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2024年6月7日 Essential Parfums フィグアンフュージョン


久々の香水記事です。
前回、香水ガチャでミニ香水を入手し、

年度末を乗り越えたら、買おうと思うほど、気に入っていたEssential Parfumsのフィグアンフュージョン、

5月25日に、NOSESHOPを覗くと、在庫がなくなっていました。(今は買えます!)
「入荷待ち」の表記に呆然とすることしばし…、
「やはり、欲しいものは買っておくべきだった。
かなりの高価格ブランドも多いなか…こちらのブランド、Essential Parfumsは、特に10mlが手に取りやすい価格設定だったというのに、そんなに気軽に買うのは良くないか…とか思って見送っていたら、入荷待ちになってしまった!!!!
現在、このような不安定な世界情勢の中、海外、特にヨーロッパの香水がいつまでも気軽に購入できると思っていた己の甘さよ!不覚!!」と、ヲタク特有の早口テロップが頭に降りてきました。
横書きではなく縦書きで…。
最近は、海外小説についても同じ衝動に駆られるので困っています。
5年後、10年後、今と同じように香水や小説を一市民が手に入れられる状況にあるでしょうか?
そういう一抹の不安から、「今買って、しばらく積んでいても価値はある!」と思って、購入しています。
こうして書いてみると、かなり危険な思想、やばい思想ですね。
しかし、ひしひしと感じる未来への不安はかなりのもので、消えそうにはありません。
数年前に比べると、ずっと危機意識を持ちながら、買い物をしているということです。
(買い物に危機意識を持つというのもおかしな話ではありますが…。)
ともたれ、
人間の欲望って「ない!」とか「なくなるかも」となったら欲しくなるものなのです。
「入荷待ち」この4文字に理性が屈服します。
ダイヤモンドは稀少だから羨望の的になるわけで、道を歩けば蹴飛ばせるどこにでもある石ころであれば、欲しいとは思わないというような話を、どこかで読んだことがあります。
というわけで、「ない!」とか「なくなるかも」ほど購買意欲をそそるものはないのです。
「入荷通知を希望する」のボタンを真っ白な頭で気づいたら、押していました。
それと同時に、
「欲しいものは買えるなら買え。さもなくば後悔する」という文字が脳に刻まれたのです。

今、思えばこれこそがNOSESHOPの販売戦略というものなのかもしれません…。
それを裏付けるように、かなり早い段階で「入荷しました!」のメールが届きました。
販売戦略である可能性は十分にわかりつつも、「ない」と思ったものが「ある」、しかも、買いに行かずともすぐに購入できるというのはかなり魅力的です。
1日は迷ってみたものの、夕方帰宅して、疲れている頭には抗えず、ポチっと購入してしまいました。
その時点では100mlはまだ入荷しておらず、10mlのみだったのも、背中を押しました。
もし、両方あったなら、どちらのサイズを買うべきかでしばらく悩んだはずです。

購入の言い訳を言わせてもらうなら、Essential Parfumsのフィグアンフュージョンは、大変、使いやすいタイプのフィグ香水なのです。
個性的な香水(Amouage(アムアージュ))からプチプチラのZARA香水まで、どちらに重ねがけしても、悪目立ちせず、むしろ、それぞれの個性を親しみやすい感じに仕上げてくれるのです。
トップこそ、フィグのミルキーな香りが印象的ですが、すぐ、日本人にも馴染みやすい柑橘の香りになるおかげかな、と思います。
そして、出かけた先では、ボディのブラックティーがメインとなり、華やかさよりも、さっぱりとした印象が出て、邪魔になりません。最後の落ち着いたウッディさの奥に、ほんのりフィグを見つけた時、「やっぱり、この香水、好きだなぁ…」と感じます。
「グリーシャネル」の夜のいちじくとしか言いようがない、妖艶な強烈さはない分、気軽に使える香水です。
暑さが増していく中で、絶対に使いたくなる香水であり、
ミニ香水はスプレーボトルがイマイチで、出が悪くなっているのがストレスでした。
気分よく、ちょうど良い量をワンプッシュできないというのは香水にとって、致命的です。
とまあ、つらつらと書きましたが、
結局買うべき香水であったということなのです。

さて、NOSESHOP通販の唯一の欠点は、配送が佐川急便対面手渡しであることです。
お試しセットのようなものはネコポスという、ポストインしてくれる薄い箱で届くのですが、商品の場合は、商品の50倍くらい大きな箱で届きます。隙間には紙が詰められているのですが、絶対、もっと小さい箱で配送できるはず…。
しかし、香水は液体ですし、
ガラス瓶に入ってたりもしますし、
なおかつ、ひとつひとつが高価ですから、
トラブル回避のために、対面手渡しなのだろうなぁというのは分かるのですが、正直とても面倒くさいのです。
特に佐川急便は、時間が読めない所があり(指定時間終了ギリギリにきたり、フライングしたりする)、いつもハラハラしながら受け取っています。
今回はしかも1度、佐川急便の会員サイトで変更した受取時間をもう一度、変更しなければならない事態になりました。この受取時間指定というのが一度しかできず、2度目からは電話でないと変更できない…というのも絶妙に面倒くさいです。
でもまあ、こういうシステムになるのには、何か相応の理由があるはずだと自分を言い聞かせます。

今回の佐川急便さんは、指定した時間の間に、荷物を届けてくれました。
開けてみると、すっかすっかの箱に適当な紙が詰められ、緩衝材の上に、香水の箱が乗った状態でした。
この緩衝材、意味があるのか?と思ったことは否めません。
とはいえ、フィグアンフュージョンは無事だったので、よしとします!

さあ、明日から、使い倒していきます!
フィグアンフュージョン!

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