運用者が絶対にやってはいけない行動(上級者編)
こんにちは、神宮寺です。
先日も「運用者が絶対にやってはいけない行動」というnoteを書いたのだが、わりと運用ビギナー向けの内容だったこともあり、Twitterで「上級者向けの内容も書いてほしい」という要望を頂いたので、今日は上級者向けの内容を書いていこうと思う。
(上級者の定義がよくわからなかったので、「別に上級者向けじゃなくね?」というツッコミはなしでお願いします。)
▼先日のnoteはこちら
①次の打ち手しか考えていない
上級者であれば、最低でも「次の次の打ち手」までは考えておいてほしい。
現状の課題から、次の打ち手を考案し、実行することで成果を改善していくのが広告運用の基本的なフローだが、
上級者ならご存知のとおり、打ち手は実行して数日後(もしくは翌日)には結果が出る。
明確な結果は出ずとも、ある程度予測ができるくらいの情報は得られる。
ここで次の打ち手しか考えていないと、
「この打ち手はダメだったなぁ。さて、次はどうするかな。」
とまた考える作業が発生し、
「じゃあこの打ち手でいくか」
となった場合にも、そこからクリエイティブ作成やらをお願いしたりして、実行できるのはまた少し先になってしまう。
そもそも打ち手の結果なんて、超大雑把に大別してしまえば、「良かった」と「ダメだった」の2つだけだ。
なので、最低でもこの2通りの打ち手までは考えておくべきだと思う。
次の打ち手:「広告クリエイティブ追加」の場合
良かった場合:広告クリエイティブの訴求内容に合わせてLPのファーストビューをABテスト
ダメだった場合:ターゲティングを変更してみる、訴求を変えたクリエイティブを追加する、等
こんな感じでどんどん先の展開までを考えていくと、いつの間にか中長期のプランが出来上がってたりする。
今はクリエイティブをガンガン制作して回してなんとかなっている
↓
このまま継続しても、数ヶ月後は成果が落ちる可能性が高い
↓
成果を落ちないようにするためには、訴求するユーザー層を変えていく必要がある
↓
そのためには、新しい訴求のLPを作っておく必要がある
少し話が飛躍してしまったが、次の次の打ち手までセットで考えておくことで、様々なメリットがある。
案件メンバーやクライアントにも共有しておくことで、関わる人たちがスムーズに動けるようになる。
ダメだった時のことまで考慮されていることによって安心感が生まれ、進行もしやすくなる。
次の打ち手をその都度考えている人はぜひ取り入れてみて欲しい。
②CPAのことしか考えていない
運用者なら誰もがCPAのことを考えているだろうが、上級者であればCPAをのことだけを考えていてはいけない。
「CPAさえ合っていれば、任務完了!」というわけではなく、もっと本質に着目しなければならない。
CPAはビジネスにおける中間地点に設定されていることが大半だ。
・ゲームアプリであれば、インストール
・クレジットカードであれば、申込み
・化粧品であれば、トライアルキットの購入
などをCV地点として、広告を配信している。
当然理解はしていると思うが、この地点までで考えると企業はもちろん利益は出ない。
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