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2024年2月20日 自家製ブロッコリー


以前、ブロッコリーを育てている、
今後は夏野菜を育てたいという記事を
書いたところ、

思っていた以上に、反応がありました。
「野菜を育てたほうがいいかも」という気持ちが
結構な人の中に潜在的にあるのかもしれません。
もしくは、すでに野菜を育て始めている人が結構いるのかも。
色々な先行きに不安がある時ほど、
野菜を育てるということに気持ちが向きやすいような気もします。
自分の食糧を自分で作り出すということは
小さいけれども確かな安心をくれるからです。
「食べることができれば、まぁ何とか」
そう思っている人はきっと多いはずです。

先日、育てていたブロッコリーが、
とうとう、スーパーで売られている大きさになったため、収穫しました。

立派に育ったブロッコリー


ブロッコリーはナイフでさっくり収穫できます。
収穫したブロッコリーの後には、小さなブロッコリーができ始めているのが見えました。
もしかすると、小ぶりなブロッコリーが今後も採れそうです。
収穫してすぐ食べればよかったのですが、夕食のメニューに合わなかったので、
1日おいて食べました。
ブロッコリーを洗って、小房に分けます。
数日前に眺めていた時よりも、ずいぶん小房の茎が伸びている印象です。
当たり前のことなのですが、生きて、日々、成長するのものなのだなと感じます。
どうやって食べようかと少し悩みましたが、
1番美味しく食べれる方法、ペペロンチーノのようににんにくと鷹の爪、塩で味付けすることにしました。
オリーブオイルをフライパンにたらし、
そこにチューブのニンニクを数センチ、種をとった鷹の爪を放り込みます。
火をつけてしばらく、ニンニクと鷹の爪の香りが出てきたら、
洗って小房にわけたブロッコリーを入れます。
ブロッコリーの茎も、この味付けだと美味しく食べられるので、
切って一緒に入れます。
塩を軽く振って、蓋をしてしばらく待ちます。
ブロッコリーの濃い緑が一層鮮やかになり、
少し焦げた部分もあるくらいになれば、完成です。


鮮やかな緑色

自家栽培ブロッコリーはスーパーのものより、より瑞々しく
筋っぽさがありませんでした。
さすが、採れたてです。

さて今回、ブロッコリーを育てたのは畑でも、プランターでもありません。
冷凍商品が入れられていた発泡スチロールの箱に
穴を開けて、土を入れたものに、苗を植えました。
野菜栽培のごくごく初心者のため、枯らしてしまう可能性も高く、
プランターを買って
途中で枯れたら落ち込むかもしれない、ということでそうしたのですが
それでも収穫できました。
ホームセンターの苗は、強かったということでしょう。
急ごしらえの発泡スチロール箱の中でもすくすくと育ち、
立派なブロッコリーになりました。

やったことは、水をやることだけでした。
最近は、米のとぎ汁をやることもありましたが、
それ以外に大したことはしていません。
素人は、元気のいい苗を購入して、
植えつけたほうが失敗がないようです。
なす、トマト、きゅうりのどれかの苗を購入しようと心が決まりました。
夏野菜を収穫したいです。
ブロッコリーよりは、短期間でたくさん収穫できるイメージがあるのですが
どうでしょう。
強欲な考えでしょうか。
次は、プランターも購入してみようかと思っています。
設置場所や植え付けの時期などを調べて準備していくつもりです。

今回育ててみて、
よく食べているブロッコリーのことを全く知らなかったなぁと思います。
大きく広がるように、葉や茎が育つこと、
売られているブロッコリーの大きさになるまでは数ヶ月かかること、
ひとつの苗にひとつだけできるというわけでもなく
小さいブロッコリーが別の枝にも出てくること、
水が足りないと、葉がしおれるのでわかりやすいこと。
1番、感じ入ったのは、野菜は育てるまでに時間がかかるということです。
スーパーに行けば、いつでも野菜が並んでいますが
それらの野菜にも、数ヶ月がかけられているわけです。
いつでも食べられるということは、少しずつ時期をずらしたりしながら、
膨大な数の野菜が植え付けられ、育てられているということです。
「スーパーに行けば、あるのが普通」になっていますが、
スーパーに野菜がたどり着くまで、があるわけです。
野菜の値段について、マスコミなどで取り上げられることもありますが
これだけ時間をかけることを考えると、
本当に適切な価格とは幾らなのだろうとも思います。

ぼんやり生きていると、考えないでしまうこと
自分には関係ないと思ってしまうことが世の中には結構あります。
野菜、野菜を育てることは、そういう分野のことでした。
今回、ブロッコリーを育ててみて、
「できたら食べることができる」以外に、
野菜について知るとか
野菜の適正価格について考えるなどができました。

大人になると、自分が好む分野、
知っている分野だけを選ぶことができてしまうので
こういう体験が時には必要なように思います。

あ、夏野菜だけでなく、大葉も植えたいと思い浮かびました!
夏に向けて準備を始めましょう。

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