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【誰でもすぐできます】クリエイティブ分析手法を共有します

こんばんは、神宮寺です。
私は某広告代理店の広告運用組織のマネージャーをしております。

本日は、運用している方は皆さん少なからず悩みを抱えているであろう「クリエイティブ分析」について、私の考えを共有しようと思います。

クリエイティブは、「こういう要素を入れたらいい!」という単純なものではなく、様々な要素が複雑に絡み合って勝ちパターンが生まれると思っています
だからと言って、すべてをフィーリングに任せて、配信結果を学びにつなげないのは良くないと思っているので、試行錯誤をしながら分析をして、次につながる示唆を出すようにしています
今日はその分析手法について、簡単にまとめてみました。

いきなり余談ですが、運用型広告における勝ちクリエイティブは、
「商材の強みの表現」×「メディアに合わせた表現」
がうまく嚙み合った時に生まれます。
その「メディアに合わせた表現」については下記のような記事を書いておりますので、お時間あれば眺めてみてもらえると嬉しいです。

では、本題に入っていきます。
シンプルに「画像の分析手法」と「テキストの分析手法」の2つを説明いたします。

①画像の分析手法

クリエイティブは、様々な要素が複合的に組み合わさって成り立っているものなので、「必ず成果が出る鉄板構成」というものはないです。
ただ、そこで思考停止するのではなく、成果に影響を与える要素を少しでも見つけておくことで、PDCAの速度を速めることはできます。
その分析手法の一例をご紹介します。

(1)タグ付け

まずは、クリエイティブ要素の「切り口」を決めてタグ付けを行います。切り口は、下記の表の中の「背景」「商品有無」などの項目を指しています。

▼良いタグ付け例

画像管理表


▼悪いタグ付け例

画像管理表_悪い例

✎Point
切り口を柔軟性高く作ってしまうと要素ごとの集計が困難になるため、あまり意味がなくなってしまう。
切り口はできるだけ明確に区別できるものを採用するようにするのがポイント。


(2)要素ごとに集計

一覧を作っておくことで、エクセルのピボットテーブルで簡単に集計が可能です。
どの要素が成果に影響を与えているのかを的確に把握することができます。
最も成果に影響を与えてそうな軸を一つ決めて、次の検証プランを考えていきます。

画像管理表_数字入り

図1

要素分析


(3)要素の掛け合わせの相性を確認

切り口を用意しておくことにより、以下のようなメリットがあります。
-集計して要素ごとの相性が確認しやすい
-1つの切り口の中での表現方法を増やすことも可能
-状況に応じて切り口の追加も容易にできる(発想を広げられる)

👇「訴求軸」に対して「背景」や「商品有無」の違いでどのような成果の変化が生まれるかがわかるようになる

要素掛け合わせ分析


運用型広告は、広告を配信すればするほどCTRが下がっていってしまうので、必然的に本数が必要になりますが、PDCAを回し続けているとクリエイティブがマンネリ化してしまうことが多いです
そんな時に、様々な視点で分析できる土壌を整えておくことで、次の展開のヒントを見つけやすくなります。


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