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詩ことばの森(82)「疲れたときは」

疲れたときは

疲れたときは  やすむべし
そんなことを思いながらも
どこかに   やすめない自分がいる

仕事ばかりしてると   だめになるよ
なかのよい友だちが   心配してくれた
そうだよね   わかってはいるのだけど
つまりは   意思が弱いのだろうね

そこで   公園のベンチに腰かけてみた
冬の木々が   ほどよく枯れて
枝先が青空に光っている

美しさに心がなごむ
やすむことの大切さを思いながら

(森雪拾)

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