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ぼっち女子サポ、わくわく観戦日記inドイツ#06

こんにちは!tori です。

ドイツといえばやはりビールを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?私もドイツ留学行っていました~と言うと、8割がた「ソーセージとビールの国ね!」という反応を頂きます。
(実際レストランに入っても、お水と値段も変わらないので・・・ドイツにいる間はビールばかり頼んでた!という人もいたくらいです笑)

かくいう私もドイツに行って苦手なビールを克服する事ができ、あらあら、大人の階段上りましたわ・・・などと自惚れていました。しかしだ。

ここ一年くらいで、そもそも絶望的に酒に弱いことが発覚。

先日、グラスワインたった一杯でぶっ倒れて緊急搬送されました。
人生初救急車の理由がしょうもなさすぎる。関係者各位誠に申し訳ございませんでした。ていうかワインってアルコール度数高いよね。ドイツじゃなくてフランスに留学してたら私、肝臓がいくつあっても足りなかったんじゃ?
個人差大きいとはいえ二型アルデヒド脱水素酵素の活性が低い黄色人種マジつらいわ~~~ジュースうめぇ~~~!!

さて前置きが長くなりましたが!
本日はビール片手にサッカー観戦しよう!!!の回です!

それでは対戦カードの発表!
Borussia Mönchangladbach vs Bayer 04 Leverkusen
そう、記念すべき1部リーグ初ぼっち観戦なのです!
かつてグラッドバハには大津選手(現横浜F・マリノス)、レバークーゼンには細貝選手(現ブリーラム・ユナイテッド)が所属していましたね。
スタジアムはグラッドバハのホーム、 ボルシアパーク Borussia Park

2017年10月21日 ブンデスリーガ第9節

グラッドバハ中央駅からシャトルバスで揺られる事約20分。長い。人やばい。普段のドイツの公共機関はわりとゆとりがあるのですが、サッカーの試合前は別。特に1部リーグともなると中央駅からすでに、サポーターがごった返しています。混雑具合は名古屋の地下鉄の朝ラッシュともいい勝負だったなぁ・・・さながら東山線・・・

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なんやかんやでスタジアムに到着!鉄骨がなにやら物々しい雰囲気を醸し出していますが、中央駅からやや距離が離れているだけあって、スタジアム周りの開放感が凄い!あいにくの曇天ですが!

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ワゴンのグッズショップ。

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スタジアム東ゲート。
グラッドバハのエンブレムはシンプルなデザインでカッコいいですよね。まさにスタイリッシュって感じ。スタバでMacbookとか広げてそうなイメージ。いや知らんけど

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グッズショップは長蛇の列です。もちろん私も並びました。でもこういう時は誰かと一緒にいたほうが便利ですよね。「私はグッズに並んでおく!あんたはその間に食糧確保よろしく!解散!」とかできるし。ちょっと憧れる。

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スタジアム前広場には屋台が幾つも出ており、早くからサポーター達が集まっています。

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やっぱこれですよね!!!

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みんなビール片手にソーセージとパンを頬張っています。

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よーし早速私も!乾杯!Prost!
といってもノンアルコールビールですが・・・笑 Bier ohne Alkohol, bitte とか Alkoholfrei とか言えば注文できます。(ohne が英語でいう without )

一杯5€(650円くらい)。高いように思われますが、実はカップ代込みでのお値段なんです。この素敵なデザインのカップは、お店に返却するとお金が返ってくるし、2杯目以降のおかわりを入れてもらうことも可能!私は記念にお持ち帰りしました~カワイイ

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1部リーグのチケットを当日現地調達はさすがにハイリスクだと考えたので、今回はあらかじめインターネットで前売りチケットを購入しておきました!チケットの発券に関してはブンデスリーガはいくつか手段がありますが私は、
現地受け取り→スタジアムで手間取りたくない
Print@home(自宅でプリントアウト)→コピー用紙でなくきちんとした紙チケットが欲しい
という理由から郵送 Versand を選びました(ホームステイ先に送ってもらいました)。追加で送料がかかりますが、きれいな紙チケットを手元に持っておけますし、当日は何も考えずスタジアムに行くだけなので安心!何より届くのを待つ期間がめちゃくちゃ楽しい。恋人からの手紙を待ってるような気分になる。ほんとたまらない。そして封筒を開封する瞬間の喜びたるや。ついつい一句詠めてしまうような風流さよ。日本人なので。

ボルシアパークは学割が使えたので、チケットは24€(約3000円)+送料3.5€(約450円)で入手!ちなみに駅からスタジアムまでのシャトルバスは無料、さらに試合のチケットを持っていればスタジアムまでの公共交通機関は無料(コンビチケット)!!思いの外財布に優しいぞ、ブンデスリーガ!

ブンデスリーガ、1部と2部のチケットはコンビチケットになっており、裏面に説明が載ってるのでそれを読んで利用してました(クラブによって適用できる時間などが違うので)。鉄道会社とリーグのなんともありがたいコラボレーションです。電車に乗車中に切符をチェックする係員がきても(ドイツの鉄道は改札がない)、試合のチケットを見せればOK!「Viel Spaß!(楽しんでおいで)」と声をかけてもらえたりも。
このコンビチケットに、ドイツ留学中めっちゃお世話になりました。だって行き帰りの交通費浮くってやばない・・・?我常金欠学生故大歓喜・・・


それじゃあ入場しちゃうぞ~

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おお・・・緑・・・目に優しい・・・

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この照明はナイトゲームの時とか絶対綺麗なやつじゃん

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懐かしのロイスユニ発見

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しばらくするとスタジアム内に流れる音楽。歌いだすサポーター。凄い勢いでタオルマフラーを振り回し始める隣の人・・・いや写真撮れない!めっちゃ映り込んでくるやん!?
それにしてもこの曲、たった一度聞いただけなのに耳から離れない。サビの「ぼるしあーうんざーどりーむてぃーむ」の部分が頭の中でエンドレスリピート。
個人的にJリーグの「ベストオブ一度聴いたら忘れられない中毒性高いヤバいアンセム」はセレッソ大阪さんちの「おおーおおーおーおーおさかー」だと確信していますが、ブンデスリーガはぶっちぎりグラッドバハに決まりました。おめでとうございます。

※気になる人は B.O. Die Elf vom Niederrhein で検索。iTunes でもダウンロードできます(しました)。


そうこうしている間にキックオフ!

