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【超重要】媒体選定がラクになる!「4つの軸」を意識しよう

こんばんは、神宮寺です。私はとある広告代理店で、広告運用組織のマネージャーをしております。
本日は、「媒体選定」について書こうと思います。

広告プロモーションを行う上で、『媒体選定』は非常に重要な要素です。
しかしながら、"なんとなく"媒体選定がされてしまっているケースも散見されるので、
本日は私が考える媒体選定時の「4つの軸」についてまとめてみました。


媒体選定時に抑えるべきポイント4つ

①ユーザーボリューム
②商材 × ターゲットユーザー含有率
商材 × 広告フォーマット
④ユーザー情報の正確性

それぞれ解説をしていきます。


①ユーザーボリューム(配信規模)

前提として媒体選定は、「目的×予算×スケジュール」をベースに行う必要があります。

「いつまでにどのような状態を作りたいか?」
そこから逆算をしてプランニングを行う必要があります。

例えば、
「来年の3月までに、CPA1,000円で毎月50,000人の新規ユーザーを獲得できるようにしたい」
という目的があった場合、

達成しなければならない条件は、
・CPAを1,000円以下に抑える
・月間5,000万を配信できるような媒体プランニングを行う
の2つです。

ただ、いきなり「じゃあ予算5,000万でよろしく!」とはならないので、
「初月は500万で、いけそうだったら徐々に増やしていきましょう。」という話になるケースが多いです。

その場合、初月の500万をどのような媒体に使うべきか?

わかりやすくするために2択にさせて頂きますが、
「LINE」と「SmartNews」だったらどちらにするか?(※商材との相性は一旦無視した状態で考えていきます)

私なら、LINEを選びます。理由はLINEのほうがMAUが圧倒的に多いからです。
MAUが多いということは、広告在庫が多いので、配信量を多く出せるということです。

<MAU比較>
LINE:約8,400万人
SmartNews:約2,000万人

同じ一つの媒体を攻略したとしても、LINEを攻略できたほうが圧倒的に伸びしろが大きいです。
私の肌感覚ですが、うまくいったときに使える金額はこんなイメージです。

LINE    : ~1億円/月
SmartNews : ~2,000万円/月

今回の与件の場合、極論LINEが攻略できれば目標の達成が実現できます。
一方でSmartNewsが攻略できたとしても、さらに別の媒体を攻略しないといけなくなります。

もちろん商材との相性や最適化の精度などもあると思うので、一概にMAUだけで判断するわけではないですが、重要指標の一つとしてとらえておく必要はあると思います。

▼各媒体のMAUはこんな感じ(ご参考まで)

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②商材 × ターゲットユーザー含有率

媒体によって、当然ながら存在するユーザーの傾向が異なります。
「若年層に強い」「男性に強い」等の性別・年代の傾向や、「年収が高いユーザーが多い」「主婦が多い」「学生が多い」等のユーザーの特徴を加味することでより最適なプランニングができるようになります。

プロモーションする商材にフィットするユーザーが多く存在する媒体に出稿することで、獲得効率を高めることができます。

(例)
・TikTokは若年層に人気
・Yahoo!は年齢層が高め
・SmartNewsは年収高い人が多い
・Facebookはビジネスパーソンの利用が多い

など。
(※私の肌感覚も入っている点、ご了承ください)

各媒体の特徴をしっかりと把握して、プランニングに加味することが重要です。

▼各媒体のユーザーはこんな感じ(ご参考まで)

ユーザー属性


③商材 × 広告フォーマット

プロモーションする商材によって、「最適な伝え方(訴求の仕方)」は異なります。
その伝え方に適した広告フォーマットを活用することで広告効果を高めることができます。

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