉や伝え方、かかわり方を
見つけられたとき、
通じ合えたような気持ちになって嬉しくなります。


大人でもありませんか?

例えば、
何か注意されたり
何かをお断りされる場面があったとして。

(ルールとして決まっているので)
残念ながら、それが叶わない場合に、
同じことを言われていても、
すんなり入ってくる伝えかたの時(人)とか
なんだか引っかかるなぁと思う時(人)とか。

伝えるひとによって
伝える言葉によって、
表情によって、タイミングによって、

「なるほど分かりました。」と
すぐに受け入れられる場合と、
「分かったけど、そんな言い方しなくても…」と
なんだかモヤモヤが残る場合。ありますよね。


それは、
受けとる側の気持ちの
状況にもよるかもしれないです…

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だからこそ、
今回の話でいうと
(受け取る側である)
こども側の気持ちの状態を

なるべく
知りたい、分かりたい、察してあげたい。

こどものココロに
歩み寄って声をかけたいなぁ…と思うのです。


それは、
特別に優しく、特別に丁寧に、
ということではなくて、
何気ない普段のやりとりのなかで、
ごく自然に、サラリと、です。


相手の気持ちになって
相手の状況を想って
相手に気持ちよく伝わるように。


それは、大人もこどもも同じことですね。


こどもは小さな大人ではないけれど
これからも
「人」として大切なことは、
同じように考えて
大切に接していきたいな、と思います。


もちろん、
ダメなことはダメなのだけど、

「〜だから、
それはダメなのよ、だからごめんね。」

と言われたこどもが、
納得しているのか、いないのか、
余計に涙を流していることがあります。
(以前の経験を思い浮かべて話します)


このとき、
理由は、明確に伝わっているし、
叶えてあげられなくてごめんね、
と謝ってもくれているのだけど…

優しい言葉であるのに、

正論で
バッサリと小さな希望を絶たれたような
悲しい気持ちになることも
あるんじゃないかなぁ…と思うのです。

他に
伝えかたは、ないものかなぁ。


そこに
少しの何かを、足すことはできないかな…?
少しだけ、
伝える言葉を変えることはできないかな…?

どう伝えたら
この子の気持ちを
少しでも和らげてあげられるかな…?

日常の一つの場面を
そうやって考える日々の繰り返しです。

苦ではなく、
なんとなく、
気付けば、いつもそうしています。

そこで、自分なりに考えて
涙するこどもに声をかけたとき、

表情が変わったり、
安心した様子になると、

「あぁ。よかった。」と、
心のなかでガッツポーズをしています。


こどもと暮らす。
こどもと過ごす。

「ただ、それだけ」
のなかにある大切にしている想い。


もしかしたら、
誰かにとって、すごく、
小さなことかもしれないですが…
なんとなく、伝わりますでしょうか。



大切な大切な
お子さまの命ををお預かりする仕事。

怪我なく無事に。は、もちろんですが、

親の代わりに
ココロに寄り添える大人となれるよう、


できる限り、
誠心誠意、向き合っていきたいと思います。


少し寒くなってきて
あったかいお鍋ごはんが美味しい季節ですね。

みなさんも
あたたかくしてお過ごしください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。


かぁかんでした。またまたまたね。

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