試合の前半は完全にグラッドバハのペース。右サイドからのクロスに飛び込んだジョンソンが早々に先制。その後もリズムよくダイレクトプレーで中央から崩したり、右サイドの強力な突破力を生かしたりとアウェーのレバークーゼンゴールを何度も脅かします。テンポよくボールを繋ぎ、ボールホルダー以外の選手がどんどんスペースに顔を出してフリーでボールを受け、前進していく。両チームとも同じピッチでやっているはずなのに、グラッドバハの選手の周りだけスペースが存在し余裕をもってプレーできている・・・正直、ドイツに来て今まで見てきた試合とスピードやクオリティが格段に違うと、心底驚きました。同時に、映像でなく生で見るとその差はより歴然とする事も改めて実感。ていうか強豪すげぇ。

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試合はハーフタイムへ。

この流れで後半もグラッドバハの華麗な得点シーンを期待していた私でしたが、試合は思いもよらぬ展開を迎えます。
コーナーキックからベンダー兄弟の片割れ・スヴェンが同点ゴールを挙げるとベイリー、ブラント、フォラントとレバークーゼンの攻撃陣が大爆発。後半25分にはすでに、スコアは1-4と盛大にひっくり返されていたのです。まだ試合中なのに、続々と帰り始めるグラッドバハサポーター。ご近所同士のダービーとあって、この上なく大盛り上がりのレバークーゼンサポーター。ボルシアパークは異様な空気に支配されていました。そして後半36分にも、右サイドからの正確なグラウンダーのマイナスクロスをダイレクトでポーヤンパロが決めてとどめの5点目。ホームチームであるグラッドバハはなんと、1-5というとんでもないスコアで逆転黒星を喫することになってしまったのです。グラッドバハサポの皆様生きて。
勝敗の分かれ目はやはり、ハーフタイムのレバークーゼンの修正力。後半出だしから、グラッドバハの選手にとにかくスペースを使わせないという意図が感じられました。パス回しが始まる前にボールホルダーに寄せて起点を潰し、プレスに行かない選手はスペースを潰す。守備陣形をコンパクトにまとめ、隙あらば高い位置で奪ってショートカウンター。前半のグラッドバハを見ていて、ああこれ風間グランパスがやりたかったサッカーだと感嘆していたのですが、後半は完全にJ2各クラブに研究されつくした後の風間グランパス(2017シーズンはJ2でした)お約束の負けパターンで、4失点目の2センターバックの間をフォワードに抜け出されてそのままゴールキーパーと一対一になるシーンとかもう17シーズン親の顔より見た光景(盛った)・・・あれ、おかしいな胃痛が止まらない
とにかくハーフタイムの修正で見違えるように改善されたレバークーゼン。ハイコー・ヘルリッヒ監督、一体何者なんだ・・・!俄然興味が湧いてきます。そして次回、ついにその本拠地であるバイアレーナに乗り込んできた・・・ッ!乞うご期待!!!!!!


なお試合後は混乱やトラブルを避けるために、アウェイのレバークーゼンサポから先にスタジアムを出される形になったので、なかなか帰れず・・・シャトルバス乗り場も長蛇の列。まぁこの試合5万3千人もの観客が入ったとのことで、こればっかりは仕方ないのですが・・・泣

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つい買ってしまうお土産!丸い缶は飴ちゃんが入っています!リップクリームもあって迷わずカゴに in!(両方とも3€、約400円)雑貨系多いの嬉しいな~可愛い~~。エンブレムもカッコいいし、スタジアムの雰囲気も素晴らしかったし、アンセムの中毒性半端ないし、うっかり気を抜くと「グラッドバハ・・・良い・・・」とかなってたかもしれない。試合の結果があんなことになってなければ。いや~危なかったぜ・・・!


そもそもこの時点でフォルトゥナ・名古屋と、すでに2クラブ掛け持ちで応援してる時点でヤバいじゃん。日本に帰国してから時差あるし(日本とドイツの時差は7~8時間)、試合追っかけるの絶対しんどいの目に見えてるじゃん。あ、ちなみに余談。ドイツでもDAZNはうたい文句にある通り一応は見れたのですが、Jリーグはポドルスキがいる神戸などごくごく一部の試合のみで、ブンデスリーガもハイライトのみでした(放映権の問題らしい)。プレミアあたりはフルマッチ視聴できたけど。
とにかく、これ以上は見るクラブ増やせないじゃん。(フラグ)週末とかバイト忙しいし睡眠時間確保しないと死ぬじゃん、マジで2クラブが限界だって!(フラグ)

※この試合が私の、レバークーゼンとの衝撃の出会いであった
※プロフィール参照でフラグ回収


ではでは、例の曲と共に今回はお開きとさせて頂きます!
♪ Ja, wir schwören Stein und Bein auf die Elf vom Niederrhein 
Borussia, unser Dream-Team  Denn du bist unser Verein ~♪

Borussia Mönchangladbach 公式サイト


tori


※ここに書かれたスタジアム・施設などの情報は、2017年当時のものです。現在は変わっている可能性があります。














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