見出し画像

ヨガと暦と。[啓蟄]


今日もまだ、暖かい帽子が手放せません。

降る雨は今日も冷たい。




二十四節気(にじゅうしせっき)/啓蟄(けいちつ) 

3月5日〜19日頃までの時期。

雨水(うすい)の時期を終え、やってくるのがこの啓蟄(けいちつ)です。

「蟄(ちつ)」とは、虫が土の中に籠ること。
「啓(けい)」は、閉じたものを開くという意味。

土の中では、冬眠していた虫たちや動物たちも、

そろそろもぞもぞと動き出す準備をしているそんな時期。

数日前まで感じていた、うっすら春の香りが、

日に日に春が増してくる。

春を感じて動きはじめる。

人間のわたしたちも同じですね。


この時期は確定申告、卒業、卒園、

入学、進級、就職、引っ越し、、、

色々と迎える準備をされている方も多いのではないでしょうか?


動かなくとも、動きだす、そんな時期。

三月に入ると年度末が近づいてきて、なんとなくそわそわ。

これまでの寒さがだんだんと、あたたかな気候になってくる頃、

花の蕾たちも一斉にぷくっと膨らんでくる
春の花たちももうすぐいっせいに花を咲かせるでしょう。

楽しみですね。

また、これから4月にかけては意外に雨の多い時期でもある。

「菜種梅雨(なたねつゆ)」

しとしとと雨が降り続くこの時期のこと。

(あ! ここにも「菜」がいましたね。)

グラデーション。

そして季節は移っていき、

だんだんと「菜」のいない時がやってくる。

そこに目をやり、ふっと寄り添える自分でいたい。

陰陽五行論を身近に感じ、取り入れて暮らすようになってから、

「うつろい」「グラデーション」「移行する時間」

季節のうつろい。

この時間が生活を豊かにしてくれて、

自分を落ち着かせてくれるものだということに気がつきました。

啓蟄の時期に入った初日、3月5日も「雨」でした。

優しい雨音の中、こうして文章を書くという時間が

とても贅沢で充実している瞬間だな、、、と感じました。
こんなに文字を書く。ということが人生で初めてです。

前回のブログで書いたように、「書く」には嫌な思い出もありまして、

自分に書くことなんて出来るのかなと半信半疑で日々綴っているわけですが。


「充実」という文字が浮かびました。

結構びっくりな発見です。

これも「菜種梅雨」のおかげかもしれません。

そんなことを感じた数時間後には息子のお迎えが待っています。

雨だと少々億劫になっている自分も現実です。

いつもよりもさらに慌ただしく帰宅し、クッタクタ。

就寝までの時間をバタバタと過ごします。

でもこのお迎えのドタバタも数年したら無くなって静かな時間に移っていく、

(今から涙腺うるうるになっている私。)


「どちらも」私にとって、大切したい時間です。

ヨガも同じ。「移行する時間」がある。(これはまた明日。)

感じられる、気付いている、みている。

そういう余白があることに感謝したいです。


新生活を目前に期待もあれば不安もありますね。
そんな気分を雨が助長する時もあるかもしれない。

でも雨が降るたび雨にだんだんと暖かく、一歩一歩春らしくなっていく。


雨の日にもし、鬱々としそうになったら、
ちょっと止まってみてください。

数呼吸、

どんな呼吸でも構わない。

目を閉じて。

自分の呼吸を感じてみてください。

ちょっと休みましょう。

3月中旬からYOGATO メールマガジンを配信スタートします。

ブログで書ききれなかった内容、雑談、日々のことなど、
綴ってお届けしますのでぜひHPのお問い合わせ欄からお申し込みください。

初回のメールマガジンは「啓蟄」、この時期の「食」について、

もう少し補足のような内容をおお届けする予定です。

どうぞお気楽にご連絡ください。

さて、最後にもう一度。

この時期は休むことも大事。

ご自愛くださいね。

YOGATO主宰 うおざきよしこヨガと暦と。[啓蟄]

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?