見出し画像

消費と生産による疲労度

放っておけば四六時中テレビを見続ける長男を見ながら、よくそんなに見続けられるな、と感心していた。

わたしは消費し続けることが苦手だ。膨大な情報を浴びていると、疲労が蓄積していき、だんだんと調子が悪くなる。

受け取る情報に対して、たぶんわたしは脳を働かせすぎるのかもしれない。……というか、脳をできるだけ働かせずに、ただ受け取る(消費する)ことが苦手なのだろう。

わたしはただ飲み込めばいいものまで噛んでしまって、かついつまでも飲み込めず、ずうっと咀嚼し続けてしまうタイプなのだと思う。だから、あまりに多くのものを取り入れようとすると、顎が疲れてしまうのではないかな。……そういえば、わたしは肉が飲み込めない子どもだったなあ。

飲み込むペースと量を求められる消費メインの物事に、だからわたしは向いていない。咀嚼することを前提にした情報を、じっくり味わいながら受け取る方がずっと楽だし、向いているのだと思う。もともと思考するのが好きなタイプだしね。

そうして、時には生産する時間も必要だ。生産する方がエネルギーが必要で疲れやすいと思えるかもしれない。けれども、生産するときに使うエネルギーは、わたしの疲れを取り、リフレッシュさせてくれる。生産時に抱える疲労感は、消費時に抱える疲労感よりも、充足感があるようにも思える。


消費は悪いことではない。だけど、わたしにはどうやら「ただ消費するだけ」は疲れる原因となるらしい。

できることなら、長男には生産する楽しみも覚えてもらいたいものだなあ。

生産するときに感じる疲労感は、消費しているだけのときのものよりも、感じ方が異なるものだと思うから。


#エッセイ #コラム #雑記 #消費 #日記 #ブログ #わたしのこと #考えていること


お読みいただきありがとうございます。サポートいただけました暁には、金銭に直結しない創作・書きたいことを書き続ける励みにさせていただきます